コードギアス STAGE 15
携帯@です。
コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE15「喝采 の マオ」について雑感など。
^L
●全体を通して
マオVSルルーシュの対決決着編です。
前回ちょっと同情しかけたマオでしたが、チェーンソー出した時点で撤回。それに
しても、あれだけ強力なギアス能力を持ちながら2話であっさりと倒されてしまうと
は意外です。結局、マオはルルーシュの強力なライバルというよりは、C.C.の過去に
ついて語るための存在だったようで、C.C.が以前の話で言っていた「失敗」というの
は、マオの育て方を誤った、ということなのでしょうか。
それにしても、シャーリーの記憶の件、あんな乱暴な誤魔化し方で良いんでしょう
か。
ルル様、C.C.に半端なことをと責めていましたが、その内自分に跳ね返って来そう
です。
●人気投票結果
3位…ルルーシュのシャワーシーン
2位…スザクVSルルーシュの対決シーン
1位…ゼロに銃を構えるシャーリー
女性の投票者の方が多いのか?
●アバンタイトル
ナレーション「この世界には、善意から生まれる悪がある。悪意から生まれる善意が
ある。ルルーシュが起こした行動は果たしてどのように受け止められるべきも
のなのか。裁きは、世界の必然なのか。ギアス。この人ならざる力を使う者は、
否応なく心に孤独を作り出し、善意と悪意の狭間に落ち込んでいく。されど、
もし、そこから立ち上がる者がいるとするならば、そう、その者は確かに王の
器を手にしているのだろう」
●マオの欠点
C.C.「マオのギアスは強い。お前のように回数制限も、目を見るとかの制約も一切無
い」
ルルーシュ「弱点は無いのか」
C.C.「強いてあげれば、マオは能力をオフに出来ない。常に周囲の心の声が聞こえて
しまう。本人が望もうと望むまいと」
(中略)
マオ「C.C.。やっぱり君じゃ無くちゃ。待ってて。今会いに行くよ」
ナリタからモノレールで帰宅途中、C.C.に味方か敵かと問うた後、ルルーシュはマ
オのギアスの力について訊ねる。
有効範囲は最大500メートル、深層心理まで読める上、回数制限も防ぐ方法も無
いマオは、ルルーシュにとって最悪の敵。だが、彼は能力をオフにすることが出来な
い。
その頃図書館にいたマオは、周囲の利用者から流れる心の声に苦しんでいた。
マオが普段からしていたC.C.の声が流れるヘッドホンは、周囲の心の声を遮断する
ためのものでもあったのだ。
# ただのC.C.ストーカーかと思われたマオ。テレパスで自分の能力を切れないという
# のはかなり致命的。……で、それが判っていて図書館でマオは何をしていたのでしょ
# うか(笑)。
●監視カメラは何処までつけたんだろう
ルルーシュ「まぁね。今度の相手は、ちょっと手強くて」
ナナリー「まぁ。お兄様にそこまで言わせるなんて、どんな方でしょう。シュナイゼ
ル兄様以来じゃないですか?」
マオが心を読みナナリーを狙うと踏んだルルーシュは、咲世子を休ませ、家中に監
視カメラを設置して警戒。最近留守がちのルルーシュがしばらく家にいるということ
で、ナナリーは嬉しそう。
# ルルーシュの優しい声なんて久々に聞いた気が。
# シュナイゼル第二皇子はルルーシュにも手強いと言わせる相手らしい。
●武器を入手するマオ
店主「悪いけど、許可証が無いと売れないんでね。それに、お客さん中華連邦でし
ょ?」
マオ「へー。黒の騎士団には売っているのに?」
租界の武器屋。許可証が無いと武器を売れないという店主。
心を読み、黒の騎士団に武器を売っている事実を突き付けてマオは武器を入手。
# 黒の騎士団の武器、租界で入手していたのか(笑)。
# マオ、中華連邦の人なんですな。
●C.C.を問い詰めるルル
ルルーシュ「なぁ。ギアスを使い続けると、俺もああなるのか?」
C.C.「あ…」
ルルーシュ「それとも、お前との契約を果たさなかったからああなったのか?」
C.C.「使う内に、ギアスはその力を増していく。克服できないものは、自らの力その
ものに飲み込まれていく」
(中略)
ルルーシュ「マオは契約を果たせなかった。だから捨てたのか?」
ルルーシュ「契約の内容は?」
C.C.「……」
ルルーシュ「お前は卑劣だ!」
C.C.「あ…」
ルルーシュ「捨てる時に何故始末しなかった? 力を奪うなり、命を奪うなり、その
中途半端な所為で、シャーリーは!」
ナナリーを守るため、待っているだけでなく、C.C.は自分を囮とするよう提案。
しかしルルーシュはC.C.に、ギアスを使い続けるとマオのようになるのかと問い詰
める。
ギアスは使う程にその力を増していくというC.C.。
ルルーシュは、マオを捨てた理由、契約の内容を訊ねるが、C.C.は答えない。
マオを捨てる時にどうして始末しなかったのかとC.C.を詰るルルーシュ。その所為
で、シャーリーが犠牲になったのだと。
C.C.はマオに関しては別行動を取った方が良いと提案。生徒会室や文化系クラブの
部室がある隣の棟に移ると出て行ってしまう。
# ギアスの力、使うだけ強化されるんだ……。
# C.C.の中途半端さを非難するルルーシュ。でも、ルル様だってシャーリーを始末す
# るでも無く、かなり中途半端な対応だったような気がしますが…。
# ルル様に非難されるC.C.。これまでに無く弱気な表情です。
●実は伯爵様
スザク「ロイドさんって、伯爵だったんですか!?」
ロイド「アハハハハ…。いや〜お恥ずかしい」
セシル「放蕩貴族よ。遊びと仕事の区別がついていないの」
セシルから明日、ナイトメアパイロットの義務であるメディカルチェックを受ける
ように言われたスザクは、帰り際にユーフェミア皇女に会う方法について訊ねる。
皇族への謁見は騎士侯以上の位が必要で本来ならば無理なのだが、セシルは伯爵の
位を持つロイドなら出来ると指摘、ロイドが伯爵だと知りスザクは驚くのだった。
# スザク、ニーナのためにきちんとユーフェミアとの謁見の段取りをしているとは感
# 心。
# ロイド、伯爵様だったのか。放蕩貴族って、遊び=仕事なんですな。羨ましい…。
●他人プレイ
ミレイ「そりゃあ出来ないことは無いけど。ね、まさか皇子だってこと」
ルルーシュ「ばれてませんよ。俺が生きていることを知っているのは、アッシュフ
ォード家だけですから」
(中略)
ミレイ「ルルーシュ、私またお見合い。今度は逃げられないかも。ね、どうすれば良
いかな?」
ルルーシュ「いや、それは…」
(中略)
ミレイ「で、他人ごっこ? 可愛いプレイだねぇ」
ルルーシュ「悪いけど合わせてくれますか? ほとぼりが冷めるまで」
ミレイ「ま、良いけどさ。長引きそう?」
ルルーシュ「ええ。多分」
ルルーシュはC.C.が住み着いてしまったため、ミレイ会長に生徒会のある建物を出
入り禁止にして貰うよう依頼する。
ルルーシュがブリタニアの皇子だとばれたのかと心配するミレイ。
アッシュフォード家以外はその事実は知らないのだが、ミレイはそのアッシュフ
ォード家の一員であるが故に、またお見合いをさせられそうになっており、ルルーシ
ュにどうすれば良いのかと相談する。
そこに現れたのは明るい表情となったシャーリー。
落ち込んでても仕方ないしと朝練に出かける途中のシャーリーは、ルルーシュに対
して同じクラスどころか学校にいたことすら気づかないような反応をする。
ルルーシュはシャーリーと喧嘩をしていると言い、シャーリーの反応を誤魔化すの
だった。
