《中国にとって日本は無くてはならない上得意さまなのです。》

中国はアメリカとは根本的に国情が違います。
アメリカは資源に恵まれ食料など有り余り輸出国です。
中国は食料の輸入なくして国民が飢える国なのです。

ですから、中国は日本にとって、アメリカのように、日本からバシバシ買ってくれるダン様の国、殿様の国にはなりえません。

中国にとって貿易黒字は絶対的な政権維持の条件なのです。

日本国民は中国がアメリカ以上の上得意のお客さんになると期待してる人も多い。
中国にそれを期待していると大変な期待はずれに終わるでしょう。

中国という国は日本にとって、巨大な額の貿易赤字を押し付ける国なのですから。
今は日本から原材料を買いそれを加工して儲けています。
中国から見ると、中国の日本にたいする期待はそんな役割ではありません。

巨額の貿易黒字の提供です。
政権がっかっているだけにその意欲と熱意はすざましいものがあるわけです。

やがて人件費の安さをフル活用して、原材料も中国が自給し、じりじりと日本から貿易黒字を稼いでいくに違いありません。

日本がアメリカのように慢性的な対中貿易赤字に陥るのはそう遠くない事でしょう。

中国にとって日本は無くてはならない上得意さまなのです。