Masako wrote:
> 1.安い米が大量に入って来れば、日本の米価は下がる。

平均米価は下がりますが、品質を問わず、安けりゃ買うという層
はすでに日本では少なくなっているのでは?


> 2.米価が下がれば、競争力の無い農家は田地を手放すので、
>   競争力のある農家や株式会社に集約される。

「手放すので」とそれ以下に相関関係はありません。手放した土
地を買うのが「競争力のある農家や株式会社」とも限らないわけ
です。売る側が駐車場にした方が儲かると判断する場合もありま
すし。

だから、

>   すなわち一耕作者当たりの耕作面積が増える。 

とも限りませんね。


> 3.耕作面積が増えれば、機械化、農作業の効率化等が進み、米価が下がる。

と言ったって、人件費、燃料費、保管コスト、流通コスト等は相
変わらず高いわけで、よそから入ってくるたいしてうまくもない
米との価格競争に、それだけで勝てるわけでもないでしょう。む
ろん、保存、精米等の手間を大幅に簡略化してこちらも大してう
まくもない米で対抗するなら話は別ですが。結局総量的な質の低
下を招くだけでは? それより、日本の稲作農家は、高品質米を
少量生産して差別化する方へ行くでしょう。輸入米でそこまでの
クオリティーを出そうとすれば、生産、流通を一括管理しなけれ
ばならず、それはそれでコスト高を招きます。オーストラリアあ
たりが本気を出せばそこまでやるかもしれませんが。


> 4.耕作者が専業化すれば、小麦、大豆、その他の農産物も大量生産される。
>   米は今でも過剰生産なので、その他の農産物を作る余地があります。

稲作農家が片手間に小麦大豆を作ったからと言ってそれが「大量
生産」と言えるものかどうか。また、そうやって作った国内産小
麦大豆はすでに激しい国際価格競争に負けています。そこへ片手
間の「大量生産」ぐらいで挑んで行こうとするのは無茶でしょう。

> PS)私の一時帰国は終わるので、これ以上お答え出来ません。
>   中国圏では外国のニュースGへの投稿は禁止です。

だから、何なのでしょうか。

> > 萩原@グリフィス大学