月曜日に左腰部疼痛で整形外科通院し、異常無しで様子見になりましたけど、その時に診察を受けなかった「ミミズ腫れ」様の症状が、1週間を経ずして悪化しています。水胞を伴う発疹状になり、範囲も微妙に拡がりました。全身ではないし発熱もないので、麻疹や風疹のような危険な疾患ではないと思うんですけど。
ということで、再び午前半休して通院してきました。今回は総合内科。本当なら皮膚科なんでしょうけど、今日は皮膚科は休診なのですね。受付でも発疹と言った途端に麻疹を疑われましたが、熱が無いことを確認してからは普通に内科診察に廻されました。
で、診察結果は……一目見ただけで「帯状疱疹」。あ、なるほど。これは10年以上前に父が罹患したことがあるので、素人程度には知識があります。水痘ウイルスの再活性化ですね。30年以上経って帰ってきやがりましたな。
抗ウイルス薬(ロキソニンと併用OK)を大量に処方されてお終いです。経過観察のため、来週また受診することになりましたが、そんなに気にすることもないでしょう。……むしろ、この薬の副作用で、意識が低下することがあるらしい、というのが不安なのですが……だって今夜からロングライドするんだよ!?
なお、午後はもともと半休の予定でしたので、結果として全休になります。消防設備点検が来ますのでね(まだ来てない)。
消防設備点検が終わってから3時間ほど仮眠をとり、夜に起き出して炭水化物の多い食事。これはBRM216鴨川200と同じパターンですが、5時間ほど前倒しになっています。なので出発も21時過ぎです。
しかもサイドバッグ付きです。距離が長い上に1泊、その代わりブルベではないので現地での速度は遅い(筈)、となれば、バッグも良いでしょう。ランドナーのアピールになりますし。
序盤、つまり船橋までは、先月とほぼ同じ経路です。後楽園付近でのミスコースを修正したことと、西船橋で朝食を摂らないため(←夜半前だから)南口ではなく北口を通ったこと、くらいが違いです。朝食ではないけど、最初の休憩は船橋で摂りました。それがちょうど夜半。
ほんの僅かながらBRM216のコースと交叉したり一致したりしつつ、千葉を通過します。第2の休憩地は木更津。この付近は想定外に寒く、レッグウォーマを穿かなかったことはともかく懐炉はもっと増設するべきだったのではないかと後悔しました。しかしコンビニで、イートインコーナーは無かったけど、充分に休憩することで体温も回復し、山を越えて上総湊へ向かう間に、寒さ問題も解消されました。
上総湊から先は房総丘陵が海まで迫る難所。10年前に通った時のように、旧道を走ると色々と面白いところなのですが、今回は夜ですので照明が少ない旧道は辛いですし、交通量が少ないので現道に多々残る未改良隧道も気になりませんから、ひたすら現道を走ります。なので行き着くところは、
安房国の関門・明鐘(みょうがね)隧道に、水原明鐘(あかね)を連れて来るという、毎度のネタなのでした。流石に旧明鐘隧道には行きませんでしたけど(←オブローダー案件)、「住人」の方どうしてらっしゃるかな。
明鐘、潮噴、元名第一、元名第二と隧道を抜けると、保田の街に着きます。ホタと言えば天使蛍、というネタも9年前から引き続きです。これのために蛍が中心に描かれている公式グッズや同人誌を探してみたんですが、あまり手元に無くて愕然としました。
第3の休憩地点は保田にするつもりでしたが、コンビニがあまり無いですね……。保田漁港には「ばんや」さんとか食事どころが色々とありますけど、まだ6時前ですのでどこも空いていません。結局、保田の次の安房勝山駅まで行ってから休憩することになりました(コンビニの裏が駅)。ここで夜明けです。
勝山の次の岩井駅から、更に2つ先の那古船形駅まで、明鐘岬と同様に房総丘陵が張り出している南無谷崎になります。これをまともに通ると結構な遠回りになるので(富津岬ほどではないですけど)、峠越えで直行するコースを計画していました。時間にも余裕がありますしね。木ノ根峠そのものは車道化されていませんので、荷物が無ければともかく今回は避けて、隧道で抜ける林道を通ることにしました。
12%くらいの上り坂でしたけど、距離はせいぜい700〜800mといったところです。隧道自体も上り片勾配で200mほど。その後は5kmくらい下り続けます。南へ行くにせよ北へ行くにせよ、通るのに便利な道だと理解しました。抜け道に使っている自動車がそこそこいそうですけどね。
那古はもう館山市街地の一部ですので、風景が急激に海岸観光地っぽくなります。海岸道路は幅員が広くて通りやすいです。旧市街地の道路は狭いですけどね。
7時半を前にして館山駅到着。3時間・3時間・3時間・3時間と想定していたので、1時間半ほど早いです。B.B.BASEの両国駅発車より前に到着してしまいました(^^;;;
さて、一休みしたら朝食に行きましょうかね。
駅前道路のすぐ先にあるパン屋「館山中村屋」さん。早朝から営業していて、店内で食べられる場所ということで、事前にチェックしてありました。ついでに薬も飲めます(ホットゆずで飲むのは良いのか?)。
そもそも何で館山に来たかと言うと、アニメ「ろんぐらいだぁす!」×B.B.BASE コラボ企画 原作者・三宅大志先生、声優・東城咲耶子さんと行く! BOSO LONG RIDEというイベントがあるからです。JR東日本千葉支社のジョイフルトレイン「BOSO BICYCLE BASE」(B.B.BASE)を往復利用して、現地での観光ライドを楽しむ……というものなのですが、B.B.BASEは前・後輪の泥除け、後輪を囲うスタンド、ブロックパターンのタイヤ、3つ以上のタイヤを装着した自転車は搭載できませんという条件があるため、ホ○○○は乗れないのです……後輪の泥除けは半分外せるけど、前輪の泥除けを外すのは大事になってしまいます(過去一度も外したこと無い)。
しかしこのイベントは「ろんぐらいだぁす!」なのですから、みんなが輪行で集合する現地に自走で行くメンバーの一人や二人、居て当然ですよね!? だからこその紗希さんリスペクト、100均で買った白いハンカチを使って紗希さんっぽいリボンを捏造して来たんですし!
普通に輪行してくる方もちらほら見掛けましたが、参加者ではないのか走って行かれてしまいました。逆に外からやって来る方々はスタッフ。話コしたり撮影したりしながら暫く待ちます。ここ来るまでの経路を話した方、木ノ根峠越えの道を御存知なかったようで、興味を持たれたようです。あそこを組み込んだコースが作られるようになるかな?
館山駅は、駅舎が面する単式1面と島式1面の計2面3線で構成されています。駅舎の北側にあるフェンスに扉が設けられていて、ホームから直接出入りできるようになっており、これこそが「B.B.BASE GATE」になっています。なるほどここを使うのですね。
B.B.BASE到着時刻の10分以上前から、ホームに駅員さんが集合して、出迎えの用意をしていました。千葉支社、随分と力を入れているようですね……。
09:55、B.B.BASE内房が館山駅に到着しました。自転車をラックから外すのに手間取るのか、開扉から乗客が出て来るまでにかなりの間がありましたけど(元々停車時間はとても長い)、やがて続々と人(と自転車)が降りて来ます。本イベントの参加者は私を含めて21名ということですが、他のイベントも企画されているのか、まったくの個人もいるのか、40人くらい降りて来たような気がします。
スタッフ用ラックとは別に参加者用ラックが用意されていて、そちらに皆さん自転車を置かれました。そして改めてホーム上で開会式が行われます。……ホーム上で!? あ、あの、私、自走できているからチケット持ってないんですけど、いいんですか!?
