昨年, 念願の「自転車で秋田へ帰省」を達成してから, 1年が経ちました。再び長距離旅行の季節です。今年も秋田へ帰ろうと, 1年間ずっと考えていました。但し, 新潟経由だった昨年とは違い, 福島・山形経由で。つまり去年は避けた『内陸の道』です。
新潟経由の場合, 群馬・新潟県境の三国峠=三国隧道(標高1,084m)が最高所で, そこから新潟県側に近接する小峠を3つほど越えると, あとは秋田まで大きな山越えはありません。対するに福島・山形経由の場合, 主要道である国道13号を使うと, 栗子峠=東栗子トンネル・西栗子トンネル(620m), 猿羽根峠=猿羽根トンネル(90m), 主寝坂峠=主寝坂隧道(312m), 雄勝峠=雄勝トンネル(303m)という4つの峠が山形県内に分散しています。標高は低いと言っても複数の山越えですから, 私の身体が耐えられるか疑問だったので, 昨年は比較的楽な新潟経由にしたのです。新潟-秋田間は往復した事がありましたし。
でも, そもそも今年の目標は「名のある峠を15箇所越える」です(この旅行後に20箇所へ上方修正)。むしろ峠道を狙って行きたいのです。ならば内陸の道を選んで行きましょうさ。……そして, 最近の私は旧街道に興味がありますので, 新道トンネルではなく旧道峠道を敢えて選びます! こうすれば更に峠が増えるのです。
ちょっと並べてみましょう。今年, この旅行以前に越えた峠は, 以下の8つです。
羽州街道の, 秋田(久保田)までの区間にある峠は, 以下の7つ(8つ)です。
花立峠は資料が少なく, 「花立坂」としているものもあるくらいで, 出発前の時点では峠と呼んで良いのか判断できませんでしたので, 取り敢えず疑問符付きです(『坂』で良いのならこの他にも多数あります)。主寝坂峠と雄勝峠は, 自転車を抱えての通行がほぼ不可能だと予想されるため, トンネルでの通過を予定しています。この日までに越えた7つの峠と合わせて一気に15(16)峠となるこの行程, さてどんな景色が見られますやら。
昭文社「スーパーマップル・デジタル Ver.10」より作成。以下, 各頁にある地図はすべて同じ。