真木子です。

来年のカレンダーが出る時期になりました。
例によって、変身後の名前で言えるのが何人いるか、とか数えてみたり。
でも男性タレントは少ないですね。GACKTは数に入れてません:-p


第9話「Sな戦慄/メイド探偵は見た」
配色はヒートジョーカー。

○鳴海探偵事務所
いきなり、ダブルドライバーをつけた亜樹子ちゃんがスリッパを手に変身ポー
ズ。「さあ、おまえの罪を数えろ!」
翔太郎に投げつけた請求書の束は――
「数えねえよ! つーかこれ必要経費で落ちないの?」
「ハードボイルド小説なんか経費で落ちるか〜」
第7話で悲鳴を上げたのはこれか。いったい何冊買ったんだ。
人生の教科書だと主張する翔太郎、「お父さんいったい何を教えてたんだろう」
と言われて鳴海荘吉の死を思い出し、複雑な表情に。

チャイムが鳴り、「父を捜してください」と言う女性を先頭にぞろぞろと五人
が入ってくる。全員別々の依頼だが、消えたのは全員パティシエという共通点。

○暗い階段を這うように上る男。
先の扉に「ニガサナイ」の文字が浮き上がる。それが流れて、男を襲った!

○調査開始
名パティシエの連続失踪。甘ったるいクリームの匂いはハードボイルドには似
合わねえ、とぼやく翔太郎。
ツッコミをいれた亜樹子は、事務所に戻ってろと言われてご不満。
「危険だろう! 俺には責任があんだよ。・・・おやっさんへの責任が」

依頼人の浅川麻衣の登場で、睨み合いは中断。父の勇三に関する資料を持って
きてくれたのだ。
「たぶん原因は、あのお屋敷だわ」

○人が通りそうにない場所の屋台
真倉、刃野と並んで風都ラーメンをすすりながら話を聞く翔太郎。
一か所だけ警察が調べていない場所がある。浅川勇三が消えたという現場、園
咲家。
捜査に向かったが門前払い、琉兵衛にびびって引き下がったらしい。

○地球の本棚
Patissier と題された本から得られた情報は、被害者五人ともが屋敷にゲスト
として訪れたことがあるということ。甘いものが好きな当主のために、週替わ
りで一流パティシエを呼んでいるという。
「園咲・・・か」
考え込むフィリップ。

○園咲邸
琉兵衛が紅茶を褒めた新入りメイドは、亜樹子ちゃん。なにやら走り回っている。
「私の作ったねこまんまを残さず食べれ!」
「ちょっと、あなた誰?」
「あーっ! 園咲若菜だーっ!」
舌打ちされてかしこまったのも一瞬。ハイテンションのノリに若菜も唖然。

○ガレージ部屋
「亜樹子が潜入調査ーっ?!」
麻衣が今週のパティシエとして招かれたのについて行って、紹介してもらった
のだ。
感心するフィリップ、めまいを起こしている翔太郎。

○園咲邸
メイド長に叱られる亜樹子。ねこまんまを食べたミックは元気なし。
二人のメイドが基礎の基礎から教育するよう命じられる。
「まず園咲家では、見ざる、言わざる、聞かざるが鉄則です」
「なにそれ。日光の猿?」
園咲家の人々とは、仕事以外では会ってはならない、話してはならない、彼ら
のことを聞いてはいけない。
性格上できそうにないと言う亜樹子、さっさと調査に出発。

屋敷前にやってきた翔太郎、屋敷から噴き出す闇の幻を見る。

ケーキを作る麻衣。
料理長は「まあまあみたいだな。親父さんほどじゃないが」
そこに出現した亜樹子、「感じ悪い」とメモ。
園咲のご主人に選ばれるのは、パティシエにとって大変な名誉。父はこの業界
の宝だと言う麻衣に、
「お父さんのこと、尊敬してるのね。――大丈夫、信じて。あたしだって父親
譲りの名探偵よ!」
窓の外に来たクワガタ君を見て出ていく亜樹子。
仕事に戻る麻衣の前で、壁から湧きだしたものは・・・?

