てつたろです。

第２四半期(2Q=7月〜9月)の末(=9末)頃に終了したアニメ
の寸評です。(ん？「9」末？)

「視ていない」or「途中で切った」番組も含め、終了日順
に載せています。
# 複数チャンネルで放映した番組は最初に最終回を迎えた
# 日で記述しています。

番組の内容に触れる場合もあるので、ご承知おきください。
# ネタばれはできるだけ避けていますが。

今回も時間が取れないので開始時との比較は行いません。
# 最近、調査が必要な記事を書く時間がほとんどとれなくて……

いくつかの番組はより深く掘り下げた評価が出ています。
今更とは思いつつ、「いや、全件列挙することに意義があるんだぁ」
……^_^;;;

評価基準はいつものように
　5:録画を残しときたい。
　4:全話視られたら満足。見逃したら悔しい。
　3:まあまあ。見逃してもあまり惜しくない。
　2:つまらん。切り捨ててもよかった。
　1:視なきゃよかった。
(+幻の"6"=「DVD、絶対全巻揃えてやる」)で評価しています。
# "1"も実質「幻」ですが。

それでは、以下「寸評」の本編、はじめます。

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9/21(水)
◆ あまえないでよっ! 25:30 テ埼玉 38ch 他
あああ、最終回見逃した！！
# ってのは、既に別記事で書きました。
# レコーダ(RD-X2)の容量不足が原因です。

初回も最終回も視逃しじゃ泣けて来ます。
# で、RD-XS57を買った、と。

それでもあえて付ければ。

総合：4+(見逃したら悔しい、ええ、本当に悔しいですとも！)
タイトルの安直さに脱力して、1回目をうっかり視逃しても
「まあいいか」ぐらいで2回目を視て嵌りました。

優柔不断で煩悩ひた隠しの主人公が多い時代に、煩悩丸出し
の主人公が普通っぽくて潔いです。
# でも、要所は締めているし。

シリアスとギャグとお色気のバランスがいい作品だったと
思います。

CS系で再放送やらないかな。

9/24(土)
◆ ロックマンエグゼStream  8:30 テレ東 12ch
視ていません。

◆ Viewtiful Joe  9:30 テレ東 12ch
2部が始まってすぐに切りました。
個人的に視られるキャパシティーを超えたので、足切り。
キャプテンブルーJrの変身が今一好きになれなかったのも
切った原因かも。

出来は決して悪くはありませんでした。
最終回の後半だけ視ましたが、それぞれが収まるところへ
収まったようで、本作には相応しいハッピーエンドだった
ように思います。

◆ ギャラリーフェイク 24:55 テレ東 12ch
視ていません。

◆ おくさまは女子高生 25:30 TVK 42ch(他)
あまりにもベタな作りに途中で切りました。
やさしいだけで優柔不断な「旦那様」も好きになれないし。

最終回だけ視ましたが変わらずの作りで、
「これなら切って後悔せずに済んだ」
と、変な「安心」をしました。^_^;;

まあ、こういう作りが好きな人もいるでしょうから
主観的評価のみですが、評価を付ければ"総合：3-"。

◆ バジリスク〜甲賀忍法帳〜 25:35 千葉テ 46ch(他)
総合：4-
キワモノキャラによるドギツイ冒険活劇、かと思いきや、
結構しっとりと情感に訴える作りに満足です。
# ドギツサはあったので、WOWOWならR15指定がついたかも
# 知れませんが。

番組的には「綺麗に終わって」くれて満足です。
後日談は私的には蛇足でしたけど。

9/25(日)
◆ 奥さまは魔法少女 24:00 千葉テ 46ch(他)
総合：4-
引き際を間違えたために、いい歳をして似合わないし
サイズも妙に小さい「魔法少女の衣装」を着て頑張る
人妻、昼下がりの情事。(最後はちょっと違うか)

結局、きちんと後継者の教育もして引継ぎを済ませて
いれば問題ないはずなのに、場違いな張り切りで問題
を大きくしてしまっただけ、という話ですかこれは。

でもその滑稽さや不格好さが妙に哀愁を誘うのです。

これも続編無用で綺麗に終わりました。
クルージェの後日譚ぐらいはあってもいいですが。
# あ、むしろ積極的に視たいかも。(爆)

◆ 機動新撰組 萌えよ剣 25:30 TVK　  42ch(他)
総合：3+
普通に面白かったけど、「萌えよ」と言われても……^_^;
ヒロインに萌えないなら看板に偽りあり？
# てのは言いすぎか。

売れなかったゲームを今更アニメ化した割には、
面白く仕上がった作品だと思います。

続編を出せる終わり方ですが、特に要らない。^_^;

9/26(月)
◆ 創聖のアクエリオン 25:00 テレ東 12ch
総合：4-
なんだか堕天翅の兄ちゃんがゲイっぽい。
と思ったら、シリウスまでもがその道へ堕天！(爆)
１万２千年前は○○○○だったのだから仕方ないけれど。

最後は男３人で「合体」！！
その手の話は趣味じゃないので評価しづらいです。-_-;

「真剣にギャグする作品」としては大いに受けたから"4-"

◆ "アニメ魂　あかほり外道アワーらぶげ
　　　　　　　　絶対正義ラブフェロモン
　　　　　　　　それいけ!外道乙女隊" 26:15 TVK 42ch(他)
途中カットで最終回をひょっこり見ました。
やっぱり、ラブフェロモンいらない！
外道乙女隊だけならよかったのに。
ラブフェロモン：2+
外道乙女隊：3+
ってとこです。

9/27(火)
◆ EREMENTAR GERAD 18:00 テレ東 12ch
総合：3
スティンレイドのフィロの話がよかった。(ここだけ"4")
けれど最終回はちょっと頂けませんでした。

死んで生き返って、失われた古の謳を蘇らせたら、今まで散々外道な
ことをしてきた連中が改心してハッピーエンド？
納得がいかーん！！ q-_-

◆ わがままフェアリーミルモでポン!ちゃあみんぐ 19:30 テレ東 12ch
このシリーズは視ていません。(というか、かなり前からですが)
子供が視ていたときは一緒に視ていたんですが、シリーズが進むに
従って遠ざかってしまいました。
「大締め」として最終回ぐらい視ればよかったかな。

◆ MONSTER 24:50 日テレ  4ch
総合：4
「天晴れなハッピーエンド」で終わる訳ない、と思っていたら
案の定、最後でどーんと霹靂。
予想通りに予定調和。
「じゃあ不満があるか」と言われると「十分満足」です。
重厚な作品には「形式美」が必要ですし。

軽いノリの作品が多い昨今、これぐらい重厚な作品も残って
欲しいものです。

◆ 攻殻機動隊SAC2ndgig 25:29 日テレ  4ch
総合：4+
タチコマも今度こそ昇天のようで、冥福をお祈り致します。;_;
クゼも殺されたみたいですが、これで彼が「あの少年」だったのか
どうかは謎のまま封じられてしまいましたか。

でも少佐にとっても謎のままなら、私も詮索しません(爆)

タチコマなしだけど、"3rd"やるかな？
# 「新タチコマ」に自我が芽生える話だったりして

◆ ぺとぺとさん 25:30 千葉テ 46ch(他)
総合：4
原作の持つ味が忠実に再現されているかんじですが、
原作を知る身には、舌が慣れているせいか幾分薄味でした。
原作は「帰ってきたぺとぺとさん」に続いていますから、
いずれ第二期も作れるのでしょう。

"5"を期待して"4"だったので評価が低く感じますが、
決して出来の悪い作品ではありませんでした。

# 「ぺと子の母」が今期ママ萌えNo.2
# とはいえ、「萌え」よりも「大人の色香にドキドキ」
# な人ですが。

◆ かみちゅ!〜かみさまはちゅうがくせい〜 26:40 テレ朝 10ch
総合：5+
期待過多だったぺとぺとさんと違って、こちらはあまり
期待していませんでしたが、はじまってみるやハマルこと！

R.O.Dのスタッフが参画していたのですね。
どおりでつくりが巧いわけだ。

ある日いきなり神様になった女子中学生。
原因も、彼女が自分の変化にどうやって気付いたか
も説明なし。
まわりも神様の存在を自然に、平然と受け止めて
これでは視聴者も理論的な追求なんて放棄して、楽しむしか
ないじゃないですか！

