佐々木将人@函館 です。

>From:"Tol Sakaki" <ganesha@mb.kcom.ne.jp>
>Date:2003/10/27 00:38:17 JST
>Message-ID:<XTRmb.4$_P2.2@news5.dion.ne.jp>
>
>ただ、訴訟マニア(とおぼしき人)に対してその一般論が通用しないことは
>これまでの経緯でかなり明白になっているのではないかと私は考えています。

訴訟マニアってどんな人ですか?
楽しみで裁判を起こす人のこと?

この認識には2つの点で問題があると思います。

第1に訴訟マニアに例えば私が主張する一般論が通用しない例というのは
はたしてどのくらいあったでしょうか?
全部?ほとんど全部?
……しかしおそらくはその計数は間違っています。
  一般論が通用する訴訟マニアを
  訴訟マニアにカウントしないという選別が無意識に行われています。
実のところ多くの人にとって訴訟マニアの定義の中に
何らかのネガティブなイメージがあると思いますし
ネガティブなイメージの中には一般論が通用しないもあるはずです。
一般論が通用しないことも訴訟マニアであるかどうかの判断に含めているはずで
その判断の結果訴訟マニアと判断した者に一般論が通用しない確率は
ほぼ100%でなければかえっておかしいことになります。

第2に訴訟マニアはなぜネガティブにとらえられなければ
ならないのでしょうか?
負けるはずの訴訟を提起するから?
でも1回くらいでは訴訟マニアとは言いませんな。たぶん。
(言うとすればそういうことを言う人の方がたぶん偏っています。)
何回も起こすから?
たいていの弁護士は負けるはずの訴訟を何回も起こしています。
弁護士を普通訴訟マニアと言わないでしょう。
(言うとすればそういうことを言う人の方がたぶん偏っています。
 ……もっとも変わった弁護士もいるからケースバイケースではあるが。)
弁護士は職業としてやっているから違うんだ?
……普通の人だって経済的利益を目的に訴訟するもんでしょう。多くは。
経済的利益のための訴訟が許されて
訴訟マニアと呼ばれることがなく
経済的利益を度外視して
おかしいと思ったことにおかしいと言うために訴訟をして
訴訟マニアと呼ばれるのだとすれば
それは変な話です。

ちなみに相手に嫌がらせをするためだけに訴訟を乱発する人は
訴訟マニアと呼んでいいのかもしれませんが……。
この意味での訴訟マニアはそういません。
私の経験則で言うなら宝くじで100万円当たる方が
そういう人に訴訟を起こされる確率より高いと思います。
(そういう人が自分の直接の友人にいる確率と比較しても
 まだ宝くじ100万円の方が確率高いかもしれない。)

とはいえ

>楽しみで裁判をおこす人の投稿とそれに知恵を授けるが如き投稿に対しては
>ほとんどおもしろさを覚えません。

それはそれでよろしいのではないでしょうか。
人のおもしろさの基準は千差万別ですから。

たとえばある訴訟の訴額がいくらで手数料がいくらになるとか
その計算は間違っているとかいう話が
万人に受けるとは私は思っていません。
さらにある主張の中の法律論の誤りを指摘することが
興味のない人にはできない話だし興味がない以上しない話であることも
私は否定しません。
ただfj.soc.lawなら法律的に攻めてほしいなあとは思います。

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cal@nn.iij4u.or.jp  佐々木将人
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まさと  「それ青いブレザーでキュンキュンさせながら言わないと……。」