"Kiyohide Nomura" <knomura@maya.phys.kyushu-u.ac.jp> wrote in message
news:5foexvr2mo.fsf@maya.phys.kyushu-u.ac.jp...
> イラクでテロを行なっている組織としては
> 「サダム・フセイン支持者残党」
> 「イラク地元の反アメリカ勢力」
> 「アルカイダなど外部の反アメリカ勢力」
> と複数考えられますが、当面は外国勢力排除で互いに一致しています。

  本当に外国勢力ちゅうか「非イスラム勢力の進駐」を
  やめさせたいのなら、テロよりシーア派等を中心と
  する挙国体制の確立をもって、アメリカにさっさと
  おひきとりいただくというシナリオの方が現実的な
  わけです。混乱が続けば続くほど、アメリカ軍は
  居座りつづけるわけですから、彼らの目的は

> クに外国勢力がテロの目標となり易い状況でいつまでも駐留してくれることこ
> そ好都合になります。

  つまり、ひくにひけない状態で、テロの標的としてアメリカ軍を
  イラクに張付けておくのが目的でしょう。満塁策みたいなもんか?
  治安回復が遅れる事で、アメリカ軍は引き返せない。
  格好の標的です。さらに、治安が悪いからテロもやりやすい。
  だからこそ治安回復に協力する者もテロの標的とすることで、
  治安の回復を遅らせようというわけです。一石二鳥狙い。
#  次は「銃ではなく愛を持って接すれば攻撃されないはずだ」
#  なんてアマアマのNGOとかが標的になるんじゃないかな?
#  まあ、豚大西んとことか、自分達は安全なところに身をおいて、
#  他人の金を流し込んで原住民使っていろいろやらせて、上前
#  はねているだけだから、大丈夫だろうけどね。

> 上記の分析正しければ、アメリカなり国連側としても対処方法もあるんではな
> いでしょうか?
> つまり、イラクからのアメリカ軍の撤退と、イラク国民側への権限の委譲のタ
> イムテーブルを示すことで、
> 「サダム・フセイン支持者残党」
> 「イラク地元の反アメリカ勢力」
> を撤退後の政治目標へと目を向かわせ、
> 「アルカイダなど外部の反アメリカ勢力」
> との連携を分離するというシナリオです。

  先のフォローにも書きましたが、現時点でテロの主体は
  アルカイダ等のテロだけが目的の集団でしょう。
 「サダム・フセイン支持者残党」「イラク地元の反アメリカ勢力」
  が含まれていたとしても、ほとんど発言権を持たないか利用され
  ているだけ程度の存在でしかないと思います。
  ある意味、破壊そのものが目的(破壊活動によってのみ、組織が
  維持される、白蟻みたいな連中)の集団ともいえるわけで、なん
  らかの譲歩を示しても、それを受け入れるとも思えません(白蟻に
  蜜を与えて「家を喰うのをやめてくれ」っていってもねえ。蜜舐めた
  上に、家も喰い尽くすでしょうね)。

> でも、いずれにしろイラクに親アメリカ政権うち建てる野心は捨てなくてはな
> らないから、ブッシュ政権交替後でしょうね。

   政権交代しても、状況は好転しないでしょう。
   白蟻を持ち込んでしまったのがブッシュとして、ブッシュが
   家を放棄しても、白蟻は家からは消えないでしょう。