門をはさんで亜樹子と翔太郎、またまた言い争い。
「そもそも君はお父さんのことちゃんと話さないじゃない」

○すごすごと事務所に帰ってきた翔太郎。
「そろそろ亜樹ちゃんに真実を話さないのかい?」
「・・・」
「いかにして僕たちがダブルになったのか。あの日・・・ビギンズナイトのこ
とを」映画の宣伝ね。
「言えるかよ! 俺が・・・この俺がおやっさんを殺しちまったなんてこと」

○スイーツタイム
亜樹子は扉の陰から観察。《あれがご主人様か。オーラがすごいな》
ご主人様は今日のケーキが気に入ったもよう。亜樹子はすかさず麻衣を引っ張
ってきて、「今日のパティシエはこの人です! 浅川麻衣さんでーす!!」
冴子が睨み、メイド長が叱るが、麻衣が認められてはしゃぐ亜樹子。
「この子、意外と面白い。わけわかんない」若菜姫はウケてます。
「新人メイドくん。君も、覚えておこう」
ちょっと怯む亜樹子。

○庭
メイド長に絞られる亜樹子。こそこそと歩く料理長の姿を見かけて走り出す。

○また屋敷前に来ていた翔太郎。
フィリップから電話。『次に狙われるのは、浅川麻衣だ』
風都パティシエのベスト5が上から順に消えている。そして6位が麻衣。

走り出そうとした翔太郎をつかまえたのは、霧彦。
「君は若菜ちゃんのストーカーだな?」
これがこの街の若者の実態か、と嘆いた霧彦、「聞きたまえ。私はね、こよな
くこの風都を愛している」
「なんだよいきなり。おまえ、よく見たらどっかで――」
「いいから、沈黙して聞きたまえ。私がいかにして成功し、この街の名士とな
りえたかを(^-^)」

○庭
「なにしてるんですか、料理長!」
「見たな・・・」
ゴルフの練習でした。
《大ハズレ。しかも・・・いい人だぁ》

○厨房
父と同様に認められた喜びをかみしめる麻衣。
「おまえは私の舌先に乗る資格を得た」
壁にクリームで書いたような「オメデトウ」の字。それが流れて、麻衣に襲い
かかる!

○自身の成功人生を語り続ける霧彦(脱)
そこに悲鳴。翔太郎は霧彦を振り払って屋敷に飛び込む。
麻衣がクリームに飲み込まれようとしているのを発見。
「ドーパントだ! フィリップ!」
変身。厨房に飛び込んで麻衣を引き離すと、ドーパントは飛び跳ねて逃げた。

ストーカー君を捜す霧彦、ドーパントを追うダブルを目撃し、ナスカに変身。

クリーム状態からメトロン星人(違)になったスイーツ・ドーパント。
「なんだこいつ。お菓子のバケモンか?」
「化け物とは無礼な。私は味覚の化身だ」
ダブルの攻撃に対し、生クリームのような液を吐き出すスイーツ君。
白い液は固まり、ダブルの足を固定。ヒートにチェンジしようとしたときには、
右腕も固められていた。
「いいぞ。恐怖しろ。恐怖もまた、舌先を駆け巡る極彩色の甘美だ」

○屋敷内
琉兵衛が目の前を横切って行くのを見て、追いかける亜樹子。
広間に入ったら、ご主人様は消えていた。

○ダブル対スイーツ・ドーパント
左側で何とかするしかないということで、サイクロンメタルに変身。メタルシャ
フトにくっついたコウモリ君が超音波で硬化クリームを砕く。
「ソニックシャフトだ。行くぜ!」
極上のスイーツがないと生きていけないのだと言うドーパント。
そのとき、ナスカが背後からダブルに襲いかかった。
「面白い場所で会ったね、仮面ライダー君。今日こそ君を倒して、その秘密を
暴く!」

三人の戦いを、冴子が目撃。
「ダブル・・・」

○屋敷内
琉兵衛がドライバーを身につける。
「ずいぶん屋敷が騒がしいな」
宙に浮きながらテラー・ドーパントに変身。高笑い。



霧彦が名護啓介に見えるこのごろ。

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp