ホリエモンが広島の亀井候補の対抗馬として出馬した。自民党公認とするのはあまりに露骨で、いぎたない感じを与えるから、との山崎議員の忠告で、小泉総理が決めたものであろう。
 これは、絶好のニュ−スになると、マスコミがこぞって飛びついた。テレビはホリエモン対亀井ニュ−ス一色になってしまった。
 ホリエモンはフジテレビがらみの乗っ取り問題で知名度こそ高いが、全く知らない選挙区での立候補、郵政民営化問題についても、テレビ放映を見る限り、町のおばさん程度の知識しか持ち合わせがない。政治に見識があるわけでもない。
 しかし、テレビは先を争って放映してくれる。しかも只である。ホリエモンにとってはこんな広告宣伝のチャンスはないのだ。
 少しでも日本に関心をもっている世界の人はどう見るだろうか。「日本人はいよいよクレ−ジ−になったな」と蔑むのだけであろう。
 内政、外交と問題山積の日本で、それをほっておいて、こんな形で馬鹿げた選挙騒動が続くのかと思うと、うんざりを通りこしてへどがでそうになる。
 村上新八