米国という民はいない。
米国国家権力は存在している。
米国国家権力を動かしているものが、米国民でも米国議会でもないことを
われわれ日本人は本当に知らなければならない。
米国軍需産業がブッシュを送り込み、すでにマスコミも議会も米国国家権力の
前に陥落している。
イラク戦争をもって、さらなる増派を拒否した中間選挙にもかかわらず米国は
もうブレーキがない。

もっともここで手を引くようなら、第二のケネディである。金正日は必要な
ヒーラーで温存、しかし、イラクから手を引くような大統領は暗殺されるのが
落ちである。それほど、米国の独占資本はもう米国を完全に飲み込んでしまっ
ている。
拉致被害者を救済することなど、米国にその意志はない。
やることは唯一つ、極東での戦争という商品のプロモートである。これは儲か
る。
ドル債権の大株主を日中両輪とも抹殺できる。ニュードルの登場は、債権放棄
の焼け野原にしてはじめて意味がある。第一次世界大戦後のドイツ経済を身
よ。
前世の亡霊を引きずっていてはニュードルの未来はない。
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日本は、ギアにシフトチェンジをしなければならない。

米国投資のドル建て資産は、放棄することを覚悟せよ。
膨大なキャリートレードをしている日本政府は、もう、このドル建て資産を当
てにしてはならない。円安でも円高でも我国の経済は粉みじんになりうる。
1ドル=80円で猛烈な円高で輸出産業は消えてなくなり、1ドル=600円
とまで言われる円安でほとんどの日本人は乞食になる。産業の消えた我国に輸
出の能力などない。この繰り返しで、日本は粉々になるであろう。

我国政府は、外資や海外投資の資産に頼らない新たなる日本の国家像を今こそ
打ち立てるべきである。

最大の国家安全保障は、軍拡競争ではない。
米国に、民主政治を取り戻させることである。
米国民に、民主主義政治のプロパガンダをすることである。
ブッシュのような無能な大統領を選んだり、民主、共和両党のような軍需産業
の犬となっている同じ種類の毒蛇しかいない議員ではなく、覚醒した議員を選
ぶプロパガンダを米国発で起きるようにすることこそ、急務であろう。