真摯な反論に感謝します。

「部下を思うがゆえの厳しさ」という点はよく分かります。
日本が戦争に負けたのは「ビンタの有無とは関係なく」
「絶対的戦力の不足による」もその通りでしょう。

小生の父方の大叔父は南方で戦死し、母方の大叔父の一人はノモンハンの
生き残り、もう一人はビルマ戦線から帰還し、まだ生きています。
戦場でのことを聞きますとすぐ険しい顔つきになり、だんまります。
昔のことを思い出させるのは健康上よくないと思い、もう聞かないことに
しています。親戚にも多くの戦死者がいます。
みんなみんな厳しい統制を受けたに違いありません。

“戦力不足”はさいしょからわかっていたのではありませんか?
日本の戦争指導者は、“大和魂”“神国ニッポン”を柱に、たとい“竹槍戦術”
となろうとも“必勝の信念”を謳っていたのではありませんか?
そのために厳しい精神の統一と鍛錬を強要したのではありませんか?

負けることが明らかでありながら、なおかつ命を的にしなければならなかった
前線の兵士たち、その任務の遂行のために、余計な厳しさがあったのでは
ないかと、小生は想像しております。憐れでなりません。

小森 時男 wrote in message ...
>雑多な人間の集まりを統御して行くには制裁も必要でした、口で諭して行けない人間もいました、
これらを組織の外に置くと死を意味します、隊から離れれば直ちに殺される戦場です、これらの人間
を救う意味でも制裁は必要でした、戦いの勝負は絶対的戦力の不足です。火炎放射器に単発銃で戦え
ません。ビンタの有無は関係ありません。可愛そうな戦友に何時も冥福を祈っています。