"yam" <h_yam@h8.dion.ne.jp> wrote in message news:mW__e.81$Ky5.30@news1.dion.ne.jp...
> 
> "村上新八" <shinpa@cronos.ocn.ne.jp> wrote in message
> news:dhhqjq$spi$1@news-est.ocn.ad.jp...
>>  30年以上の潜伏期をおいて癌や悪性腫瘍を発病させるというアスベストの
>> 怖さは1960年代には分かっていたというが、

> 有害性に対する認識は薄かったんだから、使われて当然でしょう。
> その時点で、行政には責任はほとんどなかったでしょう。

行政と一般国民とは注意義務に違いがあるというべきです。また責任
の認められ易さも違うでしょうね。この点の研究が未だにおざなりになっ
てはいるが裁判所は長い時の間に、運用で徐々に変えてきていること
を知るべし。そして、さらに一歩を進め、行政の責任は一定の事態には
「無過失責任」であるべきである、これを模索するのが現段階以降の試
みなのです。この「一定の場合」をyam殿に申し上げても理解できない
でしょうから控えますが。

> 問題なのは、その後の話ですね。
> 既存の建物については、飛散を防止するようにメンテナンスして、
> 新規の使用を禁止すれば良かったのが放置されてきた。
> 行政の無策による本当の被害が出るなら、むしろこれからでしょう。
> 有害性が認識される前に、工場でアスベストを扱って大量に吸ったり
> 工場の近所に住んでいてアスベストを吸ったりした人間は、行政の
> 無策とは関係ない。

いいや、関係あるでしょうよ。行政は国民のために常に検査・調査して
おく義務がある。それは、工員たちが容易に注意できたかということと
比例的に認定される。したがって固定的なものではない。行政にそこ
までの責任を要求するのがわれわれの行政なのだよ。

> また、最近までアスベストを扱っていたとかいう
> 工員で、危険性を知らずに大量に吸い込んだとかいう馬鹿は、
> 自分が扱っている物に対する認識が甘すぎ。
> そういう問題と、行政の無策を混同する村上のような香具師は
> 問題を全く理解していない。

そんな細かいもんかねぇ。「無策」≒「対策」と同じ感覚から文句を言って
いるだけじゃないの?単なる字句からヒントを得ただけ。「ひねった理由付
け」をどうしても使いたいんだろうよ>yam氏。「無策」には予防的なものも
含むし、国家の内部で行われ利用される全てを監視する義務がある。考
え方はこれでよいのだ。

>>  政府は、今になって慌てて「石綿新法」案をまとめ、その中で被害者の救済や医
> 療費や療養手当ての支給、遺族に対する一時金の支払いなどを決めているが、これ
> は、救済などというものではなく、行政の怠慢、誤りによる障害致死の犯罪行為に対
> する「お詫び金」なのである。
> 
> という村上新ハの認識は狂っているとしか言いようがない。

ぜんぜん狂ってはいないでしょうね。

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太宰 真@URAWA