某宮崎アニメの色があるのはご愛嬌。
# あの風景が「オリジナルのもの」というわけでもないですし。

続編が視たいけど結構綺麗な終わり方したので、
製作者側は完全燃焼してしまったかもしれませんね。

卒業までは中学生だから、もっとゆりえちゃんの活躍を
視てみたいですけど。

# P.S.「ゆりえママ」が、栄えある今期の「ママ萌えNo.1」！
# なんて考えてるの、私だけかね？

# もひとつ、ED「アイスキャンデー」も私的には今期の
# 「テーマ曲No.1」です。

9/28(水)
◆ 極上生徒会 25:30 テレ東 12ch
総合：3+
母をなくし天涯孤独の少女には、本人も知らない恐るべき力が
秘められていた。
その力を狙うものから彼女を隠すために、母は死の間際に
ひとつの手を打った。
……というハードな背景をハードなギャグでコートして、
ひたすら明るく笑い飛ばす作品、という印象でした。

人形以外は女の子だらけですが、百合色はなし。
かといって下手に手を出したら痛い目に遭いそうな娘
ばかりで、ギャルゲー色もなし。
# PS2でギャルゲー化してたけど、わたしゃ欲しくない。^_^;

「変化はあっても日常は続くよ」な終わり方ですが、
続編は、うーん。 -_-;
作れるだろうけど、これも結構綺麗に終わっている
のでこのままでよいでしょう。

◆ TIDE-LINE BLUE 26:40 テレ朝 10ch
総合：3+
深い背景、複雑な人間関係。
「海洋物は売れない」のジンクスに挑んだ野心作。
しかし、1Qではいかんせん世界が広過ぎて描き切れなかった
感があります。
個人的には期待していたので、あの終わり方にちょっと肩すかし
された気がします。

2期を用意しているなら評価を考え直すんですが、
2期に取り掛かれるだけの人気はあったのだろうか。-_-;

9/29(木)
◆ 陰陽大戦記 18:00 テレ東 12ch
視ていません。

◆ 英国戀物語エマ 24:30 BS-i  BS161
前のシーズンに視ていたので、ここでは評価しません。

◆ ハチミツとクローバー 24:35 フジ　  8ch
総合：5+
第一回目のオープニングで、直感的に嵌った作品です。
その期待は最後まで裏切られることはありませんでした。

第一印象は「切ない」
そしてその通りに展開される、臭いほど切ない片想いの情景。
「切ない」んだけれど湿っぽくならず、ユーモラスにさらり
と描かれる「片想い」の数々に嵌りました。

放送時の環境では番組の重複が激しい木曜の深夜で
ハチクロはリアルタイムに視るしかなかったので、
録画が残っていないのが悔やまれます。
何話か見逃しも出ているし、それも悔しいなぁ。

別に最終回で大きな転換があった訳ではないけれど、
続編は無用のキレイな終わり方でした。

◆ スピードグラファー 26:40 テレ朝 10ch
総合：4+
濃ーい変態だらけなのに純愛してます。
主人公からして、戦場で死体の写真を撮りながら勃起するような
ドレッド級の変態おやじです。
あわれ、神楽チャンは覗き趣味の変態おやじを「使命に燃える
正義のカメラマン」と勘違いします。

「窮鳥懐に入れば猟師これを撃たず」なのか、変態おやじも
彼女を親鳥のように大切に守りつつ、彼女に群がる他の変態達を
退けていきます。

折角だから「親鳥」のままでよかったのに、変態おやじが色気づき
やがります。^_^;;;
# ひばり姉さんがいるくせに
# 水天宮に人気喰われてるくせに

あれだけ暴れて失ったものが両目だけなら、主人公も決算黒字
でしょう。
一番大切なものは失わずに済みましたし。

え？「同属嫌悪だろう」って？
なにを仰いますやら　^_^;;;

10/1(土)
◆ 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 18:00 ＴＢＳ  6ch
総合：4+
前作の、打ち切りを喰らって大慌てで編集したような、無理に
収束させたラストではなく、非常に印象深い、よいラストでした。
評価急上昇です。

しかし、結局今期の主役はアスランでしたね。
運命に振り回されっぱなしのシンは、主役としての主体性も
持てないまま、ディスティニーを壊されて泣きながら退場。
# あ、このアニメのタイトルは「運命」だっけ。
# だから運命に流されっぱなしのシンが主役なんだ！(爆)

◆ プレイボール 25:00 TVK 42ch(他)
視ていません。

10/13(木)
◆ 苺ましまろ 25:55 ＴＢＳ  6ch
総合：5-
おねえちゃんに感情移入できてしまう。^_^;
「おやじギャル」どころが「おやじ」そのものです、この人。
まあ、おかげで疎外感なく楽しめるのかもしれませんが。

最近の子供は皮を被るのばかりうまくって、なかなかあそこまで
素をだす無防備な子はいません。
時代が子供達を擦れさせたんだろうか。

ところで最終回ですが、無理やりに纏めた感じです。
これは絶対に「第2期」をだして欲しいなぁ。

10/15(土)
◆ ツバサクロニクル 18:30 NHK教　 3ch
途中できりました。
子供が視てたので録画はしていましたが。

で、視るともなしに最終回を視ましたが、うーん。

何の代償もなく死者を蘇らせるとは、CLUMPらしからぬ
安直さです。

切って正解だったかなぁ。

10/19(水)
◆ フルメタル・パニック!TheSecondRaid 24:00 WOWOW BS  5
総合：5
初回見逃し後悔度、今期トップの作品です！
2話から録画を残す気になれませんでしたが、レベル的には
"5"です。

忙しくて番組チェックがし切れない昨今、EPGは手放せなく
なりました。
ってのは別の話。

ライトノベル版はだいぶ前に読んでいたのですが、
いやぁ、映像化しても最高でした。
ぺとぺとさんが若干「色落ち」して感じたのに比べると、
こちらはむしろ、原作以上に派手にぶちまけた色の奔流でした。

15禁にすることである種のリミットが飛んだのでしょうか。
だとしたら、この作品では15禁は大正解だったのでしょう。

次の「襲撃」はいつ来るのか、大いに楽しみです。
# その前に「ふもっふ」かな？

10/27(木)
◆ トリニティブラッド 24:00 WOWOW BS  5
総合：5
「夭折」という言葉をつくづくかみしめます。
吉田直さんはこの作品を遺してなぜに逝ってしまった
のでしょう。
「逆縁の不孝」と言いますが、作家の場合は未完の作品を
遺して逝くことが作品に対する不実だと思ってしまいます。
理不尽な話でしょうが。

「ジェノサイド・エンジェル」で早くからその非凡に
触れていながら、その後深い理由もなく彼の作品から
遠ざかってしまったのが悔やまれます。
そして今度は、読みたいけれど読み始めてしまうと
最後まで読めない辛さが増しそうで、書店でもつい手が
止まってしまいます。

作品の感想になっていない？
いいえ、いい加減な作品ではこんな気持ちは起こらなかった
ってことで。

11/5(土)
◆ ボボボーボ・ボーボボ 10:45 テレ朝 10ch
視ていません。

さて、ぐずぐずしている間にトリブラまで終わってしまいました。

丁度よかったと言えば聞こえはいいんですが、
単に後手後手に回ってしまっただけのこと。


さて、今回"5"以上をつけた作品は以下の4本です。
こうしてみると少ない気もしますが、全体的に高品質なので
評定基準が厳しめになっているのかも知れません。

今回今期最終回のなかから特に高得点のものを
抜き出すと……

1. かみちゅ!
2. ハチミツとクローバー
3. フルメタル・パニック!TheSecondRaid
4. トリニティブラッド
5. 苺ましまろ

といったところです。

それ以外にも、GONZO作品は相変わらず隙のないものを
リリースしてきますし、見逃したくない作品が多かった
です。
それは、3Qになっても一向に減りません。
なぜなら、また面白いタイトルが追加されるから。

寝不足の夜は続きます。^_^;;;

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