# アッシュフォード家がルルーシュ達の後ろ盾という話は前から出ていただけあって、
# 流石にミレイはルル様がブリタニア皇族だと知っていましたか。
# またまたお見合い話が来ているらしいミレイ会長。ルル様に何かすがるような視線
# を送っていますが…。実はミレイ会長こそルルのことが好きだとか。
# まさか、シャーリーがルルーシュの記憶を失ったまま、平然と部活に参加して来る
# とは思いませんでした。そしてそれを誤魔化すのに、喧嘩しているからというルル
# 様の超適当な言い訳にもびっくり。ミレイ会長、可愛いプレイだねぇって、何かそ
# の言い回し怪しい。
●今や裏社会のトップ
チンピラ「租界で東洋人て言ったら、後は下働きしかいねぇよ。警察にでも行けっ
て」
C.C.「警察は嫌いだ」
チンピラ「じゃあ、黒の騎士団に頼みな。裏ルートなら、租界もゲットーも今はあそ
こが一番強い」
C.C.「どいつもこいつも同じ答えを」
租界の裏通りでチンピラを締め上げマオの居場所を探ろうとしているC.C.。
だが、チンピラは情報を持っておらず、黒の騎士団に頼むように言う。
そしてそれは、これまでC.C.が訊ねた相手にも同じことを言われていたのだった。
# 黒の騎士団、いつの間にか裏社会で最大勢力に。段々正義の味方っぽく無くなって
# いるような……。
●消えた日記
シャーリー「日記。私の見つからなくて」
女子寮で自分の日記が見つからないと探しているシャーリー。
その日記をルルーシュは燃やしていた。
# ソフィに再び出番があるとは。^^;;;;
# 日記も持ち出していたんですね>ルル様。最初から記憶消す気満々だったような。
●中の人はカレンと同じらしい
井上「はい。申し訳ありませんゼロ。マオという男は今だ…」
黒の騎士団本部。ルルーシュ=ゼロにマオがまだ見つからないと報告する井上。
キョウトの情報網を使うのかと訊ねる井上に、ゼロは関東ブロックだけで良いと指
示。
# 黒の騎士団の女性メンバー、井上という名前ですが、中の人はセシル役の井上喜久
# 子さんであるというのが定説でした。今回のEDではカレン役の小清水亜美である
# ことが明らかに。すると黒の騎士団シーンでは正真正銘一人二役(別録りかもしれ
# ませんが)?
# あんまり意識してませんでしたが、黒の騎士団女性制服はエロい。
●戻って来たC.C.
ルルーシュ「ええぃ。チェックをかけるには駒が一枚…」
C.C.「足りないか? どうやら考えることは同じだな」
ルルーシュ「そうらしいな」
C.C.「我々は協力できると思うが?」
マオの居所は掴めず、彼に勝つには手駒が足りないと考えるルルーシュ。
そこに同じようなことを考えたC.C.が戻って来る。
再び、手を組もうとする二人。
だがルルーシュの携帯にマオから電話があり、C.C.と二人きりで話したいと要求さ
れ…。
●目覚めたら裸はお約束
扇「どうして、あんな所に倒れていたんだ。君の名前は?」
ヴィレッタ「私…名前?」
扇「あ」
ヴィレッタ「…何だろう」
扇「まさか、記憶が。ゼロのことは? お前はあの時…」
ヴィレッタ「ゼロって」
扇「あ…ああ。何をしているんだ、俺は。裏切るような真似までして、この様か」
(中略)
扇「済まない。その、脱がせるのは目を瞑っても出来たんだが、着せるのは…。でも、
部屋も暖かくしたから、大丈夫かと」
ヴィレッタ「良かった」
扇「え」
ヴィレッタ「取りあえず、良い人に拾って貰ったみたい」
扇に助けられ、傷の手当てまで受けたヴィレッタが目を覚ます。
名前を訊ねる扇だが、ヴィレッタはゼロのことはおろか、自分の名前すら忘れてい
た。
本来であればゼロの正体を知るらしきヴィレッタのことを始末しなければいけない
筈の扇だが、手にした拳銃を撃つことは出来なかった。
自分が裸であることに気づき恥じらうヴィレッタは、扇が自分のことを案じている
らしいと知ると、良い人に拾って貰ったみたいと言うのだった。
# ヴィレッタの大胆な裸、ご馳走様。怪我をした女性を拾ったら、取りあえず裸はお
# 約束。それにしても、目を瞑って裸にするのは出来ても、着せるのは見ないと駄目
# だから×って、扇ってば……。
# 「良い人に拾って貰ったみたい」なんだか、過去はあまり良い境遇じゃ無かったよ
# うな雰囲気が。そんな彼女が何故純血派(そもそも肌色からブリタニア人らしから
# ぬ気がしますが)にいるのかも謎ですが。
●ルルーシュの告白
C.C.「喜べルルーシュ。私とお前はここでお別れだ」
(中略)
ルルーシュ「裏切るのか」
C.C.「何を今更。私はお前と仲間だったつもりは無い。ただの共犯者だ」
ルルーシュ「待て!」
C.C.「これは驚きだ。それではマオと同じだな」
(中略)
ルルーシュ「行くな! 俺のところに居ろ。C.C.!」
ルルーシュ「ふ…」
C.C.「私にギアスは利かない。言っただろう? 安心しろ。お前のことを喋るつもり
は無い。ギアスもそのままだ。マオだって、もう二度とお前の前には現れない。
これで障壁は無くなった。おめでとう。さようなら」
マオとの電話を終えたC.C.は、ここでお別れだという。マオとやり直すことにした
と。
C.C.を止めようとするルルーシュは、最終的にギアスまで使うが、C.C.にはギアス
は通じない。
C.C.は、ルルーシュのことは喋るつもりも無く、ギアスもそのままだと言うと、ル
ルーシュの前から去って行くのだった。
# 前回でも判明していましたが、やっぱりC.C.にはギアスは通じませんか。^^;:;;
# 裏切るのかとか、俺のことを知り過ぎているとか理由は色々とありますが、結局の
# ところルル様は、C.C.と離れたくないだけなんでしょうね。
# 戻って来てマオと電話した直後に「お別れだ」そんな反応であれば、ルル様で無く
# ても何か裏があるはずだと思いそうなものですが、今回のルル様は暫くその点に思
# い当たらなかったところをみると、やはり動揺してる?
●有名人の子は辛いよ
女医「それがあなたを規定しているのかもしれないわ。著名な親を持った子供には、
良くあることなの。枢木玄武。元日本国首相。立派な方だったそうね」
租界の病院でメディカルチェックを受けたスザク。規律と生命の項目が高すぎるも
のの軍人として優秀という診断を下した女医は、スザクが無意識のうちに父と自分を
比較しているのではと指摘する。
# スザクの父、枢木玄武首相。ブリタニア人の女医にも評価されているとは。
●生きていた藤堂達
千葉「遅いな。卜部達」
朝比奈「それにしても皮肉な待ち合わせ場所ですね。枢木首相の慰霊碑とは」
千葉「徹底抗戦を唱えていたのに、真っ先に自決した売国奴」
藤堂「止せ。それ以上は、自決された片瀬少将をも否定することになるぞ」
ナリタ連山から逃亡した藤堂と四剣聖達は、待ち合わせ場所の日本最後の首相、枢
木玄武首相の慰霊碑の前に集まりつつあった。
しかし藤堂達の動きはブリタニア軍も察知しており、既に現場周辺は藤堂を確保す
べく包囲網が敷かれつつあった。
# 墓かと思ったら、慰霊碑だったんですね、これ。自決した場所ということなのかな
# ぁ。
# 枢木玄武が売国奴という話は以前も出ていたので、徹底抗戦をさせておきながら自
# 分はさっさと降伏したのかと思ったら、自決していたんですね。でもそれで何で売
# 国奴に? 片瀬少将も自決しようなどとは考えてもいなかったみたいだし、価値観
# が現実の日本軍とは少しばかり違うような気がします。
●ブリタニア帝国でもカラオケは人気
ルルーシュ「読ませて貰ったよ。黒の騎士団の再編案。幾つか修正して欲しい部分は
