真木子です。
『仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』4月12日公開、だそうで。
刑事の格好ったって、いくらなんでもこれは・・・
http://www.toei.co.jp/tv/den-o/index.asp?action=entry&num=240

『ゲキレンジャー』も、とうとう最終回。オープニングナレーションが、ちゃ
んと修正されてました(^^)。
それにしても、最後のロンの扱いって酷すぎる(^^;

キバは第3話、「英雄 ### パーフェクトハンター」
ここでは#を同じ高さでしか表示できませんが、イ長調または嬰へ短調の記号。

今回のキバットの薀蓄は、ガスパロ・ダ・サロという無名の木彫り職人がバイ
オリンの原型を作ったという話。こいつも悪魔と契約したとか言いたいのか?

○2008年
風呂から出てくるキバット。チャイムが鳴るが、仕事中の渡は「いいんだよ、
ほっとけば」
だが、チャイムはしつこく鳴り続け、渡はしぶしぶ玄関へ。朝晩新聞の勧誘員
に、なんか頷いちゃって契約寸前。そこに静香が現れて、さっさと断って門の
中に滑り込む。渡はこの調子で5紙もとっているのだ。
「ねえ渡、自分を変えたいんでしょ。本気でそう思ってる?」
「うん、まあ」
ならテーブルのお礼に行くぞ、と。

嶋にまたキバのことを報告する恵。
「嶋さんは、キバは人類にとって、ファンガイア以上の最大の敵になる可能性
があるとおっしゃいました」
「ああ。まあその時は、名護啓介をキバにぶつけるまでだ」
「名護君には、荷が重いと思います。あたしがやります」恵ちゃんの腕じゃ、
それこそ荷が重いと思うけど。恵は名護が嫌いらしい。

菓子折りを持ってマル・ダムールを訪ねた渡。
「あの・・。そ、その、これは・・・。これ・・・テーブルの、お礼で」
なんとかマスターに通じたようだ。
「これ、ひどいものですが」
「違うでしょ、つまらないものでしょ」
「・・・つまらないものです」
いちおう教育的な場面・・・なのか?(^^; そばにいた恵が、お礼もろくに言
えない上に保護者つきかと、バカにする。
その恵に悲鳴をあげさせた老犬ブルマン君が、渡に懐く。好き嫌いが激しいブ
ルマンがすぐに懐いたのは、これが二人目だという。
渡の名前を聞いたマスター、紅という姓に、なにやら微妙な表情。
恵に、どんなふうに変わりたいのかと訊かれ、口ごもる渡。また叱られて、急
にしっかり喋るようになる。
「父みたいな人です。母が言ってたんです。父は、素晴らしい人だったって」
心清く誠実で真面目で、曲がったことが大嫌いな純粋な人・・・誰やそれ(^^;
その父が紅音也であるというのが、ここで正式発表。

○1986年
次々と女性を乗りかえて歩く音也。ウラタロスなら誰も捨てずに全部キープす
るんじゃないかなー。
ゆりが現れると、「おお!運命の女か」
武器を返せと迫るゆりの隙を突いて、抱きしめる。が、嫉妬した?モス・ファ
ンガイアが襲ってきた。ゆりの武器を使って攻撃する音也。捕まると今度はゆ
りが攻撃。ファンガイアは鱗粉爆薬攻撃で逃げた。

その様子を見ていた嶋は、ゆりに音也の身辺調査を指示。場合によっては組織
に加えたいと言う。組織っていうほど人がいるのか?
ゆりは反対するが、少しぐらい型破りなほうがいいと取り合わない。

○2008年
また紅家のチャイムが鳴る。女性は新聞勧誘員ではなく、弁護士の夏川と名乗
った。
分厚いファイルを何冊も取り出して、「22年前、紅音也氏から被害を受けた方
々のリストです」なんで今頃?
法律的には時効でも、道義的な問題だと言う夏川。なにやら机をなでた指を拭
いているが・・・?
いったい父が何をしたのかと訊いても、「ご自分で確かめられたらどうですか」

で、一人目の話。
バブルの頃、株で大金持ちになった彼の前に現れたのが、女性たちを引き連れ
た音也だった。「遊び方なら、俺が教えてやる」という言葉にのった結果、あ
っという間に破産。
信じられないと言いつつ、土下座して何度も頭を下げる渡。
二人目の話は、なぜかやたら強風の中で。
ベガスのカジノを買収したのだが、そこでひたすら赤に賭けて負け続けていた
のが音也だった。支払いを求めると、おもむろにバイオリンを出してツィゴイ
ネルワイゼンを弾きながら「俺の演奏は1曲10億ドルだ〜」と歌いだす。変な歌
を入れたら価値が下がるんじゃないか?
こうして音也は負けを踏み倒し、運まで吸い取ってしまった。店はつぶれ、妻
に逃げられ・・・
また土下座する渡。
どちらの回想にも、楽しくなさそうなゆりの姿が。ベガスまで付き合ったのか。
呆然とする渡に夏川は、「紅音也氏が、一つでもいいことをしていたと判った
ら、これまでの罪は許すと被害者の方々は言っています」
一つすら、もはや渡には自信がない・・・

『タイタン金融』なる、和洋折衷趣味の事務所。ドイツのやくざ?
コーヒーを運んできた男が、外人ボスに近づき、いきなり服のボタンを引きち
ぎった。
「これは記念です。私があなたを捕まえる記念」
ボスには50万ドルの賞金がかかっていた。賞金稼ぎかと言われた男は、「正義
の味方と呼びなさい」
逃げ出したボスは、たまたま近所にいた静香を人質に。渡はオロオロするだけ。
そこに現れた名護が一撃で静香を解放、奪った竹刀でボスをめった打ち。
「生まれ変わりなさい。きちんと罪を償えば、あなたにもまだチャンスがあり
ます。どんな人間にも、無限の可能性があるんです」
桜井さん、もとい警官たちがやって来た。「あなたは、もしかしてあの有名な
バウンティハンターの」
「賞金はいつものところに寄付してください。恵まれない子供たちのために」
颯爽と立ち去る男を追いかけたファザコン渡、じっと見つめて「父さん・・・」
「相談に乗ってあげたいんですが、今日はちょっと時間がなくて」
いつもマル・ダムールにいるからと言って、去っていった。

モス・ファンガイアが人を襲う。22年前のやつって全然倒せてないのね。
恵が来て攻撃。
紅家ではバイオリンが鳴り出し、キバットが飛び出す。「待ってたぜ!」
その音は外の渡にも届いた。静香を置いて走り出す。
ファンガイアは銃弾を受け止め、鱗粉攻撃。恵は捕まって大ピンチ。
駆けつけた渡がキバに変身し、激しい格闘。地面に押さえつけ、パンチを放と
うとしたとき、ファンガイアは女の声で、「音也!」やっぱり元愛人か?
思わず手が止まったところで反撃を受け、ファンガイアに逃げられた。

建物の中に逃げ込んでいた恵のところに、先ほどの正義の味方君が近づく。
「名護君・・・」
「立ちなさい。戦士は倒れちゃいけない」
顔をそむける恵。
「ファンガイアは?・・・キバか!」

ファンガイアを見失ったキバは、渡の姿に戻り、ため息。

「キバ、おまえのボタンはいらない。命をもらう」そもそも取れるボタンなん
てないような。

草加雅人ほど嫌味な奴ではなさそうですが、やっぱり変態だな・・・

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp