Kanon 第9話
携帯@です。
Kanon 第9話 子狐の子守歌(ベルスーズ)〜bereeuse〜
……について雑感など。
^L
●全体を通して
タイトルは……今回の展開そのまんまですね。
真琴の正体が明らかとなり、前回に引き続いてほぼ真琴(と美汐)一色の話。
弱っていき、記憶も失っていく真琴を学校まで休んでついてやり、遊んでやるシー
ンの痛々しさは東映版(前作)と同様ですが、ラストシーンの真琴の発言には参りま
した。
ベタベタの少女漫画を読んでやったり、ウェディングドレスへの興味を描いたりし
ていたのが、こんな爆弾発言につながっていくとは。結婚したいというだけなら子ど
もだから…とも思えるのですが、その理由を聞いてしまい、思わず涙が溢れちゃいそ
うに。
前作と比べて淡々とした展開だとも思える本作ですが、意外とやるかも?
●アバンタイトル
真琴「はー。今日も寒いねぇ」
祐一「お前そればっかりだな」
真琴「だって、寒いのは寒いもん」
祐一「お前は寒いの苦手だもんな」
真琴「うん。暖かいのが良い。春が来て、ずっと春だったら良いのに」
祐一「そっか。真琴は春が好きか」
真琴「うん! ずっと春だったら、真琴もずっと元気で居られる」
祐一「もうすぐ、暖かくなるさ」
真琴「だよね。フフ…」
翌朝の朝食の時も箸を取り落としていた真琴。
それを見て、昨日、美汐から真琴がこれからどうなるかを聞かされていたことを思
い出す祐一。
祐一と一緒に登校する真琴。寒いのが苦手な真琴は、暖かいのが良いと言うのだが
…。
# 「ずっと春だったら良い」と言うのは、最初は「春になっても一緒に居たい」とい
# う意味かと思ったのですが、「ずっと春だったら良いのに」というのは、かつて祐
# 一と別れたのが夏だったからということだから?
●無口な少女
祐一「頼む。クラスメイトだろ?」
女生徒「でも、あんまり喋ったこと無いし」
翌日、美汐のクラスを訪れた祐一は、同級生に呼び出して貰おうとするのだが、あ
まり喋ったことが無いしと気乗りしない風。
美汐を見つけた祐一が声をかけても、無視されてしまう。
# 昨日、「巻き込まないで下さい」と言われたばかりなのに、もう呼び出そうとする
# とは。それだけ、祐一の心のゆとりが無いのでしょうけど。
●十年前の出会いと別れ
祐一「(十年前、俺は物見の丘で怪我をした、一匹の子狐を拾った。名雪の家にいた
俺は、子狐の手当をしてやり、走れるようになるまで、こっそり部屋においてやった。
そいつを話し相手に、色々なことを喋った。一緒に寝たりもした。でも、何時までも
一緒には暮らせなかった。俺は、自分の街に帰らなければならなかったからだ」
(中略)
祐一「(たった半月ばかりのことだった。何があの時、始まっていたというのだろ
う)」
子狐との十年前の出会いと別れを思い出す祐一。
東映版と京アニ版では、子狐との出会いと別れに関して色々と変更になってますね。
東映版の真琴編最終話(第10話)は感動的な話ながら、変な部分もかなりあったの
ですが、京アニ版ではその変な部分が修正されているような気がします。
東映版 京アニ版
子狐を飼っている 秋子さんと名雪も知っている → こっそり飼ってる(実は…)
季節 冬? → 夏
捨てた理由 怪我が治ったから → 実家に帰るため
ところで、今日も名雪は眠そうです(笑)。
●今日も肉まん目当てです
祐一「よう、寒かったか?」
真琴「寒かったけど、その方が肉まん美味しいから」
祐一「今日も肉まんか?」
真琴「そ。でなきゃ祐一を迎えになんか来ないわよ」
今日も肉まん目当てで校門でピロと一緒に祐一を待っていた真琴。
# あれ? 昨日怒られた筈なのに、頭にはピロを乗せてます。一旦家に帰ったのか
# な? …と思ったのですが、真相は後に明らかに。
●祐一の贈り物
