真木子です。

『古代少女ドグちゃん』とりあえず観てみました。
サブタイトルが「第一話 妖怪鯉びと 登場」と手書き文字で回りながら出て
くるとか、まあそーいう作風です。
歩くケータイのバディに続いて今度は土偶少女のしもべにされた少年くんは、
そろそろ高校生よりは大学生のほうが似合いそう。
ストーリーはともかく、遊び具合が面白いよりむしろどっと疲れを誘うので、
たぶん私はもう観ません・・・


第6話「少女…A/嘘の代償」

○前回の続き
第二のアノマロカリスの攻撃から楠原親子をかばうダブル。ドーパントはさっ
さと水中に逃げた。
変身を解いて戻ると、やっぱりパパが護ってくれたと喜んでいるあすか。人形
を手にしている限り仮面ライダーが助けてくれると信じている。真実を話して
やらないと、取り返しのつかないことになると懸念する翔太郎。

○これって市庁舎?
翌日も娘を連れて交渉に臨むつもりの楠原みやび。
「あすかも、理解してくれています」
「理解? 大人の嘘を簡単に信じてしまうような子供がか。親のエゴもたいが
いにしろよ!」

あすかのところに行ってみると、今度はルナジョーカーの絵を描いている。
“パパ”がいろんな色に変わる理由を聞かれた自称パパのお友だち、色が変わ
ると力が変わると説明。
どうして仮面ライダーがパパだと思うのか聞いてみると、例の人形を見せる。
仮面以外の部分はダブルどころじゃない、つぎはぎ色なのね。
「ママがこれをくれたから。パパからのお守りなの」
パパがいなくなり、ずっと泣いていたら、ママがパパから届いたと人形を持っ
てきた。
『パパは、風都の平和を護る、仮面の騎士になったのよ。これを握って祈って
いれば、パパが必ず助けに来てくれる』
信じてママの仕事について行っていたら、本当に来てくれた。「嬉しかった〜」
《嘘と偶然が、この子の心を救ったんだ。俺がもし本当のことを言えば、この
子は・・・》

○鳴海探偵事務所。まともな表札があるやん。
電話で話を聞いたフィリップ、「相変わらずハーフボイルドだねえ」
倒したドーパントは鷹村の部下だったが、鷹村本人は知らないとしらを切り、
証拠も出ないという。警察の捜査力ではその程度だが。
部下のメモリは実験品だった。実験品を客に売ることはありえない。つまり、
鷹村はガイアメモリ流通の関係者とみられる。

○鷹村の地所の地下。
そこはガイアメモリの工場。冴子と霧彦がご訪問。すみません、と頭を下げる
鷹村に、
「忘れないで、鷹村。あなたはミュージアムから預かったメモリの最終精錬を
しているだけの、ただの下請けだということを。この規模の工場なら替えはあ
るのよ。あなた同様」
慌てる鷹村、霧彦の力を借りることに。
「旦那さんには、あの仮面ライダーとかいう半分こ野郎を頼みたいんです」
冴子社長、ちょっと反応してます。
やる気満々の霧彦、その場でナスカに変身。鷹村もアノマロカリスに。

○ラーメン屋『風麺』
巨大な風車ナルトの載ったラーメンをすするのは、ウォッチャマンとサンタちゃ
ん。そこに情報を聞きに来ている亜樹子ちゃん。
鷹村の土地では、夜中に地面の下から低い機械音が聞こえたりするという。
今日はおごりにすると言って、亜樹子はフィリップに報告。
地下に特別な施設があるため第二風都タワーの計画が邪魔だったと推察された。
話を終えて見たら、ラーメン8杯目・・・

○地球の本棚
「そうだ、楠原大三郎議員についても、読み終えておかなければ」
いつもの“なでなで”まで書いてあるとは、どこから情報が入るんだ。

○あすかを呼び出した翔太郎。
「じつは、本当はおまえのパパは・・・・・・・・・仮面ライダーだよ!」
嬉しそうなあすかに背を向けて、「なに言ってんだ俺は・・・orz」
そのときアノマロカリス・ドーパントがあすかを捕まえた。
歯弾攻撃を受け、柵をこえて落下しつつ、スパイダーショックを操作。
なんとか無事に降り立ち、変身。駆け出したところで銃撃を受ける。
見上げるとナスカがいた。「やあ、仮面ライダーくん」

○市庁舎
出かけようとして、あすかがいないことに気づくみやび。そこにメール。
『娘さんと遊んでいる。吹谷町の廃ビルに来るんだね』

○ダブル対ナスカ。
「ひと目君を見たときから、ずっと思い続けてきたんだ。真っ二つに割ってみ
たい、とね!」
互いに攻撃をかわしていたが、ヒートメタルに変身してメタルシャフトをふる
うと、少しダブルが優勢に。
『翔太郎。メモリドライバーを着けている。こいつは組織の幹部だ』
「私の街から、消え失せたまえ」
腕を広げると炎のような一筆書き模様の翼が現れ、舞い上がる。
「フィリップ、俺に任せてくれるな?」
『はぁ、すごく嫌な予感がするけど、仕方ない』
降下しながらの攻撃を受け止め、「風都はきさまらの街なんかじゃねえ!」
ヒートトリガーに切り替えて至近距離から連射!
爆炎からよろよろと出てくるダブル。
『こんなことだろうと思った。無茶苦茶だ』変身解除。
「フィリップ!」

ガレージ部屋で、スタッグフォンが鳴る。亜樹子が倒れたままのフィリップに
駆け寄り、電話に出る。
『ちょっとワイルドにやりすぎたからダメージあったかもしんねえな。亜樹子、
そっちは頼む』
「へっ?!」

電話を切った翔太郎、スパイダーを操作。あすかの服に付けた発信機が反応。

へたり込んでいる霧彦。
「こんないかれた反撃を。バカな!・・・いや、バカななのか?」笑う。「バ
カだからこそか」

○廃ビルに駆けつけるみやび。
奥に鷹村とあすかがいた。
「あなたがあたしの命を狙ってたのね!」
鷹村はアノマロカリスに変身。
「僕の土地に手を出す奴は、みんな消えてもらう」
「ママ! 嘘だよね!」

○ガレージ部屋
ハードボイルダーにまたがってフィリップを見下ろす亜樹子。急に思いついて
酢を飲ませると、みごとに目が覚めた。

あすかのもとへと走る翔太郎に電話。
「フィリップくん、出撃!」
敬礼するフィリップくん。

○廃ビル
「家族そろってあの世で再会しろ!」
割り込んでみやびをかばうダブル。サイクロントリガーに変身、銃撃。
あすかを盾にするアノマロカリス。
「パパを、信じているよな、あすか」
「うん」
ルナトリガーに替わると同時に発射した光弾は、あすかを避けて曲がりアノマ
ロカリスに命中。あすかを救い出すと、娘を抱き締めるみやびを置いて追跡。

外に出てさらに撃たれたアノマロカリス、突然巨大化。ダブルを捕まえて水に
飛び込み暴れる。
「フィリップ! ハードスプラッシャーを!」
『もう呼んでいる』

亜樹子ごと発進するリボルギャリー。「あたし聞いてなーい!」
ハードボイルダーの後部を黄色いブースターに換装。

発進したハードスプラッシャー、大エビに体当たり。乗り移るダブル。
派手な水上戦の後、水中に入ると、『トリガー!マキシマムドライブ』
水から飛び出し、「「さあ、おまえの罪を数えろ! これで決まりだ」」
トリガー・フルバーストで大エビ爆散。

○DIGAL社
「部下が無能で申し訳ありません。鷹村の工場は破棄しますわ」
父への電話を切った冴子、どいつもこいつもだらしないと吐き捨てる。

爆発する工場。

○鷹村を水から引き上げるダブル。
立ち去ろうとすると、あすかが駆けてきた。引き留めるみやび。
「あすか。パパを、行かせてあげて。もうパパは、あすかだけじゃなく、風都
のみんなを護らなくちゃならないの。ね?」
しばらくダブルを見つめたあすか、わかったと告げると、ダブルに近づいて頭
を向ける。
「パパ、忘れちゃったの? いつもの、ごあいさつ」
焦る翔太郎に、フィリップは予想通りと笑う。
『ちゃちな嘘をつくからだよ、翔太郎』
右手がなでなで、ぽんぽん。
水上を走り去るダブルを、寂しげに見送るあすか。

○報告書の時間
《楠原みやびは議員を引退し、第二風都タワー計画は無期延期となった。だが、
親子は別の新しい何かを手に入れたと、俺は信じている》

「おいフィリップ。おまえ、あらかじめ父親の癖を検索して探し出しておいた
のか?」
覚えがないなーと、とぼけるフィリップ。
「そんなことより、早くお酢のすべてを極めなければ」

《いつの日か、そう遠くない未来、母は娘に本当のことを話すのだろう。その日
が来るまで、俺たちは彼女の夢を裏切れない。仮面ライダーダブルの使命が、
またひとつ増えちまったってことさ》

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp