与謝野、園田の自民党離党組と右派の無所属、平沼らが8日に新党の旗揚げをするという。この平均年齢は69歳、政治家として引退の年令である。
 この動きの後ろ盾になっているのが、91歳の中曽根、読売新聞の「ナベツネ」こと渡邊恒夫と石原慎太郎の三人、この平均年齢はなんと83.7歳だ。これは「成年よ大志を抱け、老人よ墓石を抱け」という「たけし」のギャグがあったが、その年代だ。
 このような、「不満老人ホ−ム的新党」を造っても、それに参加しようという自民党の若手はゼロだろうし、自民党支持の老人でさえこんな党に投票する気にはなるまい。先がないからである。
 引退して「回顧録」でも書いていたほうがお似合いなのだ。
 村上新八