といったところで、改めて内房ひつじさんコース1日目、始まります。まずはチーム分け。走力別に4チームになるということで、Aチームは特攻野郎巡行28km/h、Bチームは25km/h、C・Dチームは22km/hが目安とされました。私は……既に150km走って脚が売り切れているので(実は左股関節と左アキレス腱が痛い)、無謀なことは考えずにCチームに入りました。各チームにスタッフが2名ほど入り、三宅先生・いしこうさん・東城さんは随時チームを入れ替わる、ということになりました。
で、こういうイベントでは当然ながら、あまり写真は撮れないのです。
最初に立ち寄るのは、館山駅からせいぜい2kmしか離れていない、木村ピーナッツ直売店。ここでピーナッツソフトクリームを食べるのですが、距離の短さに加えて他の観光客も多いことから行列になっており、A・Bチームともあっさり合流してしまいました。何しろ大型観光バスまで入って来ましたので(危うく自転車が轢き潰されるところだった)、実に蝉っぽいことに。
次の停車地点は安房白浜トンネル前なのですが、こちらは先程の区間とは逆にとても長く、10kmほど走ります。東進から南進へと方向転換すると安房グリーンロード。それなりの上り坂が続きます。
Cチームには、東城さんのイベントへ頻繁に参加しているという中学生・Yさんがいらっしゃいまして、かなり余裕で走っているらしく、ガイドの方が張り合っておられました。で、チームを抜けて先へ行って良いと言われた途端……ぶっちぎられました。Bチームをさくっと抜いていったよ!? これは、私程度では全力疾走しても絶対に追いつけないレベルです。三宅先生といしこうさんが真・ろんぐらいだぁすなら、ここにリアル・ぱあしゅうたぁずが居ましたわ。
どのみち、安房白浜トンネル北口の駐車場で一旦全員が集合するので、ちぎられても追いつくんですけどね。左脚に痙攣の兆候が出たため、持ってきていた芍薬甘草湯(ゼリータイプ)を1本使います。これもBRM216に合わせて用意していたものなのですが、今回初めて使いました。効果は絶大で、この後まったく脚が気にならなくなりました……股関節とアキレス腱の痛みには効きませんけどね。
トンネルを抜けると房総半島最南端・白浜。野島埼灯台のすぐ近くにあるホテル・白浜オーシャンリゾートで昼食です。シーフードカレーなのですが、早く着かないと冷めてしまう……冷めてました。栄螺の壷焼きも冷たかったのですが、これは後から火を着けるものだったようで。そのまま食べちゃったよ。
ここで全員、東城さんとインスタントカメラでツーショット写真を撮らせていただいていました。一応、私も1枚。えーっと、行き場がないので、きりたん電話ケースのポケットに入れておきましょう。
次は安房国一宮、安房神社。曲がる交叉点を通り過ぎてしまい、交通量の多い道なものだから戻るのが大変だったりしました。ともあれ祈願を、今年も無事に旅できますように。
ここから、Cチームに三宅先生が合流されました。三宅先生の愛車はマキノ製小径車。「ろ!」6.5巻のCOMIC ZIN付録冊子に描かれた、「特注しすぎてMK01より高価になったミニベロフレーム」です。小冊子だと亜美ちゃんが代理キャラだし、紗希さん(いしこうさん)に連れ回されて泣き言を言っているイメージが付いてしまっているんですけど、実際にはこの小径車でガンガン走られます。やっぱり付いて行くだけで精一杯でした。
また、2kmちょっとで次の中継点・館山ファミリーパークに到着です。とても広い敷地の施設ですし、どうせ寄るなら色々と観光したいところですけど、入口入ってすぐのサンドアート「ファミパ城」前で集合写真を撮るだけで終わってしまいました。まあ、ロングライドが主目的と考えれば、これも良いんじゃない?
集合写真は、東城さんのツイートを御参照。
つよい人も、長距離走るのはじめて!って人もいたり、三宅先生といしこう編集は豪脚だけど、私はゆるポタしたい〜だったり、いろんな人がいろんな走り方できるすてきなライドでした〜(´ω`)どのグループも面白かった!ありがとう〜!#ろんぐらいだぁす #ろんぐらいだぁすとーりーず #BBBASE pic.twitter.com/l0vKW7EG4m
— 東城咲耶子3/17のリトアモイベで同人誌頒布するよ (@saya_paca) 2019年3月2日
ここからは三宅先生に代わり、東城さんがCチームに参加されました。東城さんの愛車はマキノのフルオーダー車、アルパカ号。坂が好きだの何だのと聞いていた通り、東城さんも相当な走りをされます。……Cチームは巡行22km/hの筈だよね?
ファミパ前後の海岸区間は、歩道に花壇が長く設置され、菜の花がずらりと並んでいました……が、菜の花と言えば吹上堤や大潟村菜の花ロードの印象が強いもので、ただ長いだけではなく幅もある方が良いなあと思ってしまいました。むしろここの場合、海岸線であるため飛砂があるようで、防砂林が薄いところでは道路に砂丘が迫る光景が見られました。そんなところは足元も注意です。
次は房総半島の西端、洲埼灯台。手前にある上り坂で東城さんを千切ってしまいましたorz そのせいもあってか、私も東城さんから「つよい人」って呼ばれたり……。
先端ということは、外房と内房の境界なので、振り向くだけで両方の海を見ることができます。内房側は、明鐘岬から北条海岸まで見渡すことができます(最初、木更津あたりまで見えるかと思ってしまったけど、よく考えれば木更津は富津岬の反対側だから見える筈がない)。
道路の菜の花は撮影できなかったから、灯台周辺の花を撮影。
内房に戻って来たということで、1日目の旅もそろそろ終わりなのですけど、ここに来てガイドの方がYさんを煽って、上り坂になる度にスプリントするという状態になり、チーム全員がそれに付き合わされました。勿論私も、名指しで「重いとか言ってんじゃないぞ」とか容赦なく急き立てられまして。ええ、負けていられませんわ。なんか巡行30km/hになった気がするけど、意地でも喰らいついて行きますよ。
最後に立ち寄ったのは城山公園。戦国時代から江戸時代初期の館山城の城址公園です。目立っている天守はあからさまに模擬天守ですけどね。ミッションは、ここの茶屋で団子を食べる……しかしこれまた行列な上、もともと注文を受けてから商品を用意するシステムだったようで、列がまるで進みませんでした。ずんだ団子があったからそれを注文したかったけど、もう無理と判断して注文前に列を離れました。
時間がない、というのは、復路B.B.BASEの発車時刻が近付いているということです。日帰りコースの帰らないといけませんからね。私は宿泊コースですから、遅れても問題ないんですけど、B.B.BASEの見送りはしたいですから、ちゃんと付いて行きます。流石にここからはチーム分け関係なくなりました。
無事にB.B.BASEの入線前に館山駅へ到着できました。すぐ入って来た車両へ、日帰り参加者(および若干のイベント外乗客)が順次乗り込んで行きます。車両の写真を撮っていたら、東城さんがポーズを取って下さいました。
車内も確認。クロスシートの裏に設置されたラックへ自転車を縦に搭載する、というのはB.B.BASEの車両紹介にもありましたから知っていましたけど、実際に間近で見ないと判らないこともありますからね。うーん、この位置でタイヤを保持するということは、確かに泥除けが付いていると搭載できませんね……。
B,B,BASE、定刻通り出発して行きました。日帰りの方々(三宅先生といしこうさんを含む)、お疲れ様でしたー。写っている通り、東城さんは宿泊されます。
宿泊参加者は洲崎方面へ戻って、宿泊地であるファミリーオ館山へ行きます。
ここ、JR系列のホテルみたいですね。
自転車はどうするのか、と言えば、1室を自転車専用に借りてあるのだとか。ホ○○○もここに入りますね。風呂トイレの扉を塞ぐ位置になりましたけど、人間は居ない部屋だから大丈夫でしょ。両サイドバッグと、充電のためサイコン・燈火だけ外します。
入浴と食事の後、明日のコース計画、観光計画などの説明がありました。東城さん曰く「体育館で集会」。スリッパに気付かず素足で参加したのとか、そんな感じでしたねorz
更にその後、どこぞの客室に有志が集まって歓談していたそうなんですけど、ここで私は体力の限界につき、早々に寝させて戴きました。明日は更に体力を使うことが目に見えていますからね……。
