ども、カシナートです。

第五章はなぜか録画ミスで……
ちぇっかあずなどのライブが入っていました……_| ̄|○

> 「英国戀物語エマ」第六章「訪問」
>
> ■朝の情景

>  父が見ていた新聞広告は、直訳するとこんな感じです。
> 「名高い英国貴族の方との結婚を望みます。
>  私は、礼節も教養もある、富裕なアメリカ人の娘です。
>  私は、名高い英国貴族の方との結婚を望みます。
>  私は、この結婚にあたり、6万ポンドを準備しています。
>  より高い爵位には、もっと支払う用意があります。
>  興味がある方はご連絡ください」

しっかり英語で書いてくれてるあたり、いいですね。

> と入れてくる辺りはさすがですが、残念ながらこの場面、第一章のバンクっぽ
> い(^_^;
ま、まぁその分オリジナルにかなり力が入ってるわけでして…(^^;


>  この辺は、後半に向けて、上流階級とそうでないものとの差を描き出そうと
> しているのだと思うのですが、ちょっと露骨かな、という気がしないでもない
> です。特に掃除をしているメイドさん達、一箇所に集まり過ぎのような…。

そうですねー。いくら階段の装飾が細かいとはいえ。

>  今回ちょっと引っ掛かった点その1。エマのこの台詞、先生に対する気遣い
> というか忠誠心というか、まぁそういったようなエマの気持ちを表わそうとし
> たのだと思うのですが、自立しようとしている人に水を差すような感じにも取
> れてしまって、ちょっとどうかな?という気がしました。この台詞の後の、先
> 生の微妙な表情が気になったというのもあるのですが。
> #気にしすぎかな、という気がしないでもないですが。

というか、おばあちゃんの介護をする孫のような。

>
>  さて、朝食の席に居なかったハキムはというと、テラス(というか、あれは
> 玄関の庇ですか?でかいけど(^_^;)に陣取って寛いでおりました。

庇ですねぇ。

>  思うがままに振る舞えていい、とハキムの事を羨む坊っちゃま。百人近くの
> 使用人を使うジョーンズ家の跡取りとしての立場が、それを許さない。それを
> ハキムも判っていますが、友人としての助言も忘れてはいません。
> 「自分が望めば、世界は変わるさ」
>  そのハキムの言葉に、ただ微笑みを浮かべる坊っちゃまでした。

膝枕がいいなぁ、と思ったり。
つーか、思うがままに振舞えばとっくにエマに告白してますよねぇ。


> ■逢引
>  坊っちゃまの行き先は、やはりエマの所です。いつものように、サラさんの
> 店で待ち伏せ…と思いきや、今日は、エマの方も店に坊っちゃまが居る事を承
> 知しているようで。店を覗き込むエマと、それを見てそそくさと店を出て行く
> 坊っちゃまとに、サラさんも半ば呆れたような、半ば微笑ましいような台詞。
> 「うちの店を堂々と逢引に使うようになっちゃったわね」
>  逢引と言うには、一緒に歩いて話をするだけ、というあまりにも可愛らしい
> ものですが、端から見ればやはり逢引にしか見えないでしょうなぁ。

逢引というより、単なる待ち合わせ?

> ■舞踏会にて
>  その夜の舞踏会。結局坊っちゃまはバックレてしまったようで、父リチャー
> ドはハキムを連れて参加です。
>
>  今回ちょっと引っ掛かった点その3。ハキムが、坊っちゃま抜きでこういう
> 場に出てくるというのがちょっと意外です。また、父がハキムだけを連れて来
> る、というのも意外。
>  まあ、ハキムは、こういう場自体は好きそうなのですが(^_^;

目立ちたがり屋のハキム君はどこへでもお供しますよ。(^^;
ちゃっかりばっくれているあたり、こういった事態に対しては鋭いようです。

> ■訪問
>  早速、見舞いの手配を調えた父リチャードは、坊っちゃまもしっかり同行さ
> せます。
>
>  今回ちょっと引っ掛かった点その5。父が、「今日の午後見舞いに行く、と
> 手紙を届けさせた」と言ってますが、いくらなんでも、手紙を届けた当日に行
> く、というのは早過ぎるんじゃないか、という気がします。せめて、相手から
> の返事を待ってから行くものなんじゃなかろうか、と。

まぁ足もお悪いことですし、ご高齢ということもあって余りお出かけにはならないと踏んだのでは。
ミューディーズへもエマを代理で行かせたぐらいですし。


> 「頭のいい女なんて、嫁の貰い手も無くなっちまう」という、田嶋某とか土井
> 某とかが聞けば只では済まなさそうな台詞も、この当時においては、「典型的
> な女性観」であったそうです。

#某4コマ漫画家は田島某を「社会の半分しか知らないな?」と言い捨てておりますた。 


>  ちょうどエマが買い物から帰って来た所に、ジョーンズ家からの手紙が届け
> られます。
>  手紙の宛て名は、
> “Mrs Kelly Stownar 122 Lit Marylebone Street, N.W. London”
> 「ロンドン市北西地区リトルメリルボーン街122番地 ケリー・ストウナー様」
> てな感じでしょうか。実在する住所なのか、それともシャーロック・ホームズ
> の家のように架空のものなのかは不明です。
>  ちなみに、切手を貼っていない所を見ると、公共の郵便ではなく、ジョーン
> ズ家の使用人を使って直接届けさせたようですね。

「今日の午後伺う」のに今日出していたら郵便ではとても間に合いませんしね。

>
> ■父、リチャード・ジョーンズ
> 「まったく、万事において気が利かない息子で」
> 「良い生徒でしたわ。ただ少ぅし、気が散り易かったですけど」
>  父と先生とに挟まれて、目の前で自らを評価される苦行に耐える坊っちゃま。

針のむしろ。w

>  エマが、父にティー・カップを手渡してしまい、そのまま固まってるのも原
> 作通りなんですが、これ、未だに意味がよく判りません。基本的に、物を直接
> 手渡すのは失礼にあたる、というのがありますので、落ち着いてお茶を淹れて
> いるように見えてもついそんなミスをしてしまうぐらい、実は坊っちゃまの事
> や父の話が気になってしょうがないという、エマの内心を表現しているのかな、
> と思うのですが、それにしては、そもそも父が先に手を伸ばしているというの
> が謎ですし…。

なんとなく受け取るために手が出てしまった、といったところですかねぇ。
硬直したのも”なぜ手が出てしまったのか”と考え込んでしまったのでは。

> 士が決めた話にハイそうですかとは言わない、と反抗しますが、父に、誰か決
> めた相手がいるのか、と聞かれても答えられる訳も無く。

ここで言えれば……冷静に反対、というか却下されるのは目に見えてます。
まぁ先生は気付いてるんでしょうが。


> 「お前の個人的な感情ももちろん大切だが、結婚は、同じ国同士が望ましい」
> 「いえ、別に外国人というわけでは…」
> 「英国は一つだが、中には二つの国があるのだよ。すなわちジェントリと、そ
>  うでないもの。この二つは、言葉は通じれども、別の国だ」

現在にも根付いている階級制度。
#映画「タイムマシン」の地上人と地底人もモチーフもこれだったりします。



>  物語の方は、原作の単行本第1巻の分を概ね消化した所。このペースで1ク
> ールとすると、やはり原作第2巻までをアニメ化するという事でしょうか。原
> 作通りの展開で終わるのか、あるいは独自の結末を用意しているのか。

ここで折り返しですかね…。13話になるのでせうか……。
一応26話のつもりでビットレートを設定したのですけど。(^^;


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カシナート
cusinart_1@hotmail.com
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