SASAKI Masato wrote:
> 佐々木将人@函館 です。
> 
> まあ感想にすぎないのだが……。
> (……ゆえにフォロー先はfj.soc.miscのみ)
> 
> 法律が妥当な解決を与え得ない場合があること自体は否定しないのだが……。

と言うような考えでおられるとすれば法律をほとんど知らないと言う事になる。
恐らくここで言っている「法律」とは時の裁判所の解釈に負うところの「法律」
をさすのであろう。そりゃぁ、あ〜た、「法律」をそのように「特殊」に捉える
限り、

     法律が妥当な解決を与え得ない場合がある

とならざるを得ないでしょうね。しかし、「法律」は時の裁判所によって解釈さ
れるところのそれではない、とした場合には、この命題は誤りであります。法律
は常に「妥当な解決」がなされなければならないのです。逆から言えば、「妥当
な解決」を与えるように解釈されたそれこそが本当の「法律」なのであります。

かれこれ混同してならないのは、或る者からすれば「妥当な解決」なのに、他の
者からすれば「妥当な解決を与え得ない」と言う場合は確かに有るでしょう。し
かしそれは、<価値判断>が異なる事によるのであって、それとこれとを混同し
てはならない。だからこそ、「法律」を読むものは自己の価値判断の威信にかけ
て、常に、

    自己の解釈を施した「法律」は妥当な解決を与えるはずのもの

として、それを己の責任として解釈し、運用しなければならないわけです。よっ
て、最初から「法律が妥当な解決を与え得ない場合がある」などとする考えは法
律を知らない者の「知ったかぶり」ということになる。

> 法律はきちんと学べば誰でも身に付く
> (もっとも「きちんと学べば」がポイントで
>  きちんと学ばない人や
>  きちんと学べない人には身に付かないのは
>  まあ仕方のないところ)
> であるにもかかわらず
> きちんと学ばないで
> 結果、「my法律、my法律学、my法律家」を
> 脳内に作り上げて
> それを批判することの方が
> 
> 大きな禍だと思うな。
> 
> ……perlじゃないけどローカルな用法には「my」をつけてくれれば
>   まだましなんだけど……。

それはなかなか難しい事ではないかな?なぜならば、あなたが「my」をつけた場
合を見たことがない。(笑い)

もっと生臭い話をすれば、あなたは、だれからか、これまで何度か「法律」に関
する基本的な考え方に関する誤りを指摘されたはず。googleでもつぶさに調べら
れたし。恐らくあなたの、そのような基本的に誤った法に於ける認識はどこぞの
大学でどこぞの教授から学ばれ現在に至っているのでしょう。まさか専門学校出
ではありますまい。ならば、それを教授した先生のお名前を挙げられますか?あ
なたはなんかの文献を引用する事が多いのですが、こういうことになると学説を
紹介するのを回避するだけではなく、書物の当該記述部分さえ引用しようとしな
に。これ如何に?

--
太宰 真@URAWA