古寺です。

autosの方の記事で複数フォローを頂いていたのに、先週はにっちも
さっちもなく(疲れもピーク)で未読を溜め、今週は早々に酷い事故が
起きて精神的に更に堪えました。

近藤＠横浜(NoSpamは取ってね) さんwrote:

そういえば、odnが利用者減少＋サーバー老朽化を理由にnntpをやめちゃう
そうで、いろいろここにまとめようと家族用と別にMailアカウント書いたし
たりしたのはどうしようかと思うこのごろです。

＃全然まだ本格的に活用前ですが。

>>  怖い事故ですねえ… まだ速度超過が原因かどうか分かりませんが、
>>確かに言われてみれば通常のATSだけの路線では運転手がミスしたとき
>>に速度超過を防ぐモノはないわけで…

照査付きでも、曲線の照査に積極的に用いると、制限区間が閉塞
距離によって延びるからでしょうか... 特別注意を要しそうな制
限を除いて、曲線まで積極的に照査を掛けている例をあまり知り
ません。東京の京王が比較的積極的な例でしょうか?

> 原因について、警察とJR西とで言い分が違いますね。新聞等による
> と、
> 　警察
> 　　速度超過が主原因か？
> 　JR西
> 　　脱線するには130Km以上の速度が必要
> 　　置石と思われる痕跡がある
> なんて感じで、JR西の責任逃れと思われる言い分が気になります。

というか、会見の中継を見る限りでは、それぞれがそれぞれの立場
で言うべき事実を言ったまでで「言い分」とか対立構図とかはあま
り感じませんでした。計算上の速度云々は、答え方の言い始めから
の推測ですが、70km/hを少し越えると直ちに脱線する性質のもので
はないというような話に、ではどれほどで?と聞かれて持ち越しに
なっていた答弁じゃないのでしょうか?

＃深夜帯に放送された、録画を含む一部会見しか見られていません。

痕跡に関しても、脱線を起こしたら間違いなく保線担当部署が軌道
をチェックするはずで、その中で写真のような結果事実だけは確か
にあったようですから、その保全を警察側に言っただけかと。

> でも、乗客の証言やオーバーランによる遅延等で70Km制限を超えて
> いたのでしょうね。また、その速度に関しても、車掌の供述として
> 警察は「遅延回復のためいつもより速度が早かった」と発表された
> のに対して、JR西は「速度は普通だった」と発表していたりと、食
> い違っていますね。

実速度は不明だが、運行側の建前として速度超過をさせるような
運転は指導していない以上は言っていないように見えました。実
際はどうなんだという追求で、当該車両には連続記録の物は無い
(自分の知ってる範囲で翻訳して記憶しちゃっていて、原文ままに
ほど遠い_o_のですが、特急型や機関車のタコグラフ相当の物が
無いと)というのを繰り返し答えており、むしろ会社として実速度
はまだ不明を強調していました。
新聞側で噛み砕いた(←ニュアンスが変わるのは止むを得ない要素
と理解した上で)記事にしても、JRは痕跡との因果について分から
ないを繰り返すだけ〜とか、速度は不明とか、むしろ分からない
ことに対しての苛立ちが目立つような記事(ニュアンスとして仰る
のと逆)も、YAHOOやGoogleで見る限り有るんですが...

> # その上、オーバーランの距離に関しても運転士と車掌が口裏合せ
> # て40mを8mと報告したりと、何だかなぁです。

これは先ほどニュースサイトで知りましたが、同感です。
南風の、終端区間照査が掛かっても間に合わないほどの速度が
出ていた件で思っていたのですが、大抵の方法で「操縦者はある
レベルまではきっちり守った運転が出来ている」という信頼前提
のシステムになってるように思うんで。
南風の方はなぜ、終端の一段のみの照査で止めようも無い速度で
突っ込んだのか続報を得ていませんが、こういうあからさまに信
じられなくなるような事をやっていられると...

土佐くろしおでは、もう一段、上の速度で照査することを検討
してるとは再開関連のニュースで有ったので、以下の話とこれ
は同じ方法だと思います。
25日深夜のTVで曽根教授が、ATS-SW(とかSSとか各社型絶対停止
強化タイプ)で、線路終端での照査機能の応用だと思うのですけ
ど、2つの地上子を照査を掛けたい速度で一定秒数で通過するよ
う設置すれば、現ATSでも任意の速度での照査可能...と取れる
(自分の理解)発言をされていました。
これだと導入、普及を早められそうな半面、照査に掛かってしま
うと非常ブレーキで、ダイヤがタイトな線区では遅延を免れませ
ん。ですが乗客の立場としては、ダイヤ維持と両立したいなら
高機能なP型などに投資する、地上子照査でも十分で、その方が
安く運賃への跳ね返りも小さいがフェールセーフは確保出来る
というならそっちにすると...どちらかにはしてほしい物ですね。