真木子です。

あー、『MM9』は観損ねた。
ドラゴンなんたらとか宇宙犬冒険とかは、大阪ではやらないのかな?


第42話「Jの迷宮/ダイヤモンドは傷ついて」

○ジュエル・ドーパント対ダブル
高速戦闘中のアクセルとナスカも通る。
「もうすぐ最後の仕上げ。これですべて終わる」
ビッカー・ファイナルュージョンが跳ね返されたダブル、変身解除。ジュエル
は立ち去る。
アクセル組も巻き添えで変身解除。冴子様は捨て台詞を残して去る。
男どもはまだ立てない。

○留置場
駆けつけた翔太郎たちに、昔の泪のことを語る刃野。
3人は不良どもと毎日大喧嘩、止めに入る刃野巡査はとばっちりでひどい目に。
それでも憎めなかった。
『私らが喧嘩するのは、この街が大好きだから』
「勝手な屁理屈だ。でも、その言葉を信じた」
なのに2,3日後、子供たちが作った風車が壊される事件が。刃野が3人を追
及すると、泪がやったと名乗り出た。
この街は好き、だが好きになればなるほど、最後には壊したくなる・・・
「ただの思いすごしならそれでいい。でも、嫌な予感がしてな」
“最後の仕上げ”という言葉からすると、予感は当たっているかもしれない。
真倉が来て、面会時間は終わりだと追い払われた。マッキーがからむせいで、
一緒に来ていた女医を見過ごす。

○地球の本棚
ジュエル・メモリの情報に近づくが、また若菜が横取り。
「一緒に行くわよ、ミュージアムへ」
笑いながらクレイドールに変身。
「驚いた? この場所でのシンクロ率は、すでにあなたを超えたわ」
攻撃を受けて、現実に戻るフィリップ。

○留置場
女医の正体は泪。何か言いたげだったが、刃野が騒ぎ出したので無言で去る。
マッキーとばっちり。

その頃ようやく、すれ違った女医の顔を認識した翔太郎、ちょうど出ていく泪
を見つけて追う。
「また刃さんの命を狙いに来たのか。まさか」
「あんな単純で騙されやすい男、宝石にする価値もない!」
騙され上手だ、と訂正する翔太郎、泪を説教するが。
「黙れ黙れ黙れ! おまえだって一緒だろ。刃野と一緒だ! コロッと私に騙
されてるくせに、偉そうなことを言うな!」
走り去る泪。立ちつくす翔太郎。

○鳴海探偵事務所
若菜が地球の本棚で変身するに至ったことを話すフィリップ。
「でも、フィリップ君は、翔太郎君と半分こずつだから、本棚の中で変身でき
ないんだよね」
半分こと聞いて、シンクロ率50%だった時の若菜を思い出す。
「そうか! それが可能なら・・・。亜樹ちゃん、君は相変わらず、天才かも
しれない。さっそく検証してみよう」
フィリップが引っ込むのと入れ替わりに、上杉が訪問。
泪が明日、風見埠頭で会いたいと言ってきたという。
会って説得したいから一緒に来てくれという頼みに、応じる翔太郎。

○風見埠頭
卑劣な罠を仕掛けているに違いないと警戒する亜樹子。
泪が現れた。上杉が近づくと逃げる。

○園咲邸
フィリップを感知する若菜。
「今度こそ連れ戻しますわ」
「そうか。おまえと来人が揃えば」
「最終ステージへの扉を開くことができる、でしょ。お父様」

○地球の本棚
「今日こそ覚悟はできてるわね。さあ、戻るのよ、ミュージアムに」
「ならせめて、最後に、その本に書いてあるジュエル・メモリの情報を教えて
くれ」
知りたいことはこのページに、と若菜が本を開くと、フィリップは身をひるが
えす。
若菜はクレイドール・エクストリームになって攻撃。かわしてジャンプしたフィ
リップ、クレイドールを通り抜ける。

○埠頭近くの建物内
「なにしてるの。早くこっちに来なさいよ、上杉」
デンデン君でサーチした翔太郎、爆弾を発見。
上杉を引きもどす亜樹子。追いすがろうとする泪を爆発が包む。
建物は木端微塵。
「元をただせば、僕のせいだ。許してくれ、泪!」

○事務所
翔太郎は、解決はまだだと言う。
「まだ最後の1ページが欠けてる。じゃ、行こか」
「行くって、どこに」
「報告書の、ピリオドを打ちにさ」

○フェリー上
上杉に声をかける翔太郎。
「どうしても確かめたいことがあって。上杉さん、あなたがドーパントですね」
泪が変身して見せたのは、ダイヤの結晶で作った鏡によるトリックだと、フィ
リップが現れて解説。
泪がそんなことをしたのは、上杉に脅迫されていたからだと言う翔太郎、本人
から聞けと、下のデッキにいた泪に声をかける。
「なぜ約束を破ったの? 全部言うとおりにしたでしょ!」
泪が悪女を演じることで、上杉の誠実さが際立つという計算。
「あーあーあ、全部ばれちまってるのか。だったらもう、芝居する必要もねー
なー」
腕の包帯を捨てた上杉に、泪が智を返してと訴える。
泪が好きだったのは智。それを知った上杉が智を宝石に変えた。
昔、風車を壊したのも上杉で、泪がそれをかばった。
上杉のことは仲間として好きだったが、好きなものすべてを壊したくなるとい
う性格が、次第に怖くなった。
「僕はね、完璧主義者なんだよ。愛せば愛すだけ、その不完全さが目につく。
それがしだいに我慢できなくなる。全部消してしまいたくなる。おまえのこと
もそうさ、泪!」
「とんでもねえ奴だな。そろそろ観念しな」
「僕を捕まえるの? だったら、もうこれ、いらないなぁ」
上杉が投げ捨てた指輪は、アクセルが飛び出してきてキャッチ。
爆発から泪を救ったのもアクセルだった。泪の言葉で疑問を持っていた翔太郎
は、上杉が爆弾のスイッチを入れるのも見ていた。
「あーあ、他の街に行って、また思う存分女どもをダイヤに変えるつもりだっ
たのに」ジュエルに変身。「みんなまとめて消えてもらうしかないね」
そうはいくかとダブルに変身。「「おまえの罪を数えろ!」」
ダブルとアクセル、2人がかりで攻撃。トライアルなのに加速しないのか。
相変わらず余裕のジュエルに、検索は完了していると告げるフィリップ。
シンクロ率50%で本棚に入ってクレイドールに触れられないようにして、し
っかり閲覧は済ませた。
「鉱石には、割れやすいある特定の方向、石目が存在する。そこを正確に攻撃
すれば、ジュエルの体は砕ける」
プリズムの光で走査、ビッカー・チャージブレイクで突く。
ジュエル、爆発。
「泪・・・おまえが、刃野みたいなあんな刑事、かばわなきゃ、こんな奴ら、
呼びよせることなかったのに。なぜ刃野を!」
刃野だけは傷つけたくなかったと言う泪。ケンカの理由について、友人を人質
に取られたと言ったら素直に納得して、でももう二度とするなと言った。それ
に付き合わなきゃならない気がして、本当に二度とケンカはしなかった。
だから、恩人だと。
照井が指輪を泪に渡す。
「智・・・」
「僕の、完璧な計画が、あんな間抜けで騙されやすい刑事のために」
「上杉、ひとこと言っておくぞ。刃さんは騙されやすいんじゃねえ。騙され上
手だ」くどい。
ようやく砕けるメモリ。さりげなく復活した智と抱き合う泪。
触発された亜樹子が照井に抱きつこうとするが、避けられた。

女性たちもすべて元に戻り、今度こそ事件は終わった。
保管の仕方によっては、復活時に大変なことになりそうですが。

○警察署
一時は刃野を偉そうに引っ立てていたマッキーだが・・・
「最初から信じてましたよ、刃野さんの無実を」
「おめーは調子がいいんだよ! おう、翔太郎。探偵料はツケといてくれよ」
所長は認めるわけがない。亜樹子の剣幕にビビりながら、一同外へ。
「いいか翔太郎、俺はな、今回の事件で誓いを立てたんだよ。もう二度と騙さ
れねえってな」
「へえー。あ、雪男!」
「どこ、雪男。え、雪男。見たい見たい」「どこまでもついていきます」
走っていく刃野と真倉。
さっそく騙されてる、と思ったら、急に冷たい風が吹いてきた。
見ると白ゴリラ・・・雪男?!
「「キャーーッ!!」」

-- 
★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp