好きしょ!(第12話) 原作比較考察
加藤 義啓です。
以下、自ら投稿した記事をもとに、
原作ゲームとの比較考察をしたいと思います。
多分に原作ネタバレを含むので、ゲームを
クリアしていない方のうち、プレイするつもりの
ある方はご注意願います。
(註)以下、引用の原作はいずれもPC版です。
仕様の関係上、『1』のメッセージにはIDが
存在しない為、引用では『2』〜『4』のみの
IDを紹介しています。
----- Original Message -----
From: "加藤 義啓" <katoocom@eos.dricas.com>
Newsgroups: fj.rec.animation
Sent: Sunday, March 27, 2005 11:01 PM
Subject: 好きなものは好きだからしょうがない!! (第12話:2005/3/26放送分)
> 30 #
> 29 #視聴はテレビ神奈川放映のものです。
> 28 #以下、アニメに留まらず
> 27 #原作ゲームのネタバレも含むので
> 26 #ゲームをクリアしていない方のうち、
> 25 #プレイするつもりのある方(笑)は
> 24 #ご注意願います。
> 23 #
> 22 #最終回になって気が付きましたが、
> 21 #この数字、全然更新して無かった(汗)
> 20 # ↓
> 19 #尚、当人は第12話放映の時点で
> 18 #原作PC版『4』まで解析完了、
> 17 #『ビリプラ』及び『ファンディスク』は
> 16 #持っていないので『も待て』の内容には
> 15 #詳しくありません。
> 14 #
> 13 #略称凡例
> 12 #『1』…『FIRST LIMIT』
> 11 #『2』…『TARGET†NIGHTS』
> 10 #『3』…『−RAIN−』
> 09 #『4』…『+White Flower+』
> 08 #『ビリプラ』…『Be-reve Primary』
> 07 #『も待て』…『もう、待てないって!』
> 06 #
> 05 #
> 04
> 03 .TITLE 12 【救出】
> 02 .TEXT ON
> 01 .SCT 12
> 00
>
>
> 前回の粗筋リプレイからスタート。
> …リプレイは初めてでしたっけ。最終回で
> 初めて前話リプレイがあるというのも…。
原作ゲームでは、『2』と『3』には「前回
までのおはなし」があっても、完結編の『4』には
無いですのにねぇ…。
------------------------------
> 【第12話 救出】
>
> 空がいなくなった事で騒然としている綾野の
> 病院ロビー。
> …矢張り原作の病院より広そうですね。外見は
> こじんまりとしている割に、意外と規模は大きい
> ようです。
┃☆参照:
┃☆ 『4』
┃☆ 背景CG-ID 35(Bg414.jpg)
窓口も原作CGでは小さな窓1つ分程度しか
見られません。もっとも、奥に放射線科のような
扉が見え、そこにも窓口があるので、CGは
個々の分科の窓口なのかもしれませんが。
------------------------------
> そこに学が現れ、奏司達は事情を説明する。
> 青達は自らを責めるが綾野や祭は安心するよう
> 促す。
>
> #学がトシゾウを抱えています。予約注文していた
> #DVD第1巻が届いたので改めて観てみると、
> #第1話からトシゾウは登場していました。
> #実はアニメ版を通してのシンボルキャラクター
> #だった!?
