真木子です。

カラオケに「Double-Action」が4フォーム入ったので、あらためてCDを
聴いてますが、一見同じパターンのようで、ちゃんと各キャラクターの
性格を反映してますね。
モモとウラは良太郎とのやり取りが成立しているのに、
Ax form は完全にキンタロスの世界で、良太郎の人格なし:-)
Gun form はリュウタロス側が良太郎の言うことを無視・・・


第33話「タイムトラブラー・コハナ」

前回の状況がわかりにくかったせいか、オーナーの声で解説。
「彼はカードを使うたびに、大きな代償を払っていた。
自分自身に関する記憶が、人々の中から消えてしまうという代償を」

イギリスの沢田由香と電話で話している良太郎。
以前、愛理の婚約者のことを話題にしていたのを思い出し、聞いてみるが、
「ううん、初めて聞いた。お姉さん、結婚するんだ。へえ〜。おめでとう」
次に帰ってきたとき、またこれを話題にすると困りそう。まあ、その前に
最終回が来て解決するんでしょうが:-p
もしかして、“卒業したら結婚”の対偶で、“結婚しなかったので
卒業もしてない”になったのか?

デンライナーが停車、皆が窓に集まる。
崖から蔓のように線路が伸びている。
「おいおい、また神の路線ってやつじゃねえだろうな」
「あれはそんな古いものじゃありませんよ。新しい路線のようですね〜。
どこへ通じているのかは、こちらとつながってみないことには、なんとも」
固定の路線以外にも、いつも勝手に線路を作っているんだから、つなぐのは
簡単だと思いますが。あのグルグル巻きを走れるかどうかは別として。
「ともかく、なにか変化が起きてますよ〜、なにか。君たちも、どこか
妙なとこありませんか?」
モモの冗談なんぞにのせられるとは、ウラタロスも甘くなったな。
ここに至って、ハナの姿が見えないことに気づく。

夜道を歩く少女。一見、ハナのようだが、プロポーションが・・・?
カーブミラーに映った姿を見て、本人も愕然。
しかし、服がいつもと同じってのは、一緒に縮んだのか?

土手に寝転んで、星を見上げる侑斗。
お茶菓子を持ってきたデネブに、
「カード、少なすぎたんじゃねえの」
「だけど、あんまりたくさんあって、この時代で桜井侑斗のことを
覚えている人が、1人もいなくなったら・・・」
ようやく思い出しかけていた愛理・・・
カードを使わなくてよくなって、ちょっとホッとしてるというデネブに、
侑斗は“ほんのちょっとだけ”同意。
しかし、すべての人の記憶を使ったんじゃないなら、誰の記憶を消費するかは、
どんな基準で決まっていたのかしら?

翌日、元気に自転車を走らせている良太郎。重傷で戦ってボロボロに
なるとか言ってたのは、もう回復したのか?
『桜井さんのこと覚えてる人がいなくなったら・・・』
記憶がなくなったせいで消えかけたイマジンたちのことを思い出す。
そこに、モモタロスから、ハナがいなくなったと連絡。
タイミングよく、ハナから電話がかかってきた。

ハナに呼ばれて自転車を走らせる良太郎だが、今日も不幸が。
目の前で車のドアが開き、ぶつかって転倒。出てきた兄ちゃんたちに、
因縁をつけられる。
「とりあえず、いくら出せる?」
襟首をつかんで脅す兄ちゃんの顔に、生卵がぶつかった。良太郎にも
かかってるけど(^^;
「良太郎から離れなさい!」
怒鳴って睨んだのは、例のちっちゃいハナちゃん。
「なんだぁ?」
次の卵も命中!・・・それはともかく、なんで卵なんか持ち歩いてるの?
詰め寄った相棒の兄ちゃんには、パンチ一発! 顔には届かないから、腹ね。
「良太郎!逃げるよ!」
呆気にとられながら手を引かれて走る良太郎だが、この状況には既視感が。
「あの・・・まさかと思うけど・・・ハナさん?」
「わかってくれた?(^o^)」
「(@_@)」

聞こえてくるピアノの音に合わせて手を動かしながら、引かれるように
楽器店に入っていった初老の紳士。
ピアノの前にいた母子を追い払って座ると、おもむろに華麗な演奏を始める。
・・・よく聞くと、曲は「Double-Action」。
次にはどこかのレストランで、バラード風「Double-Action」を弾いている。
支配人に追い出されようとしたとき、黄色い光が飛び込んだ。

