Re: z^z 複素解析関数の形
御指摘ありがとうございます。小林@那須です。
>> ・リーマン面があることより z^z は多価関数となります。では何個の値をとるのでしょうか。
>z = √2 とかあるから無限個じゃないですか?
より詳細な kkRGB 図をつくり考えてみました。z^z は二価関数だと思います。解析関数
の絶対値が等しくなる等高線は、位相が一定の等位相面の線と直交する性質があるようで
す。またリーマン面での位相変化の様子から、その断面での複素数値分布をイメージでき
ます。この二つの性質を利用しながら解析接続を広げてやることで、z^z の全体的な複素
数値分布をイメージできます。
下の kkRGB 図を追加しました。
http://www.nasuinfo.or.jp/FreeSpace/kenji/sf/cplxAnns/cplx.htm#zPwrM55_01
http://www.nasuinfo.or.jp/FreeSpace/kenji/sf/cplxAnns/cplx.htm#powerLimitedArear2
>> また、z^z の複素数値分布を見ていると 0^0 == 1 とすべきと思えます。
>これは近付き方によるので、それを制限して良いならそうなんでしょうね。
ご指摘のとおりでした。 lim[z->0] exp(-1/z)^z のような近づき方もありました。
有益なアドバイスありがとうございました。おかげで z^z の複素数値分布がイメージで
きるようになりました。
===================================================
EMAIL kenji@nasuinfo.or.jp
http://www.nasuinfo.or.jp/FreeSpace/kenji/index.htm
小林憲次
===================================================
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735