同様に原作に於いてシリーズ通しての隠れ
シンボルとは何だろうと考えてみました。勿論、
空や直、真一朗達は当たり前に全作に登場しますし、
相沢も全作通して現れますが、これらは本編に
関わるメインキャラ。うめちゃんも全作に出て
来ますが、トシゾウのようにエピソードに深く
関わる存在とは言い難いです。不良達はトシゾウと
比べると、余りにも全作ともに関わり過ぎですし、
先輩3人は『4』では必ずしも登場するとは
限りません。残るは広夢。『1』では深く関わる
ものの、それ以降は完全な脇役キャラ。『4』にこそ
「広夢End」はあるものの、基本的には
接する機会はさほどありません。…が、全作に、
いかなるルートであっても必ず登場するのが
広夢です。本作の「好き」というテーマに於いて、
まず最初に空に飛び込んでくる辺りでも
象徴的であると言えるかもしれませんね。
------------------------------
> 相沢は直に衝撃の事実を語る。「全てあの時、
> 羽柴 空の実験は始まっていたのだよ…」空が、
> 直の手を振りほどいたのは相沢の人格操作による
> 暗示の結果だった。
> …そう来ましたか。アニメ版の中に於いては
> 辻褄は合っています。しかしアニメ版の相沢は
> 実験に対して、研究所を閉鎖したり再開したりと
> ややのんびりしている感もありますね。
┃☆参照:
┃☆ 『3』13日目【空の真実】
┃
┃原作:MES-ID 11128〜11132
┃*「サンプルNO.013。……羽柴空と
┃*いったか。おまえに投与した薬は私の3つの
┃*命令を聴くもの。1つは、おまえたちを
┃*サンプルにするにあたって邪魔になる
┃*モノを殺せと命じた。これはクリアだ。
┃*1つは、再び私の前に現れてから効果を
┃*試したかった。なに、薬がまだ持続しているか
┃*不安だったものでな。私と出会った時、
┃*校舎から飛び降りろと命じた。これもクリアだ」
原作では真一朗による空救出に関わらず、
研究所は飽く迄も存続し、研究は続いていた
様子です。学園では、教授というポジションの
他に相沢にはどのようなものがあるのかは
特に明かにされていませんが、少なくとも
学園に勤務し、また、その学園の地下に
研究所がある事から、相沢が研究所閉鎖を
行う理由は無さそうです。
------------------------------
> 真相を知り、これまで憎んできたもの、
> その理由、心身に堪えてきたもの、それらが
> 全て無意味に崩れ去った直は相沢に掛かり、
> 芥が止めに入る。
> …陥れたのは相沢、最後に騙されていたのは直。
> 原作では、実は直が欺いていたというのが
> ラストの大どんでん返しになっていましたが、
> それに対してアニメ版はむしろ単純です。
> しかし、原作のアタマがある私には、かえって
> 意表を突かれました。
明確に描写されている訳ではありませんが、
『1』で直が学園に戻ってきた背景には、相沢の
策があったのは疑いようも無く、それは『3』の
ラストの様子から窺う事が出来ます。更に
『4』の終盤から、直には当初から相沢を欺く
意図があった事も判ります。
------------------------------
> 空は直を捜しに転落現場へと向かう。しかし
> そこに直はいなかった。祭と学が追い付き、
> 空は直に謝りたいと呟く。
> …『4』の大半を省略している為に、その
> 繋ぎとして挿し返られているこの場面は当然
> アニメ版オリジナル。それでも直を信じる、
> というよりも、直への謝罪という意味合いが
> 強くなっています。
直に対する反省的な気持ちを語るという
意味では『4』の最初の選択肢━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』1日目【やっぱ、オレって……】
┃
┃原作:MES-ID 207
┃*絶対に許さねぇ……。
┃*今も信じてる。
━━と捉える事が出来るかもしれません。
------------------------------
> その空に、相沢から携帯が入る。研究室に
> 1人で来れば直には手出しはしないと言う。
> 祭と学は止めようとするが、空はそれを振切って
> 走り出す。
> …この時点でラストの芥×学は消滅。ちょっと
> 残念ですね。
相沢が空を研究所へと呼ぶ場面に相当
するのは━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』9日目【みんな一緒じゃなきゃ】
┃
┃原作:MES-ID 10979〜10983
┃*「ふ……まだ愉しみが残っていたな」
┃*藤守の身体を無造作に引きずり上げた
┃*相沢が、そのままオレたちを見下ろした。
┃*「欲しければ、取り戻しに来るがいい。
┃*確実に処分してやるっ!」
┃*その声を合図に、相沢の背後にヘリが
┃*現れた。そして相沢たちがのり込み、
┃*ヘリが空中に舞い上がったと同時に、
┃*学園は砂城のように、あっという間に
┃*崩れた。ホントにあっという間の出来事だ。
また、アニメでは祭と学が止めるのを断り、
単身、向かうという表現でしたが、これは
原作『4』10日目の、皆と会うシーンに
相当すると言えますが、原作では止めるのでは
なく、空を応援するというものになっています。
この時に会えるキャラクターは奏司,綾野,
祭,クリス,広夢の5人。この内、1人は
強制的に選ばねばなりませんが、残り4人とは
会わずともクリアが可能です。学はここでは
登場しませんが、芥に拘束されていると
考えるのが正解でしょう。
------------------------------
> 椅子に縛られ拘束される直。挑発する芥。
> 羽柴には手を出すなという直に芥は「面倒だな、
> 愛などと言うものは」と言う。直は言い返す。
> 「可哀相な奴だ…。あんたはきっと、父親からも
> 母親からも愛されてこなかったんだろ。いい加減、
> 自分を解放してやったらどうだ…!」
> …むしろアニメ版の芥は、父・相沢とは強い
> 絆があるようにも思えますけれどもね。
原作での直の拘束手段はやや複雑です。━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【動けないから】
┃
┃原作:MES-ID 13207〜13227(部分引用)
┃*「藤守、来たぜ。オレ、おまえを
┃*迎えに……」
┃*「……ありがとう……、でも俺は
┃*行けない、から……」
┃*藤守は寂しげな笑みを浮かべて、
┃*オレの頬から手を離そうとする。
┃*「なに言ってんだよ? コレか?
┃*この鎖があるからか?」
┃*オレは強ばった笑みを浮かべて藤守の
┃*手首を拘束してる鎖を手にした。
┃*そしてそれを手繰っていけば、
┃*それは床の杭に繋がってて……。
┃*「ううん。くーちゃんが外してくれても、
┃*俺は動けない」
┃*「もういいっ! 無理やりでも
┃*引っぱって……」
┃*「だめっ!! ……だめなんだ……
┃*俺は動けない。動いたら……俺の
┃*下にある地雷が……」
┃*「……っ?!」
┃*藤守は白衣の裾を捲って、自分の
┃*下に埋まる地雷を見せてきた。それは
┃*藤守の重みに反応して、定期的に
┃*赤いランプを点滅させて、作動して
┃*いるコトを知らせていた。
━━これが「真相End」のもの。
「真相派生End」では、これに加えて━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【守ってあげるから……】(真相派生End)
┃
┃原作:MES-ID 14887〜14893(部分引用)
┃*「藤守? どうしたんだよ。早く
┃*逃げねぇとっ!」
┃*「うん……でも、くーちゃん。それは
┃*出来ないよ……だって……くーちゃんも
┃*このバラの香りを吸っただろ? だから…
┃*…もう、ここから動けない……」
┃*微笑み続ける藤守に苛立って、オレは
┃*藤守の手を掴んで立ち上がった。けど
┃*その瞬間、視界がブレて、気づいた
┃*時にはオレはその場に倒れ込んでた。
━━というトラップも付いてきます。
また、相沢と芥の関係ですが、芥自身が
「他人にそういういった感情はない」
(MES-ID MES 12498)と言うように、
少なくとも芥にとっては、決して強い
父子関係という訳では無かったようです。━━
┃☆参照:
┃☆ 『2』【七海の真相】
┃
┃原作:MES-ID 14887〜14893(部分引用)
┃*「あ……そういや七海ちゃんの名前って
┃*永瀬と同じなんだ?」
┃*「…………えぇ……きっと私の名前から
┃*とったんでしょう……」
┃*「サンプル番号で呼んでた自分の
┃*子どもにわざと七海と同じ名前を
┃*つけたんだ。しかも『芥』だなんて
┃*ザけんじゃねぇよ……」
┃*永瀬のカイっていう漢字『芥』は、
┃*ゴミっていう意味なんだって兄ちゃんに
┃*教わって、開いた口が塞がらなかった。
┃*サンプル番号で呼んでたってのも
┃*スゲーけど、それだってひどすぎねぇか?!
┃*オレだったらグレるぞ?
━━サンプル番号については後述。
------------------------------
> 「藤守!」空は現れ、芥に殴りかかる。飛ぶ
> 眼鏡。砕ける薬品のビン。「今のは俺の分!
> こいつは市川の分だ!」
>
> #2ちゃんねる実況板では『ドラゴンボール』ネタで
> #盛り上がっていました。『ジョジョ』ネタが
> #最初に頭に浮かぶ私はマイナーでしょうか?(^^;;
この後に続く、後述の空の啖呵にも絡みますが、
原作モティーフとしてはこの場面。━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【他人じゃねぇ】
┃
┃原作:MES-ID 12542〜12555(部分引用)
┃*「なぁ、空先輩。オレ、スゲェ空先輩の
┃*コト、殺りてぇんだけど……」
┃*無表情なまま物騒なコトを言う市川に
┃*ビビって咄嗟に永瀬を見ると、ヤツは
┃*ニヤリと笑うだけだった。まさか、
┃*市川に薬使ったのか? 混乱してる
┃*うちに市川がオレに襲いかかってきた。
┃*市川はオレに向かってナイフを突きつけてて……。
┃*「く……」
┃*オレは口唇を噛みしめて、市川の背後に
┃*立つ永瀬を睨んだ。オレが悔しがってんのは、
┃*そういうコトじゃねぇっ!
┃*「どうして市川にそんなモン持たせてんだよ!
┃*「市川が正気になった時、どう説明する
┃*つもりなんだっ!」
┃*このままオレを刺して、正気に戻った時、
┃*市川がどんな気持ちになるかわかってんのか?
┃*永瀬を拒むかもしんねぇんだぜ? 今まで
┃*築き上げてきたモノを自分でぶっ壊そうって
┃*いうのかよ!
------------------------------
> 「市川が言ってたぜ、あんた、凄ぇ才能
> あんだろ! だったら何でこんなくだらねぇこと
> やってんだよ! 相沢の息子なんかに生まれて、
> 真っ当でいろって方が無理かもしんねぇけど、
> いつまで経っても人のせいにして逃げて
> ばっかりいたって何も変わんねぇだろ!」
> 「フ…説教か」「あんたの為じゃない、
> 市川の為に言ってんだ!」「あんな奴、関係
> 無い」「けど市川は今でもあんたの事、大切に
> 思ってるぜ!?」
> …研究所救出の芥×学を、学を登場させずに
> 描いたという感じでしょうか。
前述の操られた学は空に襲い掛かり、精神と
身体を保てずに崩れ、この後、フラグによって、
芥×学,学×廉,それ以外の3種類のシナリオに
分岐します。
「相沢の息子なんかに生まれて」は、次の
セリフが相当するでしょうか。━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【他人じゃねぇ】
┃
┃原作:MES-ID 12492〜12499
┃*「オレ、おまえのオヤジぶっ倒しに
┃*来たんだぜ?」
┃*「……そうか」
┃*オレの言葉を聞いても、永瀬は表情すら
┃*変えなかった。予想はしてたけど、
┃*本当にあっさりしてて、オレのほうが
┃*戸惑うくらいで……。永瀬にとって、
┃*血の繋がりってなんだろう? ただ
┃*忌まわしいモノでしかないのか?
┃*それともそんな感情すら湧いてこない
┃*のかな……?
┃*「永瀬は自分の父親、好きだったか?」
┃*「…………他人にそういういった
┃*感情はない」
┃*他人、か……。永瀬には親子の感情は
┃*なかったんだな。相沢はただ利用出来る
┃*存在というだけで、永瀬にとっては
┃*それ以上のモノはなにも存在してねぇんだ……。
------------------------------
> 「人を好きになるって凄ぇ事だと思うよ…。
> …けど、それは理屈なんかじゃねぇ」
> …セリフとして喋らせてしまいましたね。
> しかし、原作厨とか云々とか、そういうのは
> 抜きにして、「好きとは理屈では無い」という
> “答え”は、敢えて語らずに、それぞれのキャラクターの
> 感情をぶつけ合う末にプレイヤー自身がそれを
> 見出す原作の方が、意味深い気がします。
> 口に出すと軽っぽく感じられてしまいます…。
>
> #飽く迄も個人的に。この「好き」の意味を
> #テーマとしたのはBL作品であればこそ
> #だと思っています。ぶっちゃけ、普通の
> #男女の恋愛であれば、それはごくごく
> #ありふれた事。主人公が疑問に思う事も
> #戸惑う事も無いか、もしくは少ないです。
> #…単なる、原作ファンのヨイショかも
> #しれないですけれど。
------------------------------
> 相沢が突っ込む。「だからこそ君は、
> 危険を冒してまで藤守 直を愛してきた。
> …そうだな、羽柴 空。いや、ナンバー013」
> …最終回でようやくナンバーが登場しました。
┃☆参照:
┃☆ 『3』13日目【空の真実】
┃
┃原作:MES-ID 11128
┃*「サンプルNO.013。……羽柴空
┃*といったか」
━━これが空のナンバーの登場する初出。
#原作中で登場するナンバーは次の通り
#013 空
#014 直
#017 青
> #2ちゃんねる実況板によると、「013」は
> #反転させると「Ero」になるのだとか。
> #原作プレイ中にも気付きませんでした。(^^;;;;
尚、真一朗達もかつてはサンプルであり、
また、芥もサンプルナンバーで呼ばれていた
経緯がありますが、彼らの番号は原作中では
明かにされていません。空よりも以前に最低
12人のサンプルがあったであろう事、また、
直〜青の間に2人存在したであろう事も推測
できますが…。
ところでアニメでは、相沢は次のように
言っています。━━
┃アニメ:
┃*「羽柴 空。…いや、あの頃は名前さえ
┃*無く、ナンバー013…と呼ばれていた」
━━深読みをするならば、羽柴 空という
名前は後に付けられたものだと解釈する事も
出来ます。という事は或いは、アニメ版の
空には最初から両親など存在せず、そもそもの
出生が相沢の研究所であった、というようにも
取れます。これは原作に於ける青と同じ
位置付けになります。もしかすると、青の
クローンとしての設定がアニメでは反映
出来なかった分、そこに付随する設定を空達に
充てたのかもしれません。
------------------------------
> 挑発を続ける相沢。「君はまだ私の
> 人格操作の支配を受けているのだよ…」
> そして、「確かめてみるか?」とライターの
> 火を見せる。蘇る過去。ライターの火を
> 押付けられ、髪の毛を焼かれる幼い空。
> …うゎっ、そういう虐待ですか。(汗)
> こういう場面自体は原作では描かれて
> いなかったので、局所々々はアニメの方が
> 痛い気もします。(汗) 第7話の、直の、
> 水に対するトラウマの謎もここで解けました。
条件反射の応用にも近いアニメ版の
人格操作。原作のそれは基本は薬品による
もので、相沢や、直との交わりがトリガーと
なっていました。
------------------------------
> やっと縄を解く事の出来た直は相澤に
> 殴り掛かる。ライターは飛び、先程床に
> 飛び散った薬品に引火する。火に包まれ
> 自失する空。
> …火事をラストに持ってきましたか。
> 火に対するトラウマという新規設定なりに
> 料理している感じです。ただ、最後で
> 謎を解決させただけに、やや唐突な気も
> します。
原作での火事は『3』のラスト。━━
┃☆参照:
┃☆ 『3』13日目【空の真実】
┃
┃原作:MES-ID 11183
┃*オレたちの揉み合いを見てため息を
┃*ついた藤守は、兄ちゃんの懐から
┃*取り出したオイルライターでソファに
┃*火をつけやがった。
━━ここで使われている道具がライターで
あるので、この場面を強引に挿し込んだと
いう形でしょうか。
------------------------------
> 直に声を掛けられ我に返る空。薬品爆発を
> 繰り返す部屋から手を繋ぎ合い、走り出す。
> …原作モティーフを使っていながら、
> 最早別物。結果、ありがちな展開になって
> しまったかなぁ……という印象です。
第8話で夜とらんの脱出激モティーフを
使ってしまった為に、こちらで使えなくなった、
という事なのか、それとも元から考えていた
展開なのか…。
------------------------------
> 「またと無い実験のチャンス…!」と悪笑する
> 相沢。リモコンのボタンを押すと、部屋は
> 鉄板で封鎖される。
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【不死身】
┃
┃原作:MES-ID 13483〜13489(部分引用)
┃*相沢がポケットからなにか妖しげな
┃*リモコンを取り出して、オレたちに
┃*見せてきた。
┃*「これがなにかわかるか?」
┃*オレたちに訊きながら、相沢は
┃*リモコンを操作した。その瞬間、
┃*相沢の背後の廊下が光って……。
┃*「いろいろと破壊してくれたらしいが、
┃*これだけは生きている」
┃*愉しげに言う相沢に、オレたちは
┃*一斉に構えた。あのリモコンで全部
┃*操作してんだ。相沢の指はボタンに
┃*触れたままで、オレたちが変な動きを
┃*したら、すぐにでも押せるようにしてて……。
━━相沢のリモコンは、研究所内の機器の
全てをコントロール出来るコンソールの機能を
持ちます。
「またと無い実験のチャンス」といった類の
ものは原作にはありませんが、空に投与した薬の
効果のうち、3つ目の、真一朗やその周囲の
人物を殺し自らの命も絶てという命令には、
直との交わりがトリガーとなっており━━
┃☆参照:
┃☆ 『3』13日目【空の真実】
┃
┃原作:MES-ID 11141〜11144
┃*「交わる事で生まれるある種の
┃*感情を利用させてもらったのだが……
┃*なにをしでかすかわからない分
┃*妙なスリルがあるな。感情という
┃*錯覚が時として薬を抑制させるほどの
┃*力を持つとは……なかなかおもしろい
┃*ではないか。数値では割り出せない
┃*その辺りをどう攻略するか……
┃*それを考えるだけでゾクゾクする」
━━と相沢は述べています。
------------------------------
> 残された、ただ1つの出口を求めて
> 2人は走るが、直の“足の躓き”が
> 発動し、“あの時”が再現される。相沢の
> 「離せ」という暗示。必死に発動を押さえ、
> 遂に打ち勝つ空。「今度こそしっかり掴んだぜ…、
> 安心しろ藤守、お前を置き去りになんか
> 絶対しねえよ」
> …もう一味欲しい展開ですが、この長さの
> テレビアニメでは難しいでしょうかね…。
最後の選択肢を終えても、エンドロール
までの間に相当量の文芸があるのが原作ゲーム。
これは全作を通して同様であり、ゲームとしての
選択肢はもう終っているのに幾つもの
どんでん返しが待っています。
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【不死身】
┃
┃原作:MES-ID 13459〜13472(部分引用)
┃*「おまえたちは早く地上に向かえ」
┃*「……いやだ、もう、誰も失いたく
┃*ないんだ。この数年で味わったあの
┃*空白感を誰にも味わってもらいたく
┃*ねぇんだ!」
┃*大声で叫んで、オレも兄ちゃんたちに
┃*並んだ。無理やり逃がそうとしたって、
┃*動くつもりはねぇ。だってそうだろ?
