真木子です。

なぜか毎度録画予約を忘れて、まだ観られない『MM9』・・・
『宇宙犬作戦』のほうは観ました。初回はメイキングと#00。
とりあえず『宇宙大作戦』とは特に関係ない、なんとなくSFなお笑いドラマ
らしい。
ツッコミどころだらけですが、けっこう好きかも。
シンケンピンクことオハナは、コハナ並みの暴力女:-)らしいですが、格好は
むしろナオミちゃんですな。
葉っぱがラブリーなモジャット君は、ゴキブリドーパントの印象が強すぎて(^^;


第44話「Oの連鎖/シュラウドの告白」

○前回の続き
翔太郎が寝てしまい、オールド・ドーパントに一方的にやられるファング・ジョ
ーカー。
「占いして気づいたよ。人は自分の幸せと同じくらい、他人の不幸を願ってる
ってな!」
「おまえだけは、絶対に許さない!」妙に感情的なフィリップ。
鳥さんが来て攻撃。ひるんだドーパント、これからも人の恨みを晴らし続ける
と言い残して逃げる。
「恨み・・・」
なにやら考える後藤ママ。

○ビリヤード場
「あの女が井坂先生を怪物にし、あなたの家族を亡きものにした。残念だった
わね。井坂先生を倒して、復讐を終えたつもりだったんでしょ。大間違いよ。
復讐は終わらない」

☆オープニング
恒例、劇場版紹介バージョン。

○園咲邸
琉兵衛が今月分の報告書を加頭に提出。遅れはちゃんと取り戻したということ
で、小切手?を受け取る。
「我がミュージアムが今日これだけの計画を進められるのは、長年にわたる財
団Xの支援のおかげだ」
「私も大変うれしく思っています」
相変わらず言葉に感情がない、と、すれ違う若菜がコメント。
加頭は、照井刑事を張っていればシュラウドに会えるのではと教える。

○鳴海探偵事務所
爺さん声でモノログる翔太郎。
《ポカポカとした昼下がり。天気はいいし、風も穏やか。まさに天下泰平、ハ
ードボイルドじゃー》
スリッパを振り上げた亜樹子だが、殴れなくて自分の頭を叩く。

○森の中
シュラウドを呼び出した照井、なぜ俺だったのかと問いただす。
「あなたのデータを調べた結果、ある事実が判った。あなたこそ、私がずっと
探し求めていた特殊体質の人間だということが」
精神干渉タイプのドーパント攻撃に耐えられる体質。それはテラーの攻撃にも
耐えられるということ。
来人と共に究極のダブルになれば、園咲琉兵衛に勝てる。そしてサイクロン・
アクセル・エクストリームの源は憎しみの炎。
「井坂にメモリを渡したというのは本当か」
「それは・・・」
「答えろ!」
「・・・本当よ」
よくも今まで騙してくれたと、生身のまま剣を持って突っ込むが、銃弾に弾か
れた。
照井がアクセルに変身すると、シュラウドはボム・メモリをトリガー・マグナ
ムに似た銃にセット。『ボム・マキシマムドライブ』
剣で受けるが、光弾は4つに分裂して命中。妙なタイミングで吹っ飛ぶアクセ
ル。
「そうよ。憎みなさい」

○事務所
翔太郎はドライバーにメモリを挿す練習。
そこにみゆ来訪。その後ろから現れたもう1人のお婆ちゃんは、久美だという。
今どき50年コースでこんなに老けるかなあ? もっと上のコースがあるのか。
翔太郎と違って声は子供のままだし。
復讐を頼んだのは、みゆの母親らしい。手を握り合って泣く2人を、かわいそ
うにと抱き寄せる翔太郎。

○森
一方的にやられているアクセル。
照井にアクセルのメモリを渡したのは、来人のパートナーとして鍛えるためだ
ったと言うシュラウド。さらに、翔太郎を排除するためにドーパントを利用し
たと認める。
「俺たちは、きさまの道具じゃない!」
トライアルで攻撃するが、シュラウドも素早く反応。蹴りと銃が互いを狙って
止まる。
「やれ。私の命を絶てば、おまえは完全なる憎しみの化身となる」
そこに別口の銃撃。クレイドールだ。
「若菜!」
「気安く呼ばないで! ミュージアムを裏切り、私たち家族を捨てたくせに!」
吹っ飛んだシュラウドにとどめを刺そうとするクレイドールの腕を掴むアクセ
ル。
「待て! 家族とはどういうことだ。答えろ!」
両者変身解除。
「その女の本名は園咲文音。私と来人の、実の母親よ!」姉さんは埒外ですか。
照井にまた来なさいと言って消えるシュラウド。若菜も舌打ちして、照井にき
ちんと仕留めろと言って去る。
照井は群生する白い花に目を留める。誰かが照井家の墓に供えていったのと同
じ・・・

○公民館
立場を逆転して修羅場を演じる母親2人。止めに入った亜樹子は突き飛ばされ
る。
「先に仕掛けたのはこの女よ! やり返して当然でしょうが!」
いいかげんにしろ!と照井登場。
「あたしはただ、娘のために」
「違う。あんたは自分の憎しみをぶつけただけだ。見てみろ、子供たちを」
手を取り合って泣いている2人。
公民館のおっちゃんがかばう。
「許してやってください。親の、子供への愛は、理屈ではないんですよ。元々
は、愛なんです。だから、許してやってください」
母親2人は顔を見合わせ、それぞれの娘に駆け寄って泣く。
もらい泣きの亜樹子、「やっぱり、お年寄りの言葉には重みがあるわ」

○森
照井はシュラウドに、ダブルにはならないと宣言。
「だったら、何をしに来た」
「あなたを許しに」
彼女を復讐鬼に変えたのは息子への愛だと指摘すると、シュラウドは事情を語
りだす。
「あの時までは、とても幸せだった。でもあの人は、園咲琉兵衛は、あの時か
ら、来人をまるで道具のように扱った」
『来人を渡せ。その子はもう、普通の子供ではない。地球の子だよ』
息子を奪われ、もう用はないと言われ、テラーの恐怖に襲われた。
園咲家を出た文音は、来人と復讐をすることを誓った。照井の家族の死とその
憎しみも、来人を取り戻すために利用した。
そこに姿を見せるフィリップ。話はすべて聞いていたようだ。
照井は、闇の力に打ち勝つのは憎しみじゃないことを、3人で証明すると宣言。
「俺と、フィリップと、左翔太郎だ」


○老けさせ屋を見つけた翔太郎と亜樹子。
「さあ、おまえの罪を数えるんじゃ」
杖を振りかざして攻撃する翔太郎爺ちゃん。けっこう効いているぞ。
老けさせ屋はオールド・ドーパントに変身。
「スペシャルコース、あと50年追加だ。一瞬であの世に送ってやるぜ」
そこに照井とフィリップが到着。照井はアクセルに変身してドーパントを攻撃。
「翔太郎、僕らも変身だ」
見ているシュラウド。バイクの2人と同時に到着するって、移動手段は?

☆CM
ガンバライドでは、スリッパはダブルの必殺技なのか・・・

○続き
アクセルと合流するダブル。
「まずは2色の方から片付けてやる」
赤い波動を送るが、アクセルが受ける。
「よく見ていろ、シュラウド。憎しみのダブルなど、必要ない!」
ドーパントに近づいていって動きを止める。
ダブルはジャンプして空中でエクストリームに。そのまま上から一撃。
よろめいたドーパントは裏を向き、アクセルはトライアルに。
「俺はダブルではなく、仮面ライダー、アクセルだ!」
エンジン・マキシマムドライブでめった切りのトライアル・マキシマムドライ
ブ。
「絶望が、おまえのゴールだ」
爆発、メモリが砕ける。
変身解除すると、元の若い翔太郎。
「照井、フィリップ、世話かけたな」
「いつものことさ」
照井は黙ってシュラウドのところへ。白い花は彼女が手向けたのだろうと指摘。
「あなたは井坂に俺の家族を襲わせるところまでは企んでいなかった。違うか」
「そうよ。井坂のテラーを倒したいという願望を知って、彼にメモリを渡した。
でも、彼があそこまでの怪物とは予想できなかった。まさか、あなたの家族や、
他のあんなに多くの人の命を奪ってしまうなんて。ごめんなさい」
「・・・もうあなたは誰も傷つける必要はない。俺たちが園咲琉兵衛を倒す。
仮面ライダーとして」
「わかった。私はもう、何もしない」
立ち去るシュラウド。翔太郎に促されたフィリップが追いかけた時には、もう
姿はなかった。

○ビリヤード場
加頭が別の白服男に、AtoZの26本のメモリを財団本部に届けるよう託す。
それから冴子に、「あなたのお母様、このゲームを降りたみたいですよ」
「そう。でもまだ動いてる球はあるわ」

○事務所
《事件は解決した。もっとも今回、あまり俺の出番はなかったが。あの親子も
笑顔を取り戻した。そしてシュラウドも、いやフィリップの母親も、きっと救
われたと信じたい》
「雨降って地固まる、か」
パコン!
「なにジジくさいこと言ってんねん!」
年寄りを殴るのは我慢していたぶん、容赦がない。かと思うと、照井の背にし
がみつく。
「キャー、竜君、助けてー」
ちょっと笑ってそのまましがみつかせている照井。
「なんだその、甘い雰囲気は。おい照井、どういうことだ」
「俺に質問するな」
じゃれあう翔太郎と亜樹子に、フィリップは、
「相変わらず騒がしいけど、やっぱりこの事務所はこうでなくっちゃ」

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp