佐々木@横浜市在住です。

<42BA8EC0.73EC16E7@tim.hi-ho.ne.jp> において、
Miyakoshi Kazufumi <miyakoshi_NOSPAM@tim.hi-ho.ne.jp> さんは書かれています。

> ども、みやこしです。

こんにちわ。

> 「英國戀物語エマ」第十二章「スズラン」

> 訪れている、という感じです。八百屋の姉弟の、姉の方がいないのは、ボード
> ・スクールに通うようになって店の手伝いをしていない、という事でしょうか。

そうだと良いです。
# 奉公に出されちゃった…というのは無しの方向で。^^;

> この間、坊っちゃまはエマに全く会いに来ていないようで、果たして「怖じ気
> づいた」のか、それとも「相手を思いやるあまりに踏み出せない」のか。エマ
> は、後者だと信じているようですが…。

坊ちゃん、ヘタレ過ぎです。

> この場面の見所は、やはり何と言っても第一章以来(確か…)の小エマのメイ
> ド服姿でしょう(^_^; 実に初々しくて良い感じです。

小エマは本当に可愛い〜ぃ。このシーンだけでお腹一杯。(笑)

> ヴィヴィーも、彼女なりに気にかけてはいるようですが、グレイスに名前を呼
> ばれただけで「わたしのせいじゃないわよ」といきなり言い訳するのは、よほ
> ど後ろめたく思っているのでしょうか(^_^;

案外、気が小さいヴィヴィーも可愛い。*^^*

> それを受けてか、アーサーが「遅かれ早かれ同じ結果になってたさ」と言うの
> は、一応ヴィヴィーを慰めているのか、単に冷静に分析しているだけなのか(^_^;

何となく後者な気がします。^^;

> すハキム。そのハキムに、エマが故郷に帰るという事を聞いて、坊っちゃまは
> 慌てて飛び出していきます。
> 「本当は言いたくなかったんだがな…」

ハキムが背中を押してくれるのは、これが最後かもしれません>坊ちゃん。

>  そう呟くハキムに寄り添い、上っていく紫煙を一緒に見つめているハキム・
> ガールズ。顔は相変わらずの無表情ですが、ハキムを気遣う様に身を寄せる態
> 度が非常に印象的で良い感じの場面です。

いやもう実に良いです、四人とは言いません、一人ください。(爆)

>  それにしても、坊っちゃまは、この時までエマが故郷に帰る事を知らなかっ
> たとは。アルってば、肝心な事を伝え忘れていたようですね(^_^;

ハキム経由で話は届くはずだから別に言わなくて良いです、とエマたんに
聞いていたので敢えて言わなかったという可能性もありかなぁとか。
# うっかり言い忘れた、の方がアルらしいですが。^^;;;

>  という訳で、エレノア嬢との関係は宙ぶらりんなままとなりました。まあ、
> 構成上はこれが精一杯、という気もしますが、やっぱりエレノア嬢が不憫です。

待ってます、という事は坊ちゃんの本命の相手が自分じゃないと
判ってますという宣言でもあるんですよねぇ。まったくもって可哀想な役回り。

> あるいは、あくまでもオトコに決定的な事を言わせないという、エレノア嬢の
> 強かさ(無意識のものにせよ)みたいなものがほの見えて面白い…かも。

そういう視点で見るとエレノアたんでも逞しく見えますね。^^;;;

> それにしても、何でエレノア嬢はあんな所にいたんでしょう?(ちょっと無理
> 矢理っぽい)

遠乗りをスッポかして坊ちゃんが逃げると予想していた、とか。

>  エマが乗った乗合馬車は、「オムニバス」という「大人数を乗せて決まった
> ルートを走る」というものだそうで、現代でいう路線バスみたいな感じでしょ
> うか。二階建てになっている所が、現代のロンドンの二階建てバスに通じるも
> のがあります。

二階席に乗ってみたいです。

>  駅に着いて、三等車を取ろうとしたら満席で、というのは原作通り。ただし、
> 原作では代わりに一等車の切符を買う所が、アニメでは二等車になってます。
> 「5,6シリングくらいしか変わらない」という駅員の台詞は同じなので、実
> 際の価格差から二等車に変更したのか、あるいは一等車だと「奥様」と乗り合
> わせる事になってしまいそうだから変更したのかは謎です。

印象として三等→一等よりも三等→二等の方がリアルな気がします。

>  切符を買ったエマが、列車に向かうまでの辺りも原作通り。ドロテア奥様と
> ターシャの登場です。正直言って、原作を知らない方からすれば「誰これ?」
> みたいな感じに見えるような気もしますが…名前も呼ばれませんし(^_^;
> 彼女達は、原作単行本第3巻以降の物語で、非常に重要な役どころを担う存在
> なのですが、果たして彼女達がTVで活躍する日は来るのでしょうか…。

同じ駅に来ていたその他大勢の皆さんにしか見えません。^^;;;

>  ちなみに、エマの故郷について「海辺の小さな村」としか聞いていない筈の
> 坊っちゃまが、何故正しくキングス・クロス駅に来れたのかは、原作でも謎で
> す(^_^; 先生の家があるメリルボーンからキングス・クロス駅までの間には、
> ユーストン駅、セント・パンクラス駅といった別路線のターミナル駅がありま
> すし、別方向には、パディントン駅やメリルボーン駅が近くにありますので、
> エマの行き先を具体的に知らないと、正しい駅に行くのは多分無理っぽい。
>  これはもう、「愛の力」としか言いようが無いかも(^_^;

そのくせ、坊ちゃんの愛の力では
エマたんの旅立ちの決意は察知出来なかったのですが。^^;

>  ホームで向かい合う二人。坊っちゃまが何か言おうとするのを遮り、
> 「ありがとう…ありがとうございました」

完全に決別の言葉になってますね…

>  しかし、エレノア嬢に続いて、エマにも何も言えないままだった坊っちゃま
> は、何とも情けないというか、哀れというか…。

駄目だめ過ぎです坊ちゃん。

> 「幸せが戻ってくる、って花言葉なんですよ」
>  その言葉をかみしめ、スズランの花を見つめるエマを乗せて、汽車は海を目
> 指して進んで行くのでした。

こうして一つの恋は終りを迎えたのでした…
というオチにしか見えませんねぇ、単品作としては。^^;

> ■次回予告

>  という訳で、密かに「『英國戀物語エマ2−恋人たち−』今秋放映開始!お
> 楽しみに」なんていう次回予告が流れたらイイナ、とか思っていたのですが、
> そううまくはいきませんでした(^_^;

きっと『2』も構想くらいは有るとは思いますが。

> #「Z」ネタは今のうちにやっとかないと(^_^;

# 順調ならZネタは来春の第3部公開まで使えます。(笑)
## それまでに『エマ MarkII』が出てこないと困る。^^;

> ■全体をみて

>  観終わった時の第一印象は、「び、びみょー…(^_^;」でした。
>  一応、大筋においては原作通りの展開で、話の区切りもそれなりにつけては
> いると思います。サブキャラ達に対するフォローも一通りされましたし、1ク
> ールで纏めるとしたらこれ以上は望めないかもしれない、と思うぐらい、構成
> やアレンジはお見事だったと思います。原作を読んでいても、最後までどう転
> ぶかとハラハラさせられる所は、単に原作をそのまんまアニメ化しただけでは
> 味わえないところで、にも関わらず原作通りの展開に落ち着かせるには、相当
> 構成を練り込んだのではなかろうかと思います。

原作を読んでいる方や原作の存在だけは知っていた(私の様な)立場の
視聴者にとっては、第2部に期待ってところかなぁという納得の仕方が出来ますね。
一方で純粋に本アニメだけを見た場合には結局悲恋だった、という結論になると。
そういう意味では、一応どちらの立場で見てもそれなりに区切りは付いた作品、
ではありました。

>  ただ、やはり一つの作品としてみるには、あまりにも不十分すぎる点が残り
> ます。物語自体、せいぜい「第一部完」ぐらいで完結していませんし(実際原
> 作ではまだまだ続きがある訳ですが)、エマと坊っちゃま、そしてエレノア嬢
> との関係も、何も決着が着いていません。肖像画の女性や、キャンベル子爵、
> ドロテア奥様とターシャ等、「顔見せ」だけで終わってしまったキャラも浮か
> ばれません。そういった事を考えると、やはり1クールの作品として作る事自
> 体に無理があったのではないか、という気がします。

独自のオチを付けて完結させるという手を使わなかった以上、
これが原作付きアニメの妥当な終り方かなぁと一応納得しています。

> #「ゴーダンナー」等のように、第一期終了時に既に第二期の放映まで決まっ
> #ている、とかであればこれもアリでしょうが…。

# あれはあれで、第2期が無かったら卓袱台返しな第1期の終り方でしたので。^^;

> こういう素材を持ってきて、原作の味を崩さず、「そこが大事なんです!」と
> いうポイントを押さえながら、難しい日常芝居をやり通した(後半はやや疲れ
> が見えましたが)のは、本当にお見事です。また、梁邦彦氏の音楽や、拘りを
> 見せた音響効果など、音の面においても素晴しい仕事を見せてくれました。

派手なアクションや大勢の女の子やらギャグといった判りやすい掴みの
無い題材を、ここまでしっかり作ったスタッフは素直に称賛したいと思います。

>  願わくは、この続きが何とかアニメ化されてほしい所。このままでは、色々
> と消化不良な感じがする、というだけではなく、この続き(原作単行本第3巻
> 以降)がどんどん面白くなっていくからでもあります。

色々と焚き付けられてしまっていますので、ぜひとも続きを希望。

# お疲れ様でした>宮越さん。
## 第2部が出てきましたら、またよろしく。^^;;;

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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