あるが、概ね理解した。君の考えは扇にも通しておこう」
(中略)
ルルーシュ「群れとしての細胞の機能予想図をネクストテイクには入れ込んで貰いた
い。では」
ディートハルト「最終テストという訳か」
ルルーシュ「(ディートハルト。ブリタニア人だが、予想以上に使えそうだな。まだ
スパイの可能性は排除仕切れないが)」
ディートハルトから提出された黒の騎士団の再編案。
ルルーシュは携帯でディートハルトにそれを採用したことを告げ、更なる作業を命
令。ディートハルトはそれを最終テストと感じる。
ルルーシュはディートハルトの優秀さは認めつつもまだスパイの可能性を排除して
いなかった。
携帯を見たルルーシュは、マオとC.C.の電話の通話内容を記録していることを思い
出す。
# 黒の騎士団の再編案を作ったディートハルト。ルルーシュが「細胞」と言ってまし
# たが、要するに各地、各職場など毎に黒の騎士団の末端組織を作って、ルルーシュ
# 達の命令に末端組織が絶対服従…というプランなのでは。共産党みたい。^^;;;;
# ディートハルト、一人で考えたんじゃなくて部下までいるんですね。で、アジトが
# カラオケボックスらしいのが何とも。租界にもあるんだ……。
●育て方を間違えた子ども
マオ「C.C.、君は何て静かなんだ。君の心だけは読めないよ。やっぱり君は最高だ
よ」
C.C.「相変わらず子どもだな」
(中略)
C.C.「気にするな。私の声だけに耳を傾けて、そうだ」
C.C.「私の心だけが聞こえないなら、二人きりでいる時だけ落ち着けるのなら、私は
何時もお前の側にいる。ああ。私はここにいる。だから安心して」
(中略)
マオ「C.C.、君だけだ。君だけなんだ。僕が欲しいのは。ルルーシュなんてどうでも
良い。君さえ来てくれれば…」
(中略)
C.C.「最初からこうしておくべきだったんだ」
マオに呼び出され、開園時間を過ぎた遊園地にやって来たC.C.。
遊園地の遊具が動き出し、回転木馬に乗り現れたマオは、迎えに来たという。
C.C.がマオとは居られないと言おうとする前に、マオはそれを否定し、ヘッドフォ
ンで何時も聞いているC.C.の声を聞かせる。
それは、C.C.がマオと子ども頃から暮らしていた時にかけていた優しい言葉。
C.C.さえ来てくれればルルーシュなんてどうでも良いというマオ。
そんな彼にC.C.は拳銃を向ける。
# マオ、閉園時間の遊園地の観覧車や回転木馬、どうやって動かしたんでしょうか。
# マオとC.C.が共に過ごした時間。マオは周囲の人の心が流れ込んで来る状態に耐え
# られず、人里離れた場所でC.C.とだけ過ごしていたようで(C.C.も後で言ってます
# が)。彼がC.C.に捨てられたのは、要するに彼が人里で長く活動出来そうになかっ
# たからということかも。
●ルル様はハッキングも得意
マオ「来てくれないんなら、ルルーシュの正体をばらすだけだよ。彼を抹殺するのは
何時でも出来るんだけど」
(中略)
ルルーシュ「全く。勝手に戻って来たり出て行ったり、一方的な女は理解出来ないな。
馬鹿が!」
携帯電話からC.C.がマオにルルーシュの正体をばらすと脅迫されていたことを知っ
たルルーシュは、一方的な女は理解できないと怒りつつもC.C.救出のため行動に移る。
# あの遊園地、クロヴィスランドって言うのか。悪趣味な名前だ。
# ルル様、何やらパソコンつないでコントロールしているみたいですが…。そういう
# 方面の才能もあるんだ…。
●時節柄拙いネタ
マオ「やっぱりC.C.は僕を撃てなかった。C.C.は僕が好きなんだよ。アハハハハ…」
C.C.「違う! 私はお前を利用しただけだ!」
マオ「何言ってんの。嘘はいけないよ嘘は」
(中略)
