Kiguchi です。

ここ数年 fj を見ていなくて、アクセスの仕方が忘却の彼方。
upload できるかな。

| ・ε0, μ0 といった物理的必然性のない定数が入り込んでくる
| ・しかも ε0, μ0 には物理次元さえ持たせてしまっている。

電磁気現象には微細構造定数 e^2/hbar c が必ず現れるので, 一つ物理次元が
現れるのは当然のことと思います。

熱の場合はボルツマン定数 k がかならず入ってくるので, 物理次元が一つ入って
来るのと同様です。

熱の場合は、k=1 と置いてしまったら力学に還元できますが、電磁気の場合, 
どうしたら力学に還元できるのが, なかなか見えない所が困る点です.  1 A 
の定義がμ0 の定義であることに気づけば還元はできますが、やはり考え方が
率直ではありません。

単位系の話はどのように量を測るかを話さないとどうにもならない所がありま
す。電磁気の場合は、量子効果による標準電圧と標準抵抗の話をしないと単位
系は理解できないと思います。そしてそんな話を工科の学生にはできない。

まあ私はガウス単位系しか使えないですが。