"東風" <sanny411@d1.dion.ne.jp> wrote in message
news:60hRf.8$rB1.7@news1.dion.ne.jp...
>  その意味では今回岩国で行われた艦載機移駐可否の住民投票は馴染まない部類に
属する。

今回の投票でわかることは、地元では基地の恩恵に与っていると
思っている住民より、基地は迷惑だと思っている住民の方が
多いという事だけですね。
アンケートや世論調査みたいなものだが、その「結果」自体は
誤りではないでしょうね。

>  今回の投票結果は表面に現れた得票数と実態とには乖離が伺われる。即ち移駐賛
成派は投票そのものに参加していない。住民投票ボイコットを行っている。

賛成派は投票を無効にするためにボイコットを決めた時点で、
投票の成立・非成立自体が住民の意思の表れという事になる。
「票数」で投票数の過半数ならまだしも、有権者数の過半数を超えれば、
それは実態を表していると言って差し支えないのでは?

>  自らの利益の為としか映らない。

基地反対派にしても、賛成派にしても、自分の利益の事しか考えて
いないでしょう。
それは、地元住民だけでなく誰しも、自分にとってメリットがあれば
賛成するし、デメリットしか感じなければ反対する。
大多数の国民にとって、基地を限られた地域に押し付けられれば
自分たちは安穏と暮らしていけるわけだから、基地が集中する
地域の負担軽減にはデメリットを感じこそすれ、メリットなんで
感じない。
国民の総意からすれば、地域の思惑なんてどうという事がない。
移設も計画どおり粛々と進められる事になるだろうね。
こういう例が繰り返される事で、国民は「所詮、そんなものだ」
という事が理解できて、国というものに対する幻想に気がつく
いい機会だと思う。