久野です。

DSS@mbj.nifty.comさん:
> プログラミング的には何も教わることはなかったというか,コーディ
> ング的なものはなにも必要なかったです.

  そういう人はそれでいいんでしょうね。

  ところで私は言語屋ですから、言語の設計とか機能の直交性とか文法
記述とか言語処理系とかそういうことが(個人の趣味的には)学んで欲し
いところですが、そういうことは興味なかったですか。

> (大学でプログラミングを学ぼうという気はさらさらなかった)

  プログラミングそのものは大学で教育目標とすることではないのかも。
だって自学自習でも専門学校でもありますもんね。

> 問題解決のためにどういった手法をとればいいか,どういった情報が
> あればよいのか,どのような情報を集める必要があり,その「必要だ」
> ということをどうやって認識するかってことが知りたかったです.

  それってソフトウェア工学の上流部分とかそういう感じですね。その
ような講義は行かれた大学にはなかったですか。

  それで私はね、多くの学生さんはプログラミングを自学自習するとこ
ろまでの動機なしに情報専門学科に入ってくると思うのですよね。とす
ると、そういう人にとりあえずプログラミングの面白さを知ってもらっ
て、その後ソフトウェア工学的に行くとか言語っぽく行くとかいろいろ
関心ある方面に分かれていけばと思うんですよね。だから言語を使って
面白くプログラミングできるようにするというのは基本だと思うのね。

  でも学生さんはそういうことは要らん、プログラミングはできるだけ
したくない、と思っているのかも知れない。とすると、情報専門学科で
「学生の要望に応えて」やってるとどうにもならないことに…

      ま、現在自分がいるのはそういう学科じゃないけど        久野