真木子です。

なんかやたら眠くて頭が働かない・・・

第49話「サバトの幕開け」

緑メイジに殴る蹴るされた晴人、しかたないと変身。それでも押されている。
「彼はすでにおまえが進化したところまで達している」なんで?
『ボー、ボー、ボーボーボー』を聞いて外に出てきたコヨミに気を取られたとこ
ろに攻撃命中。変身が解け、気絶。
駆け寄ろうとするコヨミをつかまえた笛木、「これですべて揃った」

こっそり見ていたソラ、「まいったな。晴人君までワイズマンの手に落ちちゃう
とはね」ファントムをみんな人間時の名前で呼んでいたのに、笛木とは呼ばない
のね。

キマイラに脅かされ面影堂で目を覚ます仁藤。譲が真由をさらっていき、さらに
晴人が帰ってこないと聞かされる。

魔方陣空間で目を覚ます晴人。そばに真由も。
笛木が譲と山本を従えて登場。二人は魔法使いになるのを嫌がったので、少し
荒っぽい手を使ったという。
魔法使いたちは、再びサバトを開くための人柱。

よく出てくる遺跡みたいな公園に運ばれ魔方陣に寝かされるコヨミ。

人柱になってコヨミが救えるならありかも、と落ち着いちゃってる晴人。

笛木の家に来た凜子たちだが、すでに誰もいない。
壁の魔方陣の図に驚いていると、ソラが「それが、サバトの布陣さ」

山本と譲によって片手片足を柱につながれる真由。柱の前には魔法陣。
別の場所では笛木によって同様につながれる晴人。
「コヨミのために命をささげるのか。まんざら悪い気分でもないだろう」

ソラと笛木で解説。
サバトは賢者の石に膨大な魔力を注ぐのが目的。日食の力で生贄の魔力を引きず
り出し、コヨミをよみがえらせる。
前回は魔力が足りず、不完全な再生に。だが、ファントムより強力な魔力を持つ
魔法使いが生まれたので、魔法使いを人柱にして再びサバトを開くことを思い付
いた。

ソラは「サバトなんて失敗すればいい。そう思ってるだけさ」と去る。

笛木はさらに説明。生贄のゲートをいちいち探すのではなく、東京全体を魔方陣
に取り込んで魔力を一気に集める。魔法使いはその魔方陣を作るための人柱。
東京に住むゲートはファントムとなり、魔力を持たない者は死ぬ。なんかいまい
ち仕組みが理解できないんですが。
「無茶苦茶だ、こんなの!」
「死んだ娘を取り戻したいと思うのは、親ならば当然。暦は私の希望だ」
一人残される晴人。手錠から手が抜けそうに見えるけど。

山本と譲も柱につながれた。

目を覚ましたコヨミ。笛木が父親だというのが事実だと確認。なら、死んでいる
というのも・・・「それなら、今ここにいるあたしは、いったい何なの?!」
「おまえは暦の姿をした人形だ。だが、今からその体に、心を呼び戻す。何も心
配することはない」
変身。輪島に作らせた指輪を使用。『エクリプス、ナウ』皆既日食が起きる。
笛を吹くと人柱四人が強制変身、前の魔方陣に力が吸い込まれ、地面に赤い線が
走る。

四つの光の柱を目撃する瞬平たち。そこにも赤い光が走り、瞬平と凜子が苦し
む。仁藤は平気。
中心に笛木がいるはずだからと、仁藤を行かせる凜子。「晴人君がいない今、笛
木を止められるのはあなただけなの!」

コヨミのいる魔法陣が白く輝き、空から青い魔力が降り注ぐ。
仁藤が到着。
「サバトを止めればコヨミは助からぬ」
「いや、コヨミちゃんも助ける。凜子ちゃんと約束したんだ。みんなを助けるっ
て。今すぐ方法は思いつかねえが、コヨミちゃんも絶対に」
変身するが、白い魔法使いが優勢。ビーストハイパーでも最後はやられる。

さすがに終わりのようだなと言いに来たキマイラに、外に出してやるから腹いっ
ぱい魔力を食えと言う仁藤。そんなことは不可能だとか、おまえの体に何が起こ
るかわからんとか、意外に弱気なキマイラさん。
「わかんねえから面白えじゃねえか」

とどめを刺そうとするのを受け止めたビースト、武器を奪ってバックルに突き立
てる。
飛び出してくるキマイラ。コヨミに降り注ぐ魔力も、街の人々の上に浮かぶの
も、片っ端から食う。赤い線が消えていく。
晴人たちは変身が解け、なぜか手錠も外れて倒れこむ。

世界はすっかり元通り。すでにファントムになった人とかはいなかったのか。

キマイラはうろたえる白い魔法使いに体当たりしてから、ぶっ倒れている仁藤の
そばに。
「俺を食い殺すなら遠慮はいらねえぞ」
「どこまでも面白い奴だ。いいだろう。おまえをしもべから解放してやろう」
今日から自由だと言って飛び去ってしまう。一人で生きられるのかなあ?
「貴様、よくも私の希望を。許さんぞ。絶対に。恐怖におびえながら、絶望して
死ぬがいい」
「絶望なんかしねえよ。まだ希望はある」
振り向くと晴人が来ていた。
「俺が、最後の希望だ」


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   小路 真木子(SHOJI Makiko)   sj_mkk@yahoo.co.jp