"太宰 真" <popcorn05@bridge.ocn.ne.jp> wrote in message
news:db4h4g$hq7$1@news-wst.ocn.ad.jp...
> 大和猛夫 wrote:
> > "大和猛夫" <nippon_hinomoto@yahoo.co.jp> wrote in message
> > news:QjgBe.520$Sb.116@news-virt.s-kddi1.home.ne.jp...
> >
> >>"Komamura" <okano@tut.by> wrote in message
> >>news:1120887719.720377.19140@f14g2000cwb.googlegroups.com...
> >>
> >>>こんな古臭い漢字、感じ悪いね。
> >>>
> >>
> >>貴殿が使用してゐる常用漢字も後世の人たちからは
> >>「こんな古臭い漢字、感じ悪いね」と言はれる日が來るでせう。
> >>新しい漢字を憶えられずに、孫達から感じの惡い爺呼ばはりされる事でせう。
> >
> >
> >
> > 追加
> >
> > 朝日新聞の「新」の字に文句を言つては如何?
> >
> >
> > --
> > 大和猛夫
>
> 昔の日本人はよくよく「我慢強い」国民であったと言う事がことの良し悪しを別
> にしていまさらのように思い返されますね。
>
> こんな事を言っても何のことやらピンと来ない方がほとんどでしょうね。実はこ
> のスレッドに関係する事を言おうとしているのです。昔の日本人は、あのような
> 難しい複雑な漢字を一角一角忘れずに覚えている事も嫌にならずによく我慢して
> いた、こう言いたい訳です。

「嫌にならずによく我慢していた」
これは可笑しいと思ひます。
嫌でないものを我慢する必要はなく、嫌なものこそ我慢するものであります。

>
>     この我慢強さはよいことなのかそれとも悪い事なのか。
>
> ところで、大和 猛氏は御自分が用いる漢字は当然読めるでしょうが、では、MS
> -IMEなどに頼らずに「書く」こともできるのでしょうか?

日常用ゐる漢字の舊字體ならばある程度は書く事が出來ます。
度忘れもあれば變換時の失敗もありますが・・・
常用漢字においても度忘れの時は字引きを利用しますね。
昔の日本人も字引きを利用する事はあつたでせうし、文例集を
參考にすることもあつたと思ひます。


> もし、昔の日本人が読
> めはするが書くことは出来ないとし、それでもみんなが使うから自分も文句を言
> わずに使っている、としていたのであれば、それは「悪い事」であるようにわた
> くしには思われます。

當時の字體は當時の學習上の要求であり、常識として知つて
措くべき漢字が書けないならば、字引きを利用する事は恥ぢでは
ありませんし、「悪い事」でもありません。
知らないからと云つて其の侭にして措く事こそ恥ぢであり、「悪い事」です。

これは、破れた服をそのまま著るのは恥ぢでありますが、繼ぎを當て
縫ふ事は恥ぢでないのと同じ事です。

>
> なぜなら、読めはするけれども書くことのできないものを用いて自己を表現する
> なんてことは、本質的に主体性が欠如していると考えるからであります。わたく
> しには、ここでも、日本人の主体性の欠如を読み取らずにはいられません。

文字は意志の傳達手段に過ぎません。
自己を表現する際の借り物です。
主體性が缺如してゐるとは謂へません。
(子供を欲する亭主が女の腹を借りて子供を産む。
しかし、その亭主に子供を欲する主體性が缺如
してゐるとは謂へません)
頭の中で言ひたい事をまとめ(自己の表現を構想し)、
それを借り物としての文字で表現するのです。
構想の段階で主體性は備はつてをります。
貴殿の場合は別なのかもしれませんが・・・


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大和猛夫