マオ「C.C.。僕ね、オーストラリアに家を建てたんだ。白くて綺麗なとても静かな
家」
C.C.「うう…」
マオ「だけどオーストラリアに行くには、飛行機に乗らなくちゃいけないんだ。でも、
C.C.を飛行機に持ち込むには、ちょっと大きすぎる。だからさ、コンパクトに
してあげる。これならあっと言う間だよ」
C.C.「罰のつもりか。私への」
マオ「違うよ。違う違う違う違う。違うんだよ。これは感謝の気持ちだよ」
マオに銃を向けたC.C.。だが、C.C.は撃つことは出来ずにマオに逆に撃たれてしま
う。
C.C.は僕が好きなんだというマオは、それを否定するC.C.に次々と銃弾を撃ち込む。
そしてオーストラリアにC.C.を連れて行く際、飛行機に持ち込めないからとチェー
ンソーを持ち出しC.C.を解体しようとするのだった。
# マオがC.C.を撃つところまでは驚きませんでしたが、チェーンソー持ち出して解体
# しようとするとまでは思いませんでした(笑)。バラバラ殺人が連続して起きてい
# るのに、良くこんなネタをやれたものです。脚本書いた時には事件は起きていなかっ
# たでしょうが…。
# マオもC.C.が不死身に近いというのは知っているので、バラバラにしても本気で死
# なないと考えていた可能性もあるか?
●気絶していた間の事とはいえ…
ルルーシュ「やはりそこにいたか。他人の声が邪魔にならない場所。自ずと位置は絞
り込めるよ」
(中略)
マオ「ハハ。確かに確かに。でもね、それでどうするつもり? 色々ハッキングして
頑張っちゃったみたいだけど。他の玩具も遠隔操作して、僕を襲わせるのかな?
それとも達者な口で僕を言い負かすの?」
ルルーシュ「……」
マオ「おい、今度はだんまりかい? C.C.が欲しいのならお前も」
ルルーシュ「マオ、お前まさかC.C.というのが本当の名前だと思ってるんじゃ無いだ
ろうな」
マオ「え…。い…」
ルルーシュ「俺は知っている。本当の名前をな」
マオ「そうなの、C.C.。僕には教えてくれなかったのに。どうしてあんな奴に」
ルルーシュ「判っただろう。C.C.はこの俺の物だ。C.C.はな、俺のものなんだよ。マ
オ」
マオ「違う! 違う違う違う違う違う! ずっと前から僕だけのC.C.だったんだ」
ルルーシュ「俺はC.C.の全てを手に入れた。お前が見たことも無い部分も含めて」
マオ「ぐ…」
ルルーシュ「全て」
マオ「出て来い! ルルーシュ! こっちに来い! 僕の中に来い! お前をのぞき
見てやる! この、嘘つき!」
ルルーシュ「マオ。お前の負けだ」
C.C.を解体しようとしたマオ。しかし、近くにあったステージのモニターにルルー
シュが映し出され、マオに向けて語りかける。
マオの能力の範囲外の東京タワーから話しかけているというルルーシュを、それで
どうするつもりと嘲笑するマオ。
だがルルーシュが、C.C.の本当の名を知っていると言うとマオの表情は一転。
それどころかマオの見たことの無い部分まで含めて全てを手に入れたというと、マ
オは逆上、モニターをチェーンソーで破壊する。
# マオを言い負かす方法が、C.C.の真の名を知っていることと、C.C.の色々なところ
# を見たということを告げることだというのに爆笑。どちらも、C.C.が気絶している
# 間に見た&聞いたような気がするので、そんな威張ることでは無いと思いますが…。
●心が読めるだけで根は単純
マオ「嘘だ。だってさっきまでタワーにいたじゃないか!」
ルルーシュ「お前馬鹿か? 録画だよ。今までのは」
マオ「嘘だ! だって、だって喋ってたじゃないか、僕と」
(中略)
ルルーシュ「お前の思考はシンプルすぎる。心を読めるのが仇になったな」
マオ「僕の答えまで予想出来たってのか。巫山戯んなこの餓鬼。警察に捕まってもな、
すぐ出て来てやる」
(中略)
ルルーシュ「C.C.が教えてくれたよ。お前はギアスをオフに出来ない。しかし、有効
半径は集中力次第」
マオ「僕の気をそらすためにモニターを使った? でもな、俺には未だお前に勝つ方
法があるんだよ」
ルルーシュ「それをやった時がお前の最後だ」