ゆっくり眠って、早めに起床。
残念なお知らせですが、既に雨ですorz #ろんぐらいだぁす #ろんぐらいだぁすとーりーず
— 水野夢絵 (@mizuno_mwe) 2019年3月2日
昼から雨とか、予報は前から出ていたんだけど、蓋を開けてみれば「朝から雨」でしたorz 仕方ありません、そのために色々対策してきているんですし。
朝食の後、準備を整えて(自転車部屋の扉がなかなか開放されず、バッグ装着に時間がかかる身としては焦った)、ブリーフィングに入ります。DNSする方が2名ほどいらっしゃいました。東城さんは途中から参加されるそうです。今日は3チームで、「光害2号」さん(ヘッドライト2燈・ヘルメットライト3燈装着の方)が私と同じくBチームになりました。
私の雨対策は、サイドバッグには防水スプレーを全面に噴いた上で内側は45Lのビニル袋、身体はGOA-TEXのレインウェア上下、リュックサックにレインカバー、そして100均の靴用使い捨てレインカバーを両足と両手に装着します。場合によっては途中で交換する可能性もあるのでもともと大量に持っていましたから、他の方にもお譲りしようとしたら、まさかの東城さんが希望されました。まあ、結合靴だと穴を開けないといけないので、使い辛いですからね(東城さんはフラットペダル)。
そして3チーム順次出発しますが、やっぱり雨だといつも以上に写真を撮るのが難しくなりますね。不覚にもカメラバッグの防水策が無いことが判明し(せめてスプレー噴いておくんだった)、水没まではしませんでしたが曇りまくり。そして手に装着したレインカバーのせいで、スイッチ類の操作も上手くいきませんし。
最初の休憩地点は内陸部のコンビニだったんですけど(この先しばらく休憩点が無いとかで)、そこではまったく撮影していませんでした。ついでに、私は店に入ることもしていません。手袋を外したくなくてですね……。
次の休憩地点は、外房側の海岸近くまで行って、道の駅ローズマリー公園。手前で内房線を跨線橋で渡るのですが、丁度館山-和田浦間を走行中のB.B.BASEと遭遇しました。撮影したかったなー。
道の駅の敷地に近付いて、気付きました……ここ、9年前に来た記憶がありますわ。さっきの跨線橋は、当時まだ未開通だったんですね。ああ、今日があの時の天候だったら。
ここのインフォメーションセンターらしいところで休憩、ですが、自転車を雨晒しにしないといけないのが辛いです。サイドバッグはともかく、フロントバッグ天面が浸水してきているし(縫目からどうしても水が入る)……。
気温も低い中、ソフトクリームを食べている人が出現したため、私ともう一人(ノブさん、レポート参照)も売り場を探しに出掛けて、首尾良く購入してきました。やはり道の駅で御当地ソフトクリームの類は欠かせませんね。岩城のプラムソフトに匹敵するものにも出会いたいです。
次は和田浦駅近くにある鯨料理店「ぴ〜まん」。ここで昼食になります。やっぱり自転車は雨晒し……。
それと、濡れたレインウェアやリュックサックを和室へ持ち込むことはできないので、玄関先で脱いで行くのですが、ハンガーなどが足りないため、足元へ置くことになりました。「万全の装備」がこういう時は邪魔になります。リュックサックを土間に下向きに置いて、レインカバーの上にレインウェア(上)を重ね、更にその上にレインカバー付き手袋を重ね、行き場のないレインウェア(下)は郵便受けの上に載せ。
和田浦は捕鯨基地ということで、鯨づくしの昼食になりました。今まで鯨と言えば、赤身の刺身とコロ鍋くらいしか食べたことが無かったもので、鯨カツは面白い味わいでした。これ、普通に買うとどのくらいになるんだろう?
道の駅から走行参加された東城さんから、私のレインカバーが役に立っていると褒められた上、足濡れに悩んでいたらしいYさんにも勧めて下さいました。Yさんは結合靴なので、靴の中(靴下防御)で使われるようです。
晴れていればもっと先、江見か太海の方まで行ってから、内陸部を通って戻るコースになっていたのですが、雨のためもあって時間がかかっているため、短縮することになりました。往路と一部重複するコースを通りながら、内陸部へ向かいます。
次は古民家カフェ&ギャラリー 凛Rin。大正・昭和レトロなグッズが多数展示されており、しかも自由に使える、というコンセプトらしいのですけど、展示品を楽しむにはちょっと人数が多かったような。他のお客様が別室を使っていらしたりしましたしね。
ここで暖を取り、軽食を楽しみつつ、三宅先生宛と東城さん宛の寄書きを作ることになりました。当イベントの感想や、「ろ!」連載再開についてなど。私としては、C2Cの続きが読めることが嬉しいです。
ぴ〜まん→凛の区間は雨が弱まっていたのですが、凛を出てからはまた雨・風ともに強まってしまいました。露出しているのは顔面だけなのですが、相当に冷えます。僅かに4kmほどで道の駅三芳村 鄙の里に到着します。ここの足湯が目的ですが……露天の入浴施設って、寒い時に入ると出られなくなりますよね……(cf. 「Φなるあぷろーち」アニメ版第5話)。
まあスタッフによって乾いたタオルがちゃんと準備されていましたが。でも靴とか脱いだ後でまた履くのが大変だなーと思うと、入る気にはなれず、私は遠慮させていただきました。Yさんのシューズカバーが吹き飛ぶというアクシデントもありましたし(代わりをお渡ししました)。
でもここで、思い付いてしまいました。どうせカバーを外さないなら、カバーしたままで入浴できないか、と。靴を履いたまま足を入れる、のはほぼ無意味でしょうが、手袋をしたまま手を入れる、のはどうか? → 熱が伝わって来るまでかなり時間がかかりましたけど、ちゃんと温まることができました。これは面白い試み。もっと高温のお湯だったらなお良かったでしょうけど、イレギュラーな入浴方法ですからこれで充分です。
凛で事前にメニューを回覧されていたハンバーガー屋さんが隣接していて、数名の方が買って食べていらしてました。屋外でしか食べられないという話でしたけど、屋内レストランの席も使わせてもらえました。これまた私は、手袋を外すのが億劫で注文しなかったのですが、寒いのがどうにも辛いので、結局手袋を外した上で、ホットミルクを注文しました。これも周辺に波及して、同様に注文する方が数名出現しましたね。
残り区間も短いということで、昨日から散々話題にされていた「光害2号」さんに、フル点燈してもらうイベントが勃発しました。私、光害1号の実物を見たことがあるんですけど、数こそ少なくとも正面から見るとやはり猛烈ですね……。写真じゃ白飛びしていて判りませんが、ヘルメットライトも3本点燈しています。
1日目より少し早いくらいの時刻に、館山駅へ到着しました。これで2日目も終わりです。……終わったところで雨が止みましたよ!?
本来のコースだと、この経路地図もどのくらい広い範囲を描くことになったんでしょうね。
で、ここで、昨日から気になっていた「私は入場して良いのか問題」解消のため、こっそり駅舎へ行き、昨日の分と合わせて入場券を2枚買いました(3枚買うべきだった)。……館山駅の券売機は入場券を購入できず(何故!?)、窓口では前のお客さんに何か問題があったらしく駅員さんが長時間離席されてしまったため、購入まで20分近くかかって、B.B.BASEの入線に間に合いませんでした……。
普通に改札を通り、エスカレータを降りて、1番ホームに降り立ちます(ちなみに出るときは改札を潜りませんでしたので切符は手元残し)。何があったか知りませんが、制帽を借りて駅員に扮した東城さんの撮影会になっていました……。
昨日の開会式時に、ブルベカードを模した「サイクリングカード」なるものが配布されておりまして(紙質の違いから折り辛い)、完走する度に「ろ!」SDキャラクターシール、あるいはB.B.BASEシールを1枚もらえるということになっていました。つまり昨日と今日で2枚貼ることができ、6月の外房おおかみさんコースにも参加すれば都合4枚貼ることができます。……貼布欄は8箇所あるんですけど? シール自体10種類ありますよね? こ、コンプリートできるのか……?
なお、私は1日目にB.B.BASEシールを、2日目に恵美ちゃんシールを貰いました。B.B.BASEシールを選んだのは私だけだったようで、JRスタッフの方が喜んでいました。だってB.B.BASE乗ってないから……。
何だかB.B.BASE前でジャンプする東城さんの撮影会になったので、東城さんを撮影する参加者を撮影する参加者になってみたい……んですけどタイミングが悪かったorz シャッタースピードに加えて感度も変えるとなると、時間がかかるんですよねえ。
いよいよB.B.BASE発車です。参加者は車内から、スタッフはホームから、手を振り合って……あれ? 私はどちらの立場に立てば良いんでしょう? マジで混乱しました。えー、見送れば良いの、感謝すれば良いの?
