なんか最近やたらとクイズ番組が多いですね。

しかも、クイズとはいえ漢字検定とか中学受験とか結構
実利的にためになる教養番組が堂々とゴールデンタイムに
放映されています。

昔だったらあり得ない展開です。

恐らく視聴率をある程度取っているから次々と似たいような
番組が制作されているのでしょう。

私にとってはこういった番組が増えることは勉強になるんで
一向に構いませんが、それでも何かバランス感覚を欠いている
感じがしますね。

日本人の悪い癖で集中豪雨的にあるジャンルばかりをやってしまう。
恐らくその煽りを食ってるジャンルも結構あるんじゃないでしょうか?

そこらへんがどうも私には解せないです。

右だというと皆で右へ習えをする。左だというと皆で左へ習えをする。

これって国民性なんでしょかね?

それとやたらと安易な番組が多すぎます。お笑い芸人を何人か入れて
勝手にトークしてみたいな手抜き番組。製作側は超楽な上にある程度
視聴率が稼げる。

恐らく、TV番組を長年作ってきた先輩たちが今のTV番組を見たら
嘆くんじゃないでしょうか?まだ、俺たちの時代のほうが面白いものが
たくさんあったと。

まぁ、儲け主義で制作費をケチってるTV局側の態度が一番悪いんで
しょうね。だから、その低予算でできる範囲のものでできるだけ視聴率
が稼げるものとなると安易にお笑い芸人を使って適当にトークをさせる
なんてことになっちゃうんでしょうね。

お笑い芸人は安く使えてしかもある程度視聴率が稼げるからそっちへ
流れるのも自然なことかもしれません。しかもお笑い芸人は低姿勢
だから作る側も威張ってられる。

それに比べて大御所先生たちは自分の意見をどんどん言ってくる上に
ギャラも高く、今の軟弱なプロデューサーだとなかなかそういった大御所
たちと格闘することができないんでしょうね。

だから良いものが生まれてこない。

でも、良いものって様々な格闘があって出てくるものですよ。それを避けて
妥協妥協で作ったら良い物なんて生まれてきやしません。だからつまんない
ものしか作れない。

昨今のクイズ番組ブームも一過性のものであって、また何かムーブメントが
現れたら集中豪雨的にそっちへ流れちゃうんでしょうね。

局サイドはもうちょっとバランスってものを考えてほしいものです。