真琴「はむ。ホントに何でも買ってくれるの?」
祐一「ああ。偶にはな」
真琴「サービス良すぎて、何か気味悪い」
祐一「俺はお前みたいに無駄遣いしないから。金が有り余ってるんだよ」
(中略)
真琴「じゃあ、これ。これが良いの」
真琴「ほら。可愛い」
今日は肉まんだけで無く、何でも好きな物を買って良いと言った祐一。
欲しい物何でも言って良いのね! という真琴に、拙いことを言ったかと祐一は冷
や汗ですが、真琴が欲しがったのは、百円ショップにあった鈴。
こんな物で良いのかと言う祐一ですが、真琴はこれが良いのと言い、買って貰った
それを手首に巻きます。
# 前作では鈴はコンビニで購入。真琴が箸を落とす前のシーンで偶々という感じでし
# たが、本作では消えゆく運命の真琴のために祐一が優しくなっているという印象で
# す。
●人見知りな真琴
祐一「仲間に入りたいなら、声をかけてみたらどうだ」
真琴「そんなこと、思って無いったら」
祐一「お前、ホントに人見知り激しいよな。秋子さんや名雪にだって、自分から話し
かけたりしないもんな」
真琴「そだっけ?」
祐一「一回、みんなで写真を撮るのも良いかもな。同じ屋根の下で暮らしてるんだ
し」
真琴「真琴は居候だもん。祐一が前にそう言ったじゃない。フン」
ゲームセンターでプリクラを撮影している女子生徒達を見て羨ましそうにしていな
がら、声をかけられない真琴。
祐一は、真琴が人見知りが激しいと指摘。そして一回みんなで写真を撮るのも良い
かもしれないと言う。
# 確かに真琴があゆに対しても遠慮しているかのような演出は印象的でしたが、確か
# に秋子さんや名雪に自分から話しかけていたシーンは無かったような…。祐一が指
# 摘するまで、全然気づきませんでしたが。この辺り、前作ではありませんでしたね。
●今日はカレー
名雪「うわ。今日はカレーだね」
秋子「そうよ。真琴は私のカレー食べるの初めてでしょう?」
今日の水瀬家の夕食はカレー。真琴は美味しそうに食べます。
# カレーにしたのはひょっとして、スプーンで食べられるから? 真琴のスプーンの
# 持ち方が鷲掴みなのが何とも。
# 「私の」と秋子さんが自分で言う位だし、名雪の態度からするととても美味しいカ
# レーらしい。確か原作ではカレーが嫌いな人がいると思うので、そのシーンも出て
# 来るのかな。
●辛いというよりはしょっぱいと思うのだけど
真琴「あむ。あう〜。辛い〜」
祐一「歯磨きが辛いのは当たり前だろう。今まで、何もつけないで磨いてたのか?」
真琴「へー。そんなこと無いけど。何か急に磨けなくなっちゃった」
祐一「歯ブラシ貸せ。俺が磨いてやる」
真琴「え、良いよ。もう子どもじゃ無いんだから」
祐一「良いから。お前は目を瞑って、じっとしてろ」
歯ブラシが乾いていたことから、真琴が歯磨きをしていないことに気づいていた祐
一。
真琴は歯ブラシに歯磨きをつけることすら難しくなり、歯を磨いていなかった。
そんな真琴のため、歯磨きを手伝ってやる祐一なのだった。
# カレーは平気で食べていたのに、歯磨き粉が辛いという真琴、ちょっと変。確かに、
# 辛さの方向性は違いますが。
●真琴、夜這いする
真琴「祐一。ピロが又一緒に寝たいって。良いよね。ちゃんと聞いたからね。入る
よ」
真琴「うわ。起きてたの?」
祐一「本当はお前が俺と寝たいじゃないのか」
真琴「気持ち悪いこと言わないでよ。そんなことある訳ないでしょ」
祐一「たく。好きにしろ」
真琴「だって。良かったねピロ」
深夜。祐一の部屋に今日も侵入して来た真琴。
今日はピロが一緒に寝たいからという口実でやって来た真琴。
祐一は好きにしろと言うのだった。
# 真琴、祐一が寝てる隙に夜這いするつもりだったのか(違)。
# 弱って来てから日ごとに部屋に入る時の様子が大人しくなっていく真琴です。
●思い出しそうになる真琴
真琴「だって、何も言わないで出て行っちゃうんだもん。又置いてかれるんじゃない
かって心配になって。あう。又、置いてかれる。ずっと昔、同じことがあった
気がする。一人っきりで、置き去りにされて、祐一を捜し回って、見つからな
くて、ここ、この場所で。ねぇ、真琴は、昔…」
祐一「思い出すな!」
真琴「え」
真琴「ん」
祐一「思い出すな。思い出さなくて良いんだ。お前は沢渡真琴って言う人間の女の子
だ。だろ」
真琴「うん。そうだね」
(中略)
真琴「良く分かんないけど。一人で寝てると、いつの間にかもの凄く暗い所にいて、
真っ暗で何にも見えなくて、独りぼっちなの」
祐一「心配するな。もう一人で出て行ったりしないから」
真琴が寝静まってから、夜中に物見の丘にやって来た祐一。
風で鈴が鳴り、祐一は真琴がついて来たことに気づく。
真琴は祐一に置いて行かれるかと思ってついて来たのだが、それを切っ掛けに過去
の辛い記憶を思い出しそうになってしまう。
そんな真琴に「思い出すな!」と叫んだ祐一は、真琴を抱きしめ、思い出さなくて
も良いんだと言うのだった。
帰宅した後、祐一はもう一人で出て行ったりしないと約束する。
# 記憶を失ってる真琴に対して「思い出すな!」と叫ぶのは変な話ですが、この際、
# 仕方が無いことでしょうね。
●今日は待っていない真琴
祐一「真琴、今日はいないのか? しばらく待ってみるか」
(中略)
祐一「まさか、まさか、これで最後じゃないだろ。真琴」
今日も校内で美汐に無視された祐一。
そして校門では昨日までと違って真琴は待っていなかった。
しばらく待った後、帰宅した祐一は、家にも真琴が帰っていないことを知る。
商店街を真琴を捜し回る祐一。その姿を目撃する美汐。
物見の丘に来た祐一は、これで最後じゃないだろと言うのだが…。
# 夕焼けで晴れた空の下、雪が舞っているシーンが今回は印象的。
# 物見の丘、真琴がいないからか雪が積もってますね。
●真琴、発熱
秋子「保育所には通って無いそうなの。ピロを連れて行った日から、ずっと行って無
いんですって」
祐一「そうですか」
名雪「やっぱり、居心地悪かったのかな。私が、もっと気を遣ってあげれば」
祐一「お前の所為じゃない。全部、何もかも俺の責任なんだ」
(中略)
真琴「ピロが、居なくなったの。ずっと探してたんだけど、見つからなかった」
(中略)
祐一「大丈夫だ。俺はここにいるぞ。真琴」
真琴「暖かい」
保育所に連絡した秋子さん。すると、真琴はピロを連れて行った日以来保育所に通
っていなかったことが明らかに。
真琴が居心地悪かったのではと気にする名雪に、全部俺の責任だという祐一。
その時、雪まみれで帰宅した真琴は、高熱を発し倒れてしまう。
ピロが居なくなったのでずっと探していたのだと言う真琴は、部屋に寝かされるこ
とに。
その夜、祐一は真琴の側について、手を握ってやるのだった。
# 保育園に来なくなったのに、水瀬家に全く連絡が行かなかったというのは…要する
# に、戦力として期待されていなかったということでは(笑)。
# 居心地悪かったのかなと気にする名雪。気にする程、真琴に対する対応が変だった
# ようにも見えないのですが、名雪はそういうの気にしすぎる性格なんでしょうか。
# ピロを探し回った真琴。以前捨てた時も探し回っていましたが、今度は記憶を取り
# 戻しかけているが故に、どうしても探したかったんでしょうね。
●行かないで
祐一「どうした。具合悪いなら、未だ寝てろ」
真琴「やだー」
祐一「え。どうした。何が嫌なんだ?」
真琴「今度は祐一が居なくなるの」
祐一「何言ってんだよ。らしくないぞ」
(中略)
