河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <c5bnpg$1o8m$1@usj.3web.ne.jp>, Shiro <h9shiro@tky2.3web.ne.jp> writes
> Shinji KONOさんの<3989594news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp>から
>  「米国産牛肉の輸入再開問題をめぐり、米民間業者の自主的な全頭検査が米
> 農務省によって否定された」事は、米国産牛の全頭検査をするとBSEに罹っ
> た牛がボロボロ出てくるのを米農務省が恐れているのだと思います。

ま、そういう恐れもあるんでしょうけど、前のイギリス程、ぼろぼ
ろ出て来るとは思えない。

>  全頭検査を非科学的とする論拠は何でしょう。
>  米農務省がそう言っているからですか。

まず、現在の検査の精度はそんなに高くなく見落としがあります。
それに検査してどうするの? いくつかは見付かるだろうけど... 日
本だって「見付かった」っていう記事がたまにでるだけじゃん。「
危険部位の除去」が効果的であることもわかっています。全頭検査
よりも、骨肉分の使用の禁止の徹底や、危険部位の除去の徹底でし
ょう。それを重視した交渉をするべきです。

外れな対策しているところが非科学的。

もともと、BSEの危険性は過大に宣伝されていると思う。利用され
ているだけでしょう。

>  検査費用は牛一頭当たり約三千円なので負担してもかまいません。

それは目に見えるコストだけの話でしょ? コスト意識がない、安全
性に関する科学的な認識がないから、森永や雪印の事件が忘れ去ら
れちゃうんじゃないの? 

> >結局、消費者の牛肉離れを引き起こして市場を縮小しているだけ。
>  国産やオーストラリア産の牛肉の売り上げが減っているのですか。

牛肉の消費量は減っています。

それを「国産やオーストラリア産の牛肉の売り上げ」が増えたよう
に言うのは、レトリックだね。そういう考え方をする人が多いのは
知っているが... 経済全体を縮小させる反社会的な考えだな。

>  国際的な基準が安心できる基準だという証拠は在るのでしょうか。

なにそれ。

僕は判断するのは消費者であるべきだって言っているんです。日本
の業者向けの基準と、国際的な基準、どっちを信用するかはその人
次第。それが競争ってものでしょう。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科