スタッフの方々ともお別れして、帰りの準備をします。今は雨が止んでいるとは言っても、自走で帰るのは危険です。絶対に途中で降られるし、往路ほどスピード出ないから到着がとても遅くなるし、まだ交通量の多い時間帯に南無谷崎や明鐘岬を通ることになるし。
ですので館山駅の階段前まで移動し、ここで輪行作業に入ります。時間がありますので、今回は途中経過を逐一撮影してみました。
(17:21) まず初期状態。ヘルメットや手袋を変なところに置いていますが気にしないで下さいね。
(17:30) 何はともかくサイドバッグを外さないと始まりません。輪行袋もバッグの中ですし。ここでバッグが濡れていることから、枠に固定している紐がなかなか解けないという大変な手間を生んでしまいました。
(17:43) 小物を外していきます。リアキャリア、後泥除けの半分、ワイヤー錠、ボトルケージ、ペダル、フロントバッグ。この中で一番外し辛いのは、リアキャリアのうちカンチレバーブレーキ台座に固定しているビス2本です。レンチの可動域が極端に狭くて。
(17:44) フロントキャリアには、自作の底敷をケーブルタイ4本で留めていますので、ニッパで切って外します。前のフロントバッグの底が重力で歪んだ経験から、対策として作ったものです。
(17:48) サドルを外すかどうかは人によって違うと思いますが、私は外します。後でフレームをひっくり返すので、皮サドルに負荷がかかってしまいますから。
(17:48) 前後のカンチレバーブレーキからワイヤを外します。
(17:50) ブレーキレバーからもワイヤを外します。もしかしたら外さなくてもいけるのかもしれませんが、作業中の取り回しが相当面倒になりそうな気がします。
(17:52) ハンドルバーに靴下を被せます。チェーンリングと接触することによる油汚れ対策として、靴下に行き着きました。
(17:53) ハンドルバーを外します。そして残ったヘッド小物こそ、ランドナー輪行の特徴を生み出すもの。
(17:56) ヘッド小物を全部外すと、フロントフォークをフレームから抜くことができます。抜いた後でヘッド小物は再度フォークに取り付けておきます。
(17:57) フレームをひっくり返します。
(17:57) 後輪を外し、チェーンはフレームのハンガーに引っかけます。
(18:03) ハンドルバーをダウンチューブに掛けた上で、フロントフォークと後輪でフレームを挟み、輪行袋附属の紐3本で固定します。この固定位置が重要で、間違った位置で重ねると袋に入り切らなくなったりします。
(18:07) 輪行袋に塊を入れて、ちゃんと収まるか確認のためにファスナーを仮締めします。
(18:12) 輪行袋を入れていた袋(靴下と軍手も入っていた)に、サドルと軍手、更にライト類を入れます。
(18:13) サドルを入れた袋、後泥除けの半分、リアキャリア、フロントバッグ底敷、ワイヤー錠、ボトルケージなどの小物を隙間に詰めていきます。ペダルは専用の内ポケットがあるのでそこに入れます。
(18:16) ファスナーを閉じ、袋に一体化しているベルト2本で縛って、更に肩掛けベルトを取り付けます。これで自転車本体の作業は終わりです。
(18:21) フロントバッグとサイドバッグにも肩掛けベルトを取り付けることと、汚れた手をアルコールティッシュで拭くこと、ここまでやって輪行作業が終了します。
所要時間、丁度1時間……今回は条件が悪いですからね。天候が良くてリアキャリアも無しだと、最短記録は24分です。これがあるから「峠や狭隘トンネルを避けるために1駅だけ輪行」みたいなことができないんだよなあ。
輪行袋、サイドバッグ×2、フロントバッグと抱えて移動するのは大変です。重いのもだけど、嵩張ってずれるのがね……。更に、駅弁屋さんもお土産屋さんも閉店しているという問題が。お土産品は改札脇のNewDaysで買えたから亊無きを得ましたが、夕食はちょっと侘びしくなりました。
10年前と違って館山も東京近郊区間になったから、切符を買う意味は無いんですよね。特急も大幅に減ってしまったし。Suicaで入ります。