祐一「着替え位、ゆっくりさせろよ」
真琴「でも…」
祐一「心配するな。どこへもいかないから。終わり。もう良いぞ」
翌朝。学校に出かけようとしていた祐一を起き出した真琴が引き留める。
今度は祐一がいなくなるという真琴。
結局、祐一は学校を休むことに。
# 真琴の前で裸でも平気だったのに、着替えるのに真琴を待たせている祐一。今更恥
# ずかしいのか?
●お行儀が良いのか悪いのか
祐一「ああ。お行儀が良いな。真琴は」
学校を休み、真琴と二人で部屋で過ごす祐一。
最早真琴は昨日までとは異なり、幼児に戻ってしまったかのよう。
蜜柑を袋毎食べることが出来ない真琴を見て、祐一は手を出しはき出させてやりま
す。
●美汐の過去
美汐「高熱を出しましたか?」
祐一「ああ。それからずっと、子どもみたいになってる」
美汐「力が失われる時、発熱するようです。本来ならば、それで、終わっていた筈で
す。でも、不完全な形で、今も人でありつづけているんです。あなたへの想い
が、それだけ強いということでしょう」
祐一「そんなに、そんなに俺と一緒に居たいのか。あいつは。記憶を捨てて、命まで
無くして、それでも」
美汐「その想いだけが、今のあの子を人の形に留めているのです。ただ」
祐一「ただ?」
美汐「もう一度熱を出したら、二度目を超えることは無いと思って下さい」
(中略)
美汐「あの丘には、不思議な獣が住んでいるのだそうです。古くからそれは、妖狐と
呼ばれてきました。妖怪の妖に狐と書いて、妖狐です。それが姿を現した村は、
災いに見舞われ、昔から災厄の象徴として、いとわれてきた。現代に至るまで
です」
祐一「それがあいつだって言うのか」
美汐「はい。あの子達は、本当はそんな忌むべき存在ではないのです。あの子達は、
本当に良い子達で」
祐一「お前も、同じ経験をしたんだな」
美汐「子どもの頃、物見の丘で、出会った子と、友達になりました。毎日丘でその子
と遊んで、私は、楽しい日々がずっと続くと思っていた。でもやがて、その子
は色々なことを忘れ始めて、会うたびに衰えて行って、私は、それを見ている
ことしか。出来なくて。う…」
祐一「もう良い。ありがとう」
美汐「ううう…。相沢さんは、本当に辛い目に遭うのですよ。これから」
祐一「ああ」
美汐「私は、それ以来、こんな人間になってしまいましたが、相沢さんは、どうか、
強くあって下さい」
祐一「心配するな。俺は元気が取り柄だ」
祐一の家に電話をかけて来た美汐と駅前の歩道橋の上で話す祐一。
美汐は、祐一への想いが真琴を未だ人の形に留めていると言い、もう一度発熱した
らそれを超えることは無いと言う。
物見の丘の妖狐の話をする美汐。
災いをもたらすという妖狐が伝承とは異なり、良い子達だという美汐。
美汐が子どもの頃、今の自分と同じ辛い想いをしたのだと知った祐一。
美汐にどうか強くあって下さいと言われた祐一は、元気が取り柄だと言うのだが。
# 前作では登場シーンが事実上1話だった所為かあまり印象に残らなかった美汐が辛
# い目に遭ったという部分が本作では良く出ていると思います。「こんな人間になっ
# てしまった」という美汐。今回の件を切っ掛けに立ち直ることが出来るのでしょう
# か。
# 元気が取り柄だという祐一。何度も書いてますが、前作では真琴編の後で、その出
# 来事をあまり引きずっていないように見えるので、今回はどうなるのかが気になり
# ます。
●知っていた秋子さん
名雪「真琴が、昔拾った狐? 本気で言ってるの?」
祐一「ああ。嘘や冗談じゃない。本当のことなんだ」
秋子「そう。この子があの時の子なの」
名雪「お母さん」
祐一「信じて貰えるんですか」
秋子「私ね、知ってたの。あの頃祐一さんがこっそりと子狐を飼ってること」
祐一「え?」
秋子「鈴の音が好きだったものねこの子。お買い物に行く時、私のお財布の鈴が鳴る
