! "<432d203d$0$976$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
!     Sun, 18 Sep 2005 17:07:26 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

> KGK == Keiji KOSAKAさんの<dggme1$lo$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>>> 問題は「根拠無く「俺様の補い方が正しくてオマエのは間違い」と決め付け
>>> ること」にあるわけです。
>> 
>> 根拠は、上述のように、wacky氏が用語や修飾関係に留まらない範囲で条文外
>> から持ち込んでることです。

> #と、*勝手に言ってるだけ*じゃん。

というのなら、用語や修飾関係の解釈のみで、wacky氏の解釈に到る道筋を示
してください。
それができなければ、それは文理解釈ではないということです。

文理解釈でなければ、ただちに間違いというわけではありませんが、その場合
は、文理解釈よりも論理解釈の方が妥当だという根拠が必要です。

> だったら、用語や修飾関係に留まる範囲で「廊下を走るな」が無効化される状
> 況を導き出して御覧なさいよ。

文理解釈に留まる限りは、廊下を走れば、「廊下を走るな」という規則に違反
したことになります。
最初から言ってる通り。

規則に違反することが例外なく悪いことだと主張しない限り、それで問題あり
ません。

この場合は、規則に適切な適用範囲が示されていないことから起る混乱なので、
規則の不備というのが妥当でしょう。


もちろん、これを論理解釈で説明すると別の結果になります。
この場合は、暗黙の適用範囲を理由にした縮小解釈ということになります。

しかし、「暗黙の適用範囲」などというものは、規則を決めた側と守るべき側
で暗黙の了解が存在するという強い根拠がなければ意味をなさないものです。
そういうものを取り入れた解釈は、常に、慎重になる必要があります。

「廊下を走るな」の暗黙の適用範囲に、緊急避難的な状況は含まれないとする
解釈は、まあ大丈夫かもしれません。
が、それは、個別の規則に対して具体的に考察されるべきもので、「これが大
丈夫だから、あれもこれも大丈夫」というわけにはいきません。
-- 
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG  KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ.        K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK