Re: 危険な防犯システムの正当防衛の成立の成否
佐々木将人@函館 です。
>From:SUZUKI Wataru <omegafactor@anet.ne.jp>
>Date:2003/08/08 00:12:15 JST
>Message-ID:<3f32534a.5245%omegafactor@anet.ne.jp>
>
>>……ながしまさんは上記投稿で過失致死罪としているけど
>
>青林書院「大コンメンタール刑法 第2巻」初版P375には、
>盗難予防のための電撃装置による死傷事故について、重過失致死傷罪の成立を
>認めた事例がある(札幌高判昭和34・3・31下集1巻3号602頁)。
>とあり。
>
>……但し、どういう状況で作動したのかは不明ですが、状況次第で重過失致死
>傷罪もあり得るという話。
まあ事案見ないとわかりませんな。
>>>(2) 相当性の判断基準とされる武器対等の原則から均衡に失する。
>>
>>こっちの要件で不成立だと思うんですよ。
>
>……と言うか、そもそも「武器対等の原則」って生命身体に対する侵害行為に
>対して相手の生命身体を加害する場合の話で、財産犯に対して「武器」云々は
>違うんじゃないの?って気がしますけど。
この点だけど
>前掲書で挙げている例としては、単なる財産犯に対する身体的加害は相当性を
>否定する傾向があります。
ということを
上記の説明の延長線上にとらえるのはまずいのかい?
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cal@nn.iij4u.or.jp 佐々木将人
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ルフィミア「私のアンソロ本を書くって本当?」
まさと 「それ、微妙に間違っている……。」
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