C.C.「待ってくれルルーシュ。ちゃんと話せば」
マオ「何が最後だ! ポリスども良く聞け! そこにいる奴がテロリストの…」
C.C.を連れて行こうとするマオは、遊園地内に心の声を多数察知。
それはナイトポリスと警官隊。マオを誘拐犯として捕らえに来たのだった。
ルルーシュが警官に化けてC.C.を救出したのに気づき嘘だというマオ。
実はモニターのルルーシュは録画で、ルルーシュはマオの反応を予測して喋ってい
ただけだったのだ。
警官隊に包囲され窮地に陥ったマオは、まだルルーシュに勝つ手段があると言うが、
ルルーシュはそれをやった時がお前の最後だと余裕。
その最後の手段──ゼロの正体をばらす──をする前に、ギアスにより操られてい
た警官隊の隊長の命令で、マオはあっさりと射殺されてしまうのだった。
# まさか実質2話でマオが退場とは(汗)。
# ルルーシュが論理的思考であるが故にマオに心を読まれたら勝てないように、普段
# から心を読んで行動することに慣れているマオは、心を読めない状態ではルルーシュ
# に簡単に行動を読まれてしまうんですな。言われてみれば、ルルーシュの長い沈黙
# は不自然ではありました。
# モニター越しに会話しているのが実は録画……というパターン、過去にあったよう
# な気がするんですが思い出せません。
# C.C.は連れて行こうとするマオのことを拒絶しつつも、ちゃんと話せばと言う辺り、
# 情は残っているんですな。
●再契約
C.C.「契約した時、マオはたった6歳で、孤児だった。読み書きも、親の愛情も、善
悪も何も知らなかった」
(中略)
C.C.「私が与えたギアスの力は、マオから人を遠ざけた。だから私はマオの親友で恋
人で…他人だった。私だけがマオにとっての人間だった。世界の全てだったん
だ」
ルルーシュ「C.C.。俺はギアスに負けたりはしない。この力を支配して使いこなして
みせる。この世界を変えてみせる。俺の願いもお前の願いも纏めて叶えて見せ
る。奴に果たせなかった契約を俺は実現してやる。だから…」
C.C.「ルルーシュ」
ルルーシュ「あ」
C.C.「慰めか? 哀れみか? それとも、執着か」
ルルーシュ「契約だ。今度は俺からお前への」
C.C.「良いだろう。結ぼう、その契約」
ギアスの力で操られたパイロットのへりにより、ビルの上に運ばれて来たルルーシ
ュとC.C.。
C.C.はマオと契約した時、彼は6歳だったこと。ギアスの力故に彼が孤独だったこ
と。だからC.C.はマオにとってたった一人の人間だったと語る。
ルルーシュはC.C.に、ギアスに負けたりせず、力を使いこなし自分の願いもC.C.の
願いもまとめて叶えると言う。
それは慰めでも哀れみでも執着でも無く、自分からの契約だというルルーシュ。
C.C.はその契約を結ぼうと言い、二人は握手するのだった。
# 警察のへり、ゲットーのビルの上で解放と言ってましたけど、どう見ても租界の中
# にしか見えませんが…。
# C.C.はマオの親友で恋人と言った後に他人だと言ったのが意味深。C.C.の方はマオ
# は他人だと思っていたのか、家族という代わりなのか…。C.C.的には、マオのこと
# を息子のように思っていたのかも。
# 今度はルルーシュからC.C.への契約の申し入れ。そう言えばこれまで、ギアスの力
# を得る代わりにC.C.の願いを一つ叶えるという契約しかしていませんでしたからね。
# 要するに、C.C.の願いを叶えてやるから、側に居て欲しいということでしょうね。
# ラスト、キスじゃないんだ……。
●次回予告
ルルーシュ「今は進む時。コーネリアに会い、真実を問いただす。そして、ナナリー
の居場所も作り出す。最早、小さな戦場に意味は無い。東京租界を制圧してや
る。そのためには、軍事力を増強し、外部勢力も利用する。使える駒は全て使っ
て」
STAGE 16「囚われ の ナナリー」
黒髪眼鏡娘ちゃんが気になるのですが……。
では、また。
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