福田首相と小沢代表の二人だけの密室会談がいろいろな憶測を呼んでいる。
 大連立の話はどちらが仕掛けたとか、解散話が出たのかどうか、とか、今後どのような展開になるのか、等など憶測は限りなく広がるのだ。
 小沢は、安倍首相が、テロ特措法を巡って会談を申し込んだ際には「密談的な形はよくない。話し合うなら公開の場でやろう」と答えていたのだ。それが、相手が福田に変ると「一国の総理から会談したい、と言ってきているのに、断るわけにはゆかんでしょう」と一変したのだ。
 この変化について、小沢は国民に説明すべきである。
 ともかく、政局が行き詰まっているときに、首相と野党党首との密室談義は、民主主義国としては、好ましくないことは言うまでもないことではある。
 村上新八