またトボトボと歩きながら、手を動かし続けているピアノマン。ステッキを
持ってるけど、これじゃ使い道ないな。
歩道橋の下に座り込んだとき、クラーケンイマジンが出現した。
近くを通りかかった侑斗が気づく。
「ピアノが欲しいのか、よしよし。叶えてやろう」
墨になって?飛んでいくイマジン。
契約者をデネブに見張らせて、侑斗は良太郎に知らせにいく。

ミルクを出されてご不満のちびハナちゃん。
とにかくオーナーに聞いてみようと話していると、愛理たちが店に帰ってきた。
とりあえずハナの妹ということでごまかす。
名前を聞かれ、良太郎がとっさに「コハナちゃん」
これも本人はご不満のようで。
そこに侑斗が来たが、顔を出して合図するだけで、入ってこない。
“良ちゃんのお友達の桜井侑斗君”は、忘れられてないと思うんだけど?

ついてきた少女がハナだと聞いて、侑斗も驚愕。
ハナをデンライナーに送るのは侑斗が引き受け、良太郎は契約者のほうへ
行くことに。
去り際に良太郎、「君にも、後でいろいろ聞きたいことがある」
ゼロライナーの停車時刻は、デンライナーとは違うルールらしい。
転んだコハナちゃんを、お姫様抱っこして運んでいく侑斗。
コハナちゃん、暴れる・・・

ピアノの練習をしている少女。
そこに窓を破って、イカ男登場。
「いい子だ。こいつはもらうからな」
グランドピアノに触手を巻きつけて、一気にさらっていく。

ピアノマンは、とある建物を見上げながら、相変わらず手を動かしている。
そこは病院だった。
「奥村さーん、点滴交換しますね。今日はいい天気ですよー」
ベッドに横たわる青年は、反応しない。
壁には、青年がピアノを演奏する写真が。他にも舞台写真がたくさんある。
ピアノマンの息子か弟子かな?
やがて、ピアノマンはトボトボと去っていった。

広場に座り込むピアノマンの前に、グランドピアノが降ってきた。
続いてイカ男も。
「さあ、おまえの欲しかったものだぞ、良かったなあ。契約完了」
だが、ピアノマンは違うと言い、扉は開かない。
苛立ったイカ男がピアノマンを投げ飛ばす!
受け止めたのは、デネブだった。
「ふん・・・ゼロノスの片割れかぁ。変身はしないのか?」
「最初に言っておく!・・・そこには触れないでくれ」
触手vs.銃撃!
互角かと見えたが、続く攻撃で、デネブがやられた。
そこに良太郎が到着。
「今度は電王か。誰が来ようと一緒だ!」
ソードフォームに変身。
「いいだろう、相手をしてやる」
「なんだこの野郎、偉そうに! してやるのはこっちだ!」
格闘戦は苦手なのか、電王側が一方的に殴る蹴る。
倒れた、と思ったら、笑っていきなり起き上がり銃撃!
「よしよし。そのままおとなしくしてれば、ご褒美だ!」
「そんなご褒美はいらねえな!」

その頃、デンライナーに残った面々は、コハナちゃんに驚いたりふざけたり。
ひたすらチャーハンに向かっているオーナーに、詰め寄るコハナ。
「オーナー! これ、どういうことなんですか?」

戦いは続く。
触手攻撃の定番――縛り上げ、振り回し、叩きつけ、引き寄せる。
縛られたまま、フルチャージ。
「いくぞ、俺の必殺技、パート・・・パート・・・何にすっかなぁ」
『迷ってる暇ないよ。5でいいじゃない』
「よし、パート5!」
結果は相撃ち。
「なかなか優秀だ。ここはおあずけとしておこう!」
海に消えるイカ男。

戻ってみると、契約者はゆっくりとグランドピアノへ。

コハナと侑斗は、オーナーと一緒にコックピットに。
新しい路線を見て驚く侑斗。前より開いて伸びたみたい。
「ハナ君の異変は、あれに関係している、とも考えられます」
「どういうことですか」
「例えば、あの路線が、ゼロライナーやハナ君のいた時間に続いている、とか」

無心にピアノを弾く男を、首をかしげながら見守る良太郎たち。

伸びつつある線路を見つめるコハナ・・・


切っても根が残っていればまた生えてくる、みたいな感じ?
記憶している人間がいれば復旧するという話からすると、ハナちゃんの記憶が
根っこか栄養?
ゼロライナーの時間軸が復活すれば、ゼロノスも本来の形で、ちゃんと正式の
定期券を持って復活できるかも?

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp