参院選を数日後に控えて、各新聞は自民の劣勢、民主党の大勝を予測している。自民の支持は日が経つにつれて減少している。 が、国民は本当に自民に愛想を尽かしているのだろうか。自民離れは「消えた年金問題」が大きいが、それだけでは国民の政治意識が向上したことにはならない。 850兆円もの借金の山を築いた自民党の失政や米国追随の外交、官僚に牛耳られて、談合と天下り絶滅のための公務員法改正と称して、天下り公認の抜け道しか作らなかったり、政治資金規正法改正と称して、これまたでかい抜け穴を作ってみたり、そんなざる法を強行採決して成立させ、それを安倍政権の実績として誇示してみせたり、それが自民の正体なのだ。 国民をバカにするのもいい加減にしろ、と一喝したいところなのだ。 こういう、自民の実態につくづく愛想を尽かしても当たり前だし、そういう意味の自民離れなら本物なのだが、果たしてそうなのか。 村上新八