2日目その6 [福島〜伊達]

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走行日: 2009年8月2日(日)

[地図: 福島〜伊達]

福島市中心部最大のランドマークは, 勿論福島駅です。当然そこには最初から寄るつもりでした。が, もうひとつ, 何としてでも確保したいランドマークがありました。それは船場町交差点。福島南バイパスの終点にして, 福島駅への入口でもあり, そして秋田へと続く……

写真コメント
[写真: 船場町交差点]
(17:16)

船場町交差点に来ました。ここを左折すると福島駅に向かいます。ですが, まずはこの交差点そのものに, とても大切な用があります。何故なら → 注釈付加写真

[写真: 距離標識 秋田305km]
(17:17)

ここから始まる国道13号! 終点は秋田市臨海十字路です。つまりこの道を案内に従って走り続ければ, 自然と秋田市に行けるのです! 305kmだからあと2日くらい。

[写真: 国道13号 船場町より本町方面]
(17:18)

これが国道13号の最初の風景です。福島市の中心市街地を通り, いきなり信夫山をトンネルでぶち抜き, 栗子峠を越えて山形県米沢市, 山形市, 新庄市, 雄勝峠を越えて秋田県湯沢市, 横手市, 大仙市, 秋田市と走る305kmの路線, そのすべての始まりはここから……(感動)

[写真: 国道4号270.8km標柱]
(17:19)

ちょっと戻って。ここは国道4号としては, 起点の東京日本橋から270.8kmの地点です。では国道13号にとっては……

[写真: 国道13号-0.5km標柱]
(17:22)

-0.5kmなのです。って, えええ!? バイパス開通に合わせて起点を動かして, でも距離計算上の起点は元の位置のままだとか? そういえばなんか「マイナスになってる」とは, 以前聞いた事があったような……

[写真: 国道13号-0.4km標柱] [写真: 国道13号-0.3km標柱] [写真: 国道13号-0.2km標柱] [写真: 国道13号-0.1km標柱] (17:25〜17:29)

100m単位で次々現れる距離標柱。このまま行くと, 0.0kmに相当するのは, R13が北へと進路を変える, 本町交差点……

[写真: あづま陸橋東交差点]
(17:33)

ここが本町交差点……じゃなくて『あづま陸橋東交差点』? むむ, ツーリングマップル, 福島市街地については拡大図があるのに, 交差点名が不正確だとは(実はMapionでも間違ってる)。『本町交差点』は, この50mほど手前にある, 旧4号との交差点らしいです。

[写真: 国道13号おにぎり]
(17:34)

しかし現地ではそんな事情には気付かず, あづま陸橋東交差点付近をまず探索しました。道を進むと, 最初のおにぎりがあり, そして距離標柱が……0.1km。0.0はどこー!? これで暫く右往左往。上り線側にあるのかと思って船場町交差点まで再度往復したり, 通りすがりの御老人に尋ねてみたり。しかし結局, 0.0kmは見付ける事ができませんでした。うーん, 新潟市のR7起点みたいな明確なものが欲しかったんだけどなあ。

後で調べたところ, R13の数値上の起点は, 正しい本町交差点の方だったようです。しかし, 船場町までの往復で当然その付近も捜しているんですが, 見付けられませんでした。実際のところ, 何かあるのか何も無いのか? 謎が残ってしまいました。

[写真: 国道13号0.1km標柱]
(17:34)
[写真: 記念時計塔説明板]
(17:36)

起点を示すものではないけれど, 本町交差点の脇で特別な物っていうと, これかな。合掌の碑。

[写真: 記念時計塔]
(17:36)
[写真: 福島駅 1]
(17:41)

30分近くまごついてしまいましたが, いよいよ福島駅に辿り着きました。例によってフル規格新幹線駅らしい横長っぷりですけど, ちょっと庇があるだけで印象が全く違います。むしろ旧秋田駅(平成9年に現駅舎へ改築)のような佇まいです。実は秋田駅も構内の長さは相当なものがあるんだよね(特に第1ホーム2番線)。

[写真: 福島駅 2]
(17:44)
[写真: 松川橋]
(18:00)

さて, それでは船場町交差点へ戻り, R4北町バイパスを先へ進みましょう。……R13で秋田へ行くんじゃないのかって? 違いますよ, 私が通りたいのは羽州街道であってR13ではありません。それにまだ駅巡りは終わっていませんし。

[写真: ダチュラ]
(18:03)

松川橋を渡ったところで, 足元にあった白く巻いた花。ってこれダチュラじゃないですか。観用植物に疎い水野にとって数少ない, 見てぱっと判る花なんです。

[写真: 東福島オフレールステーション]
(18:16)

次に寄る駅は, 東北本線東福島駅。R4から1kmちょっと離れているけど, PR387でまっすぐ行けば……って道間違えた! 手前の鎌田交差点で曲がってしまったよ……。でも不幸中の幸いと言うべきか, 東福島駅より南側に到達したため, 東福島オフレールステーションを確認できました。貨物駅GET。

[写真: 東福島駅裏701系]
(18:21)

で, 東福島駅は……再びしまった, 西口が無い(汗)。丁度701系1000番台(多分)が福島からやって来ました。

[写真: 東福島駅]
(18:25)

改めまして, 東福島駅です。福島駅の直後に一旦は離れた東北新幹線が, ここでは再び頭上を走っています。この後も暫くは付かず離れずが続きます, が, それは私には関係の無い話ですねハイ。

[写真: 福島学院前駅]
(18:36)

福島4駅……で合ってるかな, 最後を飾るのは阿武隈急行の福島学院前駅。ここも迷いました……R4から直接アクセスできるかと思いきや, 旧道(奥州街道)のPR353側からしかアクセスできなかったんですもん。あー, やっぱり, 市街地でツーリングマップルは使い物にならない!

[写真: 伊達市]
(18:41)

幸橋で摺上川を渡り, 伊達市に入ります。陸奥守伊達氏発祥の地です(正確には伊達郡)。ちなみに十七代政宗は米沢の生まれです。

[写真: 伊達駅]
(18:53)

伊達駅。ここもR4・奥州街道いずれからも1kmくらい離れているのですが, 今度は迷わずに澄みました。フロントバッグ上にカメラを置いて, シャッタースピードを落として撮影しています。三脚出し辛いもので。

[写真: カッパ王国]
(翌日06:15)

2泊目として想定していた場所は, 福島市, 伊達市, 宮城県刈田郡七ヶ宿町の3箇所です。既に明白でしょうが, 実際に宿泊したのは伊達市。東日本健康ランド『カッパ王国』というところがありまして, 2泊目の最高適地と睨んでいました。見事, 当たり。クーポン券とか印刷しておいて良かったー。ちなみに福島市だったら適当なビジネスホテルを現地調査, 七ヶ宿町だったら関・滑津あたりの民宿を考えていました。

[写真: カッパ王国駐車場脇]
(翌日06:16)

自転車は, 駐車場脇の倉庫(?)の間にねじ込みました。一応『屋根』あるようなものですから。テントと銀マットとヘルメットだけ放置して, 残りの荷物は屋内に持って行きます。……去年の沼田の健康ランドと比べて, こっちのロッカーは狭いッ……! もしテントとかも持って来ていたら, 間違いなく入り切らなくなるところでした。それでもギリギリでしたから, 次はもっと減らせるように考えなきゃなあ。今回は全部持たないと宿泊道具が揃わなかったんです。

ここまでの走行記録……走行時間: 7.55.46, 走行距離: 152.59km, 平均速度: 19.2km/h, 最高速度: 49.4km/h(最後まで変わらず), 総走行距離: 5,914.6km。

2日目その5 [安達〜福島渡利] | 2日目その6 [福島〜伊達] | 3日目その1 [伊達・桑折]
[地図: 黒磯〜伊達]

2日目の全行程を繋げるとこうなります。


水野夢絵 <mwe@ccsf.jp>
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