B.B.BASEは1番線に入りましたが、通常の便は2・3番線に入線するものがほとんどです。やって来たのは209系2000番台6両編成、普通列車千葉行き。ホ○○○とバッグ類は車端に固定し(手摺りの類がないのでフロントバッグを前に置いて転倒防止)、人間はセミクロスシートの扉脇2人掛けロングシートを占拠します。
で、軽く食事しながら……ポカリスエットで薬を飲むのは良いのでしょうか……。
ホタまで僅かに20分……往路では休憩込み2時間かかってるんだよね……。
1時間50分程度で千葉駅に到着(往路では6時間かかってる)。ここで中央総武直通緩行E231系500番台各駅停車武蔵小金井行きに接続! 各駅停車とはいえ、乗り換え無しで武蔵境まで行けますよ、助かりますわ。
今度は手摺があるので、肩掛けベルトを引っかけて転倒防止……倒れはしなかったけど、2回ばかり傾げてしまいました。
途中、錦糸町駅発車直後に線路内人立入により非常ボタンが押されて緊急停止したことと(6分遅延)、新宿駅で大量に人が乗り込んで来て降りられるか不安になったこと(高円寺・阿佐ケ谷で大半降りた)、がある程度で、平穏無事に到着しました。新宿からまた雨が降り出したこと以外はね!
武蔵境駅の定位置で輪行解除。作業時間は54分でした。やっぱり、宅配便を活用するべきですね。館山駅付近には営業所が無いから、雨の中をあれ以上走りたくなくて全部手持ちにしたんですけど……横着しない方がよかったかなあ。
で、雨の中を前線基地まで帰るのでした。最後まで楽できません。
内房ひつじさんコース参加の後始末。バッグの表面に泥汚れが付きまくったのをブラシで落として(落ちません……)、衣類は全力で洗濯。レインウェアも洗濯します。
そして丸1日経ってから、収納します……ん? レインウェアのポケットに……
……これ東城さんが使用した靴用レインカバーだ。館山駅のホームで受け取って、その時近くにごみ箱が無かったからポケットに入れて、そのままになってたんだ(汗)。
平日に碌な作業ができなかったため、結局1日作業として新刊を作っているのでした。
そんな中でも食糧調達に出掛けたので、その帰りに郵便物を回収。
以上到着(開封したのは1週間後ですけど)。「黄桜すいに会いに行こう」から地域おこし 黄桜すいの里を体験する合宿2を成功させたい! CFのリターンのうち、制作都合により発送が遅れていたものです。漫画とイラストカード。別途ボイスドラマも公開されているということで、楽しみです。
自転車は整備中(チェーン洗浄して乾燥中)につき、天気は良いですが徒歩で出ます。近所の7-11で新刊とポスターを印刷して……あ゛、A4筒を忘れて来た。公式ポスター筒に入れることにします。
バスで武蔵境駅、中央本線休日快速(E233系0番台)で三鷹、中央特快(E233系0番台)で新宿、埼京線各駅停車(70-000系)で池袋。サンシャインクリエイション 2019 Spring (78)にサークル参加してきました。本日の新刊は、先週の内房ひつじさんコース参加記。BRM216と違って1週間あるんだからしっかりしたものを書けるだろう……と思っていたら、平日にほとんど作業できず、結局ほとんどを昨日1日で作ることになってしまい、やっぱり推敲ほぼ無しのgdgdになってしまいました。
メカミリ島の配置ではありますが、柱の際で実質島端。向かって右側の同じ島にいるサークルはFAGジャンルで、旅行ジャンルは柱を挟んだ左側……い、居場所がありません……。何この隔離配置。
まあ、配置に関わりなく、サンクリではまったく頒布実績を積み重ねられないというのはいつものことなんですけどね。F会で来ていた携帯@さんと、閉会間際に来た一見さんが、少しお買い下さいました。これで充分です。
以下、戦利品リスト。
以上、総支出は3,600円(検算一致)。
閉会後は携帯@さんやTomOneさんなどと食事しつつ、次号Fani通の企画話。それから撤収します。池袋から山手線内回り(E235系)で高田馬場、西部新宿線準急(2000系)で田無、以下徒歩。