哀れなのは日本ですね。
値打ちのなくなったドル紙幣で、昔高価だった頃のドル紙幣と同じような枚数
を返済として受け取るのですから。
逆なら言うことないですね。ぼろのドル紙幣と同じような枚数を、ぱりぱりの
力をつけた高価なドル紙幣として同じような枚数を返済してもらえるなら。

ここが基軸通貨、腐っても基軸通貨の天国ですね。

結局、われわれは、米国に限らず、世界の大金持ちカーストに昔も今も翻弄さ
れているわけで、今だって大金持ちは、原油投資でぼろ儲けですよ。

米国というより、国境を越えたカーストですね。

このような現資本主義から、もっとまっとうな資本主義にパラダイムシフトす
る能力が庶民にあるかといえばない。
では、安いドル政策から、また高いドル政策に変わるかといえば、もうその目
もなくなった。それほど米国の生産力は壊滅してきた。金融の数字の売った
買ったの博打のための「利率」を机上で動かすのみで大量に儲かるしくみで楽
してぼろ儲けの米国は、タコが自分の足を食うような生き方をしてきた。

世界はどこへ向かうのか。金融というマジックも再び世界に通用するぱりぱり
の高価なドル紙幣に変わることはもうない。