In article <m3d54crx5z.fsf@orie.rlss.okayama-u.ac.jp> kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp writes:
>結局、ポリシーの公式な宣言の意義を理解してないのか、私への個人的反発か
>ら宣言しないのかのどちらか(もしくは両方)だということでしょう。
「個人的反発」なのかどうかは解りませんが、
「公式な宣言の意義を理解してない」のは明らかですね。
というか、「公式な宣言」とは何であるか理解しているようには思えない。

小坂さんが何を求めているのかということについては、
In article <m31wl3bfal.fsf@orie.rlss.okayama-u.ac.jp> kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp writes:
>> 自らについての自分の考えを「私はこう思います」と言うのが明言ではないの
>> でしょうか。
>> #語尾の問題ではないでしょう。
>wacky氏の発言は、百歩ゆずって、「自分の考えを明言したものだ」というこ
>とはできるかもしれませんが、「自分の行動を明言したものだ」と言い得るも
>のではないですね。
(中略)
>あえて特殊なところを言えば、公的な行動に対する明言を求めているってとこ
>ろです。
>それは、宣言に近いものですね。
>fjで公的な行動について明言なり宣言なりを求められるということは、fj参加
>者に対する誓約を求められてるってことです。
>それを曖昧な言葉で胡麻化せば、誠意がないと思われてもしょうがないと思い
>ますが。
の段階で、かなり明らかになっているんですが、
wacky氏は、その重要な部分を無視し、
残った部分を曲解することによって、話をズラしているんですよね。

「考えを明言」することと「行動を明言」することは大きく違うわけなんですが、
wacky氏は、「明言」という同じ表現が使われていることのみに着目して、
「明言」という語の指す内容が文脈によって違っていることを無視している。
まあ、これってwackyという人の「いつものパターン」ですけどね。

実のところ「行動を明言」というのは、
変な表現というか、不必要に文脈に依存する表現ですよね。
この場合の「行動」とは「将来の時点で実行することを約する行動」の意味です。
小坂さんは、そういう表現上の問題に気付いたから、
同じことを「宣言」と呼び変えたわけです。

ただ、むしろ「宣言」というよりも、
上の引用にも出てくる「誓約」という言葉を使った方が良かったかも。
「誓約」が大袈裟だと思うなら「約束」でも良い。
要するに小坂さんがwacky氏に求めているのは、
「fjの参加者に対する誓約(約束)」なんですよ。

wacky氏が実際に発言した内容は、
「こうするのが良いと思う」「こうすることになるだろうと思う」
という内容でしかない。従って、wacky氏の実際の行動がそれに反したとしても、
「いや、良いと思ったけども、面倒だからしなかったんです」
「いや、予想が外れただけのことです」などと答えられたら、
それ以上の責任追及はできない。
そういう意味で、wacky氏は、選管としての情報公開行動に関して、
「誓約」に該当する発言は何もしていないことになるわけです。

それに対して「こういう行動を実行します」と明言すれば、
それに反する行動をしてしまったら、
「約束を守っていないじゃないか」という責任追及を受けることになる。
逆に言えば、そういう責任追及の根拠になる発言を
自ら積極的に行うことが「誓約」なんです。
そして、そういう発言をすることによって、
発言者は自分の行動に責任を負う意思があることを
皆にアピールすることができます。

そういう「誓約」あるいは「アピール」を、
wacky氏は拒絶しているわけです。

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp