真木子です。

デンライナーで22年前に行くというのは当然予想できる展開ですが、なんで
「刑事」なのかは、やっぱりわからない・・・


第5話「二重奏 |~ ストーカーパニック」
今回の記号は、さすがに普通の文字では表現できません。
四分音符に、トリルの短いやつの印・・・正式名称は知らなかったんですが、
プラルトリラーとかいうらしい。
毎回の楽譜記号、いったいどういう基準で選んでるんだか。

○2008年、公園。
妙に凝った映像。おばちゃんたちが振り向き、渡がひるむ。
また変な臭いがしていると詰め寄られていると、静香が飛び降りてきた。渡は
変わったのだと言って、ミニ・コンサートのチラシを配る。

渡はガチガチ。集まったご近所さんたちの発言は、好意的なものではない。
変わるんだ、と自分に言い聞かせて始めたものの、手が震えてめちゃくちゃ・・・
というか、聴衆の苦しみようは、破壊音波でも出してるんじゃないか(^^;

泣いている渡。「やっぱりだめだ。僕は一生変われないんだ。ずっとお化け太
郎のままなんだぁぁ」
静香に励まされ、どうすればと考えて、思い浮かべたのは名護啓介。

恵を見つめる不審な若者。ファンガイアに変化しかけたところで、名護に声を
かけられ、逃げていった。
そして名護は、逆に恵に声をかけられる。ボディーガードだと言うが、目当て
はキバ。
「迷惑な話ね。知ってるでしょ。あたしがあなたのこと、嫌いなこと」
「あんたは俺のことが嫌いなわけじゃない。嫉妬しているだけさ、俺の力にな。
もっと素直になりなさい」
「ああ〜神様、どうかこの男をこの世から消し去ってください」

○1986年、いつでもどこでもケータイ、ではない時代。
公衆電話の前でゆりが財布を探っていると、横から10円玉を入れる手・・・
音也だ。0108=おとや で、勝手に自分の家にかける。にっこり笑って受話器を
受け取ったゆりが留守番電話に吹き込んだのは、「消えて、この世から」

○2008年、マル・ダムール。
渡が名護に、弟子にしてくれと頼みこむ。
彼を選んだ理由を訊かれて、「名護さん、最高だから」
「聞こえないな。もっと大きな声で言いなさい(^-^)」
名護さんは最高です!と叫んで認められた渡。

○1986年、同じくマル・ダムール。
音也が訪ねてきた。
「ご注文は」「おまえだ」
「出ていけ」「わかった」
一緒に帰ろう、とゆりの手をとった音也だが、そばにいた男に店の外に叩き出
された。作中ではまだ名前が出てないけど、ようやく表示されました、ザンキ
じゃなくて次狼。
席に戻ると、「コーヒーの値段は俺が自分で決める。それでいいか?」
まずいコーヒーに金は払えない。ちなみに今まで1円も払ったことがない。
「怖い。でもいいよ。面白そうじゃない」意外に強気なマスター。
出てきたコーヒーを、まず念入りに匂いを嗅ぎ回ってから、一気飲み。
次狼は1万円札を置いた。「釣りはいらねえ」

○2008年。
隠れて恵を監視する渡。ふと見ると、隣で同じことをしている若者が。
恵をつけていたファンガイアとは知らない渡、名護に言われて恵の護衛をして
いると言うと、相手も同じことを言う。
「麻生恵、1987年12月29日生まれ、山羊座のAB型。身長165センチ、バスト84、
ウエスト58、ヒップ88。完璧なプロポーションだ」
護衛する人間のすべてを知っておくのは当然だと言われて、渡は素直に感動。

早くも水着サービスの恵ちゃん。渡たちは、プールの底に潜って見張る・・・

○1986年、こちらも水着。
一人で水に浮かんでいたユリが、不穏な気配を察知する。「まさかあいつ」

○2008年。
恵がお仕事の間に、控え室の前に来た渡たち。盗聴器が仕掛けられてるかもし
れないからと言われて、渡は恵の携帯電話を取りに忍び込む。
が、恵に捕まった。

例によって、マル・ダムールでお説教。ただし、恵の矛先が向くのは名護だ。
渡は、恵を狙う人物に騙されて利用されたと知ってしょげる。

またまた例によって風呂で落ち込んでいる渡。
「なあ渡、ひとつ訊いていいか?おまえ、今まで何のために戦ってきたんだ」
「それは・・・声が聞こえるんだ。父さんのバイオリン、ブラッディ・ローズ
から。戦えって・・・」
「おまえには自分の意思ってもんがねえのかよ」
「恵さんにも悪いことしちゃった」
「いわゆるひとつの『泣きっ面に蜂』」

恵ちゃんの入浴シーンは見せません:-)
バスルームから出てきた恵は、ベッドサイドの写真に「母さん・・・」

○1986年。
店を出たゆりが、また気配を感じて足を止める。
そこにやってきたのは音也。やはり昨日のもこいつかと睨んだら、珍しく目当
てはゆりではなくて、次狼。
「この世で嫌いなものが二つある。糸こんにゃくと、俺にたてつく男だ」
次の瞬間、殴られた・・・ゆりではなく、次狼に。
「ここはコーヒーを飲む場所。世界一神聖な場所だ。帰れ」
殴り合いを始めた二人に呆れて、立ち去るゆり。
やがて嶋がやってきたが、「ちょっとごめんなさい」と二人の間を平然と通り
抜けていった。

駐車場に向かうところかな?ゆりがゴキブリホイホイ・・・じゃなくて、床に
張られた蜘蛛の網に捕まった。
天井から怪物が降ってくる!

○2008年、同じ場所か?
恵の前に、青年が現れた。後をつけていた渡は例のストーカーと気づくが、そ
うとは知らない恵はサインの求めに快く応じる。
「あなたは、僕のものだ」
青年はシープ・ファンガイアに変化して抱きついた。銃を使って逃れる恵。
「私のファンか。ファンガイアにしては、ずいぶんいい趣味してるわね。いい
わ。優しく殺してあげる」
でも、すぐ捕まってピンチ。それを見て渡がキバに変身、ファンガイアを攻撃。
いったん倒れたファンガイア、羊のくせにクロックアップ(違)!
ぶっ飛ばされたキバは青い笛をセット。「ガルル・セイバー!」
ビルから竜が出て、口から剣が飛んできて・・・
青くなっても、やっぱり相手のスピードに手を焼く。押さえ込まれたところに、
恵が加勢した。恵のほうに向かうファンガイア。
追おうとしたキバの前に、名護が現れた。「ようやく会えた。キバ!」
俺の手でおまえを倒す、と上着の内側に手をいれる。「変身」
そのとき恵の悲鳴が。はっとしてそちらを見る、名護とキバ。
恵に迫るファンガイア・・・

○1986年。
こちらでは音也が、悲痛な顔で蜘蛛の巣を見下ろす。一緒にいるのは次狼と、
しゃがんでるのは誰だ、嶋か?なぜこの場所がわかった?

気を失ったゆりを運んでいくファンガイア・・・


二重奏と題するだけあって、場所やセリフや状況がいろいろ重なる作りになっ
ていますが、疲れる・・・

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp