"Shibuya, Nobuhiro" wrote:

> 渋谷@家から です

> > ということで、かなりおすすめです。

> > さて灼眼のシャナが X まで進んだので、次は他の人に勧められた
> > フルメタル・パニックでも読むかな。
> 
> 金曜日に『レンタルマギカ』を11巻まとめ買いして
> 読み始めたところ。

最近(ここ3年くらいの期間)に5冊以上のタイトルの出ている
シリーズもので手を出したライトノベル作家でいうと…

『先輩とぼく』(沖田雅; メディアワークス電撃文庫)
『私立三十三間堂学院』(佐藤ケイ; メディアワークス電撃文庫)
『学校を出よう!』(谷川流; メディアワークス電撃文庫)
『ぷいぷい!』(夏緑; メディアファクトリーMF文庫)
『けんぷファー』(都築俊彦; メディアファクトリーMF文庫)
『ゼロの使い魔』(ヤマグチノボル; メディアファクトリーMF文庫)

などですが、てにをは、すべからくの使い方、人称の混乱、
修辞の異常さ加減などの乱れはさほど気にならなかった。
適当に並べた中では谷川流の文章構成・物語構成の力量は
上に並べた中では底の見えないものだと思いました。
ぶっとびなストーリーをいろんな技使って執筆しているのに
生硬な痕跡がないから。

に比べると

『ご愁傷さま二ノ宮くん』(鈴木大輔; 富士見書房ファンタジア文庫)
『レンタルマギカ』(三田誠; 角川スニーカー文庫)

はいささか変なところがありますね。「ネオすべからく」を使っていたり
倒置やその他の修辞が革命的なところがあります。
# 「ネオすべからく」: 「すべからく…べし」以外の統語法を指す。私は拒否する。

『灼眼のシャナ』(高橋弥七郎; メディアワークス電撃文庫)

企画もののサブストーリーの一冊を読んだ限りではおかしくないんですが
物語世界構築のために独自の用語がいっぱいあるらしいので本編を
読むときついていけるだろうか?わたしとしてはひとえに上記の基準を
クリアしてもらえればなんとかなると思ってはいるんですが。

『時雨沢恵一』(時雨沢恵一; メディアワークス電撃文庫)

まだ読んでいないのでどっちかなあ。

ちなみに読んでて趣味に合わなかった語り口の作家というと
『みずたまぱにっく。』のハセガワケイスケ
主人公の独白がうざくしつこい

あの語り口で『しにがみのバラッド。』もやっているんだったら
絶対読みたくないです。

もっと文章に難があってこれだけ悪文だったら試しに読んでみたくなる
というシリーズ作品が5本以上発刊されているライトノベル作家が
いたらご紹介いただけないでしょうか?
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mailto:shibuya@dd.iij4u.or.jp           渋谷伸浩