WTO交渉でいつも問題になるのは日本の米です。
現在1kg当たり\341の関税が掛けられ、鎖国状態なのに
国民が怒らないのは、どうして?

1.日本の米価は国際価格の10倍
  農民は当然米作を優先する。
  政府は補助金を出して、現状維持を図っています。  
  
2.この結果、その他の農産物が犠牲になっています。
  例えば、自給率は大豆は3%、小麦は9%です。
  日本人が日常食べる豆腐やパンの原料は外国製なのです。

3.日本の食料自給率は40%
  この原因は日本の高い米価です。

4.政府の計画は現状維持。
  2010年度、食料自給率40%→45%。
  大豆3%→5%、小麦9%→12%

5.日本は食料植民地
  米国からの輸入が多いので、米国の植民地です。
  食料安保は出来ていない。EUとは大違い。

6.農家一戸当たりの耕地面積は欧州の1/10、米国の1/40。
  これでは競争力はありません。
  戦後の農地解放は今では逆効果になっています。
  農業従事者は今や1.8%ですが、この1.8%に
  98.2%が犠牲になっています。

7.対策は輸入の完全自由化
  オーストラリア米などは日本米と同じ味です。
  値段、味など特徴ある米を選択出来る様にすれば、
  米価は下がり、耕地集約が進み、自給率も上昇します。