真木子です。

しばらく『ゴセイジャー』観ずにいたら、いつのまにか敵がウォースターじゃ
なくなっていた・・・


第39話「Gの可能性/バッドシネマパラダイス」

○鳴海探偵事務所
ぼーっとしているフィリップ。問題ない、若菜のことは心の整理がついたと言
って、さらに亜樹子に追及されると「ほっといてくれ」と引っこむ。
そこに来客、虹村あい。見た顔だと思ったら、ドグちゃんでした。
勤め先のT・ジョイ京^H風都(京都にできたけどまだ行ってないです)で、身
に覚えのない自分の主演映画がかかっているという。

○T・ジョイ京都
あいの勤めるこのシネコンで、突然、あいそっくりの女の子が出てくる映画が
かかり、始まったら最後、終わるまで出られない。
調査にやってきた翔太郎と亜樹子だが、劇場マネージャーに拒絶される。
近くで荷物を運んでいてすっ転んだ若者・川相透が、後輩の女の子に叱られ、
黙り込んだ。
そこにあいが声をかける。反応を見ていた亜樹子、透があいのことを好きだと
みて、
「きみ、あいさんの同僚? あわあわしちゃって大丈夫? えへ♪えへ♪」
透はノートに何やら書いて見せる・・・って、この世アレルギーですか。じつ
はロン様ですが、金髪じゃないのでアップでホクロ見るまで気がつきませんで
した。
『問題ない』
「どんだけ人見知りやねん、あんた。しかも字ぃ小さっ!」
ツッコミ入れつつ、フィリップのことを連想する亜樹子。
そのとき興奮した翔太郎が呼ぶので見れば、『風の佐平次 THE MOVIE』それも
3D!
スリッパを振るったものの、観客としてなら堂々と入れることに気づく。

○園咲邸
過去の自分と決別するために来人と戦ったと告げる若菜に、頼もしいと喜ぶ琉
兵衛。
「じつは、おまえにプレゼントを用意しているんだ。おまえのために作られた、
女王の証だ」

○劇場内
他に誰も客がいないぞ。
始まったのは『佐平次3D』ではなく、例の謎の映画。
『ジェシカの彷徨と恍惚 傷だらけの乙女は何故西へ行ったのか 漂流編』
「タイトル長っ!」
さっさと席をたつ翔太郎だが、出口はふさがれている。

○風都ホテル
白服男・加頭順に、なぜ自分を助けるのかと聞く冴子。
「好きだからですよ、あなたが」
「・・・こんなに心のこもってない告白は初めて」
スプーンが落ちる。
若菜が主導権を握って以来、ミュージアムの計画進行度は急速に回復。もはや
冴子には太刀打ちできない、だから護ってあげると言う。財団ではなく、個人
の意思で。

席を立った冴子、
《耐えられない。見せつけてやらなくては、私という人間の価値を。せめてメ
モリがあれば・・・》

○劇場内
7時間19分後、映画はまだ続いていた。亜樹子はけっこう真面目に観ている。
ついに「未完」の字が出て、怒る翔太郎。
「おい、責任者出てこい!」
出てきたのはドーパント。出口をふさいでいた壁を何やらいじって穴をあけ、
そそくさと逃げていく。
『壁が植物に? それは興味深い』
ドーパントを追いかける翔太郎と亜樹子。「ノーモア映画泥棒!」って、それ
は違いますがな。
フィリップの検索結果が出た。Gene=遺伝子。遺伝子を組み替えることができ
るドーパント。生体組織に別の何かを加えることで、好きな形に変えることが
できる。
というわけで、近くにいた偽マネージャーの肩に手を置く翔太郎。逃げようと
するのを殴ると、ドーパントの姿に戻った。
まきびしを作って足止めし、屋上に逃げるジーン・ドーパント。追いついた翔
太郎、ダブルに変身。
格闘はてんで弱いジーンだが、その場で何やら作って投げてくる。
ダブルはヒートで火責め。ジーンはその手に葉っぱを巻き付けて、こねこね。
「うあーっ、俺の手が牛くんに!!」
「落ち着いて、翔太郎! メモリチェンジだ」
ルナにチェンジ、「これが俺の手だ」伸ばしてジーンを捕まえ引き倒す。
次の一撃でメモリが飛び、ドーパントは川相透に。ちょうど出てきた亜樹子が
メモリを没収。
監督も主演女優も撮影も、全部ひとりで作った映画。
「引っ込み思案にもほどがあるよ! そんなの、あいちゃん本人に頼めば良か
ったじゃん」
「・・・」
メモリに心を奪われた人間には何を言っても無駄だと言うフィリップに対し、
何やら考えつく亜樹子。

○ディーガル社
部下を叱りつけて舌打ちし、清掃員にも当たる若菜。
清掃員の正体は冴子様。人がいなくなった隙に、ナスカメモリを入手。

○山の中
照井(案山子?)や真倉(天使!)にまで出演させて、怪しげなファンタジー
映画の撮影中。警察はそんなに暇なのか、それともガイアメモリ絡みで仕事扱
いなんでしょうか。
「監督はもっと腹から声出す!」
透監督を叱咤する亜樹子プロデューサー。
「彼ね、センスはいいと思うんだ。だから、みんなで未完の映画を完成させて
あげて、ガイアメモリの魔力に打ち勝つ心をつくるの」
『聖戦士・ジェシカ 改訂版』亜樹Pが無駄なシーンを省き、理想の90分尺
にまとめたもの。透も筆談で『問題ない。内容はとても良くなった』
どこがヒロイック・ファンタジーかわからないコスプレまでして頑張っている
あい。
“ラブラブムービー大作戦”で、透をあこがれのあいちゃんとくっつけようと
いう意図も。
「なぜそんなよけいな世話を焼くんだ」
「言いたいことが言えない誰かさんみたいな子は、放っとけないんですぅっ」

○園咲邸
琉兵衛から若菜へのプレゼントは、有機情報制御器官試作体・ガイアプログレ
ッサーなる、緑に光る半透明の物体。
「この輝き、どこかで・・・」
「これでおまえは完璧になる。そのためには、あるドーパントの協力が必要だ。
ようやく見つけたよ。ジーンメモリの力を引き出すことに関しては、彼は天才
だ」

○路上
冴子がナスカメモリをセットして自分の肩口にコネクタを撃ち込む。

○撮影現場
元気ハツラツなヒロインって、直前のCMとのタイアップですか。
でも監督はご不満な様子。
そこに黒若菜姫が登場、クレイドールに変身。
「私といらして、ジーン君」
照井とマッキーに皆を避難させ、前に出る翔太郎とフィリップ。
「若菜姫、フィリップの気持ちも考えてやってくれ。ミュージアムから離れる
んだ」
「不可能よ、そんなの。だって、私自身がミュージアムなんだから」
戦うしかない、と変身。その前にフィリップは安全な場所に離れた方がいいと
思うんですが。
殴り合いは互角、砲撃でクレイドールやや有利。だがダブルがエクストリーム
になると、一気に形勢逆転し、倒れ込むクレイドール。
「クレイドールの能力は見切った。プリズムソードなら、再生能力自体を斬れ
る」
だが、岩の上から冴子様がご登場。
「いま見せてあげる、姉の意地を」『ナスカ』「井坂先生・・・」メモリの持
ち主だった元夫は完全に無視されてます。
赤ナスカに変身。高速移動を使いこなし、ダブルを追い詰める。
見ていたアクセルがトライアルで参戦。互角のスピード合戦でなんとかナスカ
を押さえ込む。
だが、ダブルがとどめを刺す前に、ナスカは翼を広げて振り切り、派手に爆撃。

見ていた加頭、「レベル3」

カメラが戦闘の巻き添えになりそうなのを見て駆け寄ろうとする亜樹子を、透
が引き留める。
『あんな画のために、危険を冒すことはない』
「えーっ! 気に入ってなかったの?!」
『一人で撮る。ジーンを返して!』
「なんでーっ!」
亜樹子の叫びに合わせて大爆発。

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp