さいとう@OCNゆーざ  です。

Shibuya, Nobuhiro さん wrote:
> 
> "Shibuya, Nobuhiro" wrote:
> 
> > 渋谷@家から です

> 最近(ここ3年くらいの期間)に5冊以上のタイトルの出ている
> シリーズもので手を出したライトノベル作家でいうと…

> 『学校を出よう!』(谷川流; メディアワークス電撃文庫)

> などですが、てにをは、すべからくの使い方、人称の混乱、
> 修辞の異常さ加減などの乱れはさほど気にならなかった。
> 適当に並べた中では谷川流の文章構成・物語構成の力量は
> 上に並べた中では底の見えないものだと思いました。
> ぶっとびなストーリーをいろんな技使って執筆しているのに
> 生硬な痕跡がないから。

谷川流さんの作品は、最近の作品 (涼宮ハルヒシリーズの
新しいのとか『ボクのセカイをまもるヒト』とか) だと、
妙に難しい表現遊びに走っている印象を受けます。
あと、涼宮ハルヒを読んでると物語のキーに『学校を出よう!』
とか『電撃!!イージス5』と同じものがでてくるのも微妙に
どうかと。詳しく書くとネタバレになるので書きませんが。
どっちかだけしか読まなかったら単純に「この人すごい」
という感想で終わってたと思います。

という意味で、涼宮ハルヒシリーズが終わって次にどんな
ものを書けるかに注目したいところです。
まだそっちはいつ終わるかわかりませんけど。

> 『灼眼のシャナ』(高橋弥七郎; メディアワークス電撃文庫)
> 
> 企画もののサブストーリーの一冊を読んだ限りではおかしくないんですが
> 物語世界構築のために独自の用語がいっぱいあるらしいので本編を
> 読むときついていけるだろうか?わたしとしてはひとえに上記の基準を
> クリアしてもらえればなんとかなると思ってはいるんですが。

文章表現的には特に変なところはなかったと思います。
作者さんは他の作品 (といっても『 A/B エクストリーム』
及びその続編しか出してませんが) でもはじめの説明に
大量の定義を出してくるのでそれを越えられるかどうか、
というところでしょうかね。
#とりあえず本編 XVI, 0, S (普通に売ってる既刊全部)
#シャナの方は読みました。
# A/B エクストリームは 2 巻目。

> 『時雨沢恵一』(時雨沢恵一; メディアワークス電撃文庫)

この人なら本当にやりそうだ......
どちらかというと時雨駅悪一 (雷撃文庫) かもしれません
けど。

キノの旅は学園キノと打って変わって落ち着いた文体だし、
てにをはもかなり作者さんは気をつけてるようです。
ただ時折誤打で間違った文の方が、偶然意図していたもの
よりもいい文だった場合はそのまま使う、とあとがきには
書いてありました。まあ、といっても読んでいておかしな
文には気づきませんでしたけど。
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西4東    さいとう  のぼる<j0315@cocoa.ocn.ne.jp>
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