河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <041009210255.M0180877@sma.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp>, kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp writes
>   世の中は多くの人の価値観の妥協で成り立っているよね。議論の帰結
> もそういうもんじゃないかと。

価値観ってのはあまり重要じゃなくて、重要なのは、共通の立脚点
を明確にすることです。論理学の進歩と同時に哲学の見直しも結構
あって、そんな感じになりました。まぁ、いろんな学派はあるんだ
けどさ。

>   それって無矛盾な公理系を構成しているかどうか、ということですか?
>   公理系が無矛盾かどうかは一般に決定不能ですよね。

「その理論の中からは」ですね。しかも「その理論が整数論を含む
なら」です。整数論までいかないで十分なことが多いので、その範
囲内なら、記号論的に無矛盾性を証明することは可能です。 また、
外部から証明して良いなら、それはそれでいろんな方法があります。
無矛盾を仮定するのもOk。

社会学的な議論なら、その理論は無矛盾性を証明できる理論で十分な
ことが多いんじゃないかな。

>   また無矛盾な公理系が複数あってそれらが互いに異る結論を導くこと
> もありますよね。
>              「正当性」を定義してみてくれます?              久野

それも別に特別なことってわけでもないんですよね。あっさり、「あ、
意見が違うのね」でも十分だし。

それでも議論に意味を持たせるためには、民主主義的手続きでもい
いんだけど、共通の決定手続きを持たせれば良いわけです。で、自
分の議論に自信がない奴ほど、それを拒否する傾向があります。良
くいるでしょ? 会議で決取るのを嫌がる人達... 

で、そういう人は、議論で折伏するのにこだわるんだよね。このあ
たりの論理の限界とかを理解していれば、「いろんな手法を順々に
試す」みたいな発想になるはずなんですけどねぇ。

In article <041009212049.M0180949@sma.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp>,kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp writes
>      それって同一人物みたいだ :-P :-P

そういう時は、
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とか見るものなんだけど。そういうお笑い投稿みたいですね...

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科