と、何時も二階から降りてきて、私にまとわりついていたの」
祐一「そうだったんですか」
秋子「不思議ね。おとぎ話みたいな事なのに、少しも驚かないわ。もしかしたら私自
身、ずっと、そんな気がしてたのかもね」
名雪「私、判らないけど、でも、祐一やお母さんがそういうなら、信じてみる」
真琴がかつて自分が飼っていた子狐だと秋子と名雪に告白した祐一。
秋子は、その子狐のことを覚えており、真琴が子狐の生まれ変わりだと信じ、名雪
も二人がそう言うのなら、と信じることにする。
祐一はしばらく学校を休み、真琴の側にいることにする。
# 前作だと真琴が二度目の熱を出し入院するという時、真琴の願いで彼女を物見の丘
# に連れて行こうとした祐一が初めて真琴の正体を告白したのでした。突然そんな事
# を言い出して雪の中病人を連れて行き、帰った来たら真琴は消えちゃいました、と
# いうことが本当にあったら、祐一の所為で真琴が死んじゃったみたいに思われても
# 仕方が無さそうで、当時変な話と感じた記憶がありますが、本作ではその辺りはき
# ちんと改変したようで。
●恋人同士?
祐一「すみません。後で頂ききます」
秋子「そうしていると、中の良い兄妹みたいね。それとも、恋人同士?」
学校を休み、真琴と紙飛行機を作って遊んでいる祐一。
秋子は真琴達の様子を見て、兄妹か恋人同士かと言う。
# やはり、第7話の夜の紙飛行機エピソードはこのシーンの伏線ですか。
# 今の祐一と真琴の姿を見て、「恋人同士」と思える秋子さんの発想って…。
●名雪、嫉妬?
祐一「面白いか、真琴」
真琴「あうぅ」
祐一「真琴は本当にこの音が好きなんだな」
鈴を手で鳴らしている真琴。
夕食を持って来ていた秋子と名雪は、ドアを開けずにそのまま引き返してしまう。
# 引き揚げる際、名雪が振り返りもの凄く寂しげな表情を見せるのが印象的です。真
# 琴に嫉妬していたりして。
●エロゲならこの後は…
祐一「判った。絶対に迎えに来るから。その時は二人で一緒になろう。結婚しよう。
それまで、さようなら。終わり。良いお話だったな」
真琴「結婚、したい」
祐一「ん」
真琴「したい。結婚」
祐一「大きくなったらな」
真琴「祐一と結婚したい」
祐一「あ…」
真琴「そうしたら、ずっと、ずっと、一緒にいられる」
本を読んでという真琴。真琴が希望した漫画は、以前も読んでやったもの。
ラストシーンで「結婚しよう」と言って別れて終わる「べたべたの」少女漫画を読
み終えると、「結婚したい」と言い出す真琴。
最初、「大きくなったらな」とあしらっていた祐一。
だが、真琴の真意は「ずっと一緒にいられる」だったことを知り……。
# 祐一が読んでやった漫画は前回、真琴が読んでと持って来たべたべた少女漫画。前
# 回は馬鹿にしていたのに、今回は良いお話だったなと言っているのは、真琴の真実
# を知ってしまったが故の心境の変化もあるのかも。
# 前回、ウェディングドレスを注視していた真琴が気になっていたのですが、この展
# 開の伏線かも。結婚したいというのは良くある子供じみた希望だと思っていたら、
# 単に結ばれたいというだけで無く、離れたくないという願いからだった…というの
# には思わず涙です。
●次回予告
真琴「あうぅ。あう」
祐一「笑うことも、怒ることもあんまりしない。人間らしい感情が失われかけている
んだ」
美汐「お名前は?」
真琴「あ…う……ま…」
祐一「あれ、みんなでやらないか?」
名雪「真琴。帰ったら又遊ぼうね」
真琴「あう〜」
第10話「丘の上の鎮魂歌(レクイエム)〜requiem〜
タイトルから展開があからさまですが、前作と同じ第10話で真琴編クライマックス
ですね。前作の盛り上がりを超えることができるでしょうか。
では、また。
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