┃*助かったとしても、兄ちゃんたちが
┃*いなきゃ心から笑える日なんて来ねぇんだ。
┃*「ばーか。死ぬ為にここに来たんじゃない。
┃*みんなが幸せになる為にここにいるんだぜ?」
━━場面的には、これに相当するでしょうか。
追い付いた真一朗と七海が相沢と対峙し、
空達を先に逃がそうとするも、相沢はリモコンを
作動させ、研究所はいよいよ崩壊カウントダウンを
開始。
------------------------------
> 啖呵を切る空。「いいか、相沢! もう
> お前の言いなりなんかならねぇ!」意表を
> 突かれた面持ちの相沢。
> …自らの理論絶対主義で予測外が起きる
> 事に慣れていないのは原作同様です。
相沢の驚愕の面持ちは、『4』終盤に
1度だけ登場します。
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【不死身】
┃☆ 立ち絵CG-ID 6
┃
┃原作:MES-ID 13442〜13449(部分引用)
┃*「オレの弟を勝手に殺すなよ」
┃*声のした方を見れば、パチンコを
┃*構えた兄ちゃんが、相沢を強く睨み
┃*つけてた。オレを押さえつけてた
┃*相沢の手がふと緩んだ。そのチャンスを
┃*逃さずに、すぐに抜け出したけど、
┃*相沢はただ目の前にいる兄ちゃんだけを
┃*見つめてて……。
┃*「……真一朗」
------------------------------
> 2人を追おうとする相沢に立ち塞がる芥。
> 「そこをどけ!」「行かせませんよ」相沢から
> 目を離さず、2人に「早く行け!」と促す。
> 「あなたの実験は失敗したんです。もう
> 諦めたらどうです」「そこをどけ! …何故だ」
> 「何故かな、俺でも変わる、そんな気が
> したんです」
> …原作には無い脱眼鏡の芥。結構、美少年です。
とどのつまり、第12話最終回は、次のシーンを
順序を再構成したものと言えるでしょう。━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【まだ終わりじゃない】
┃
┃原作:MES-ID 13131〜13162(部分引用)
┃*「それにしてもまさか最後の暗示まで
┃*突破するとはな。この数日で判断能力が
┃*向上したというのか?」
┃*「知るかっ! もし、そうだとしても
┃*それは相沢、おまえに人生を狂わされた
┃*みんなの思いがそうさせたんだ。
┃*おまえが一生かかっても理解出来ない
┃*人の心がなっ!」
┃*相沢は燃えるような目でオレを睨んでた
┃*けど、それに負けない強さで怒鳴りながら
┃*突っ込んだ。
┃*「ぐ……っ……」
┃*「そんなバカげた研究の為にいったい
┃*どれだけの人が苦しんだと思ってるんだ!
┃*兄ちゃんたちやオレたち……それに
┃*自分の息子も!」
┃*「……黙れ。検体ふぜいが偉そうな
┃*口をきく……。……だが、なかなか
┃*おもしろい。その単純な思考パターンの
┃*どこに、別の個体の思考を揺り動かす
┃*力があるのか……。直ちに調べなければな」
┃*「……ざけんなっ!」
┃*自分でも意識しないうちに、相沢を
┃*殴りつけてた。これだけ言ってるのに、
┃*それでもまだそんなふざけたコトを
┃*言うつもりかよ!
┃*「人をモノ扱いしてるヤツがそんな
┃*研究したって、一生わかるもんかっ!
┃*数字なんかで割り切れないから
┃*人の心はおもしろいんじゃねぇかっ!
┃*心と心があれば通じ合えるんだぜ?!」
┃*そんな簡単なコトがわからねぇクセに、
┃*なにが教授だよっ! 言ってるうちに、
┃*どんどん悲しい気分になってきた。
┃*怒りも確かにあるけど、相沢を
┃*取り巻くなにもかもが虚しく思えて、
┃*悔しいほど悲しかった。
┃*「……いいだろう。ではおまえが
┃*言う、心というものを見せてみろ」
------------------------------
> 毛布にくるまりながら待つちび3人と学、
> そして祭。朝霧の向こうから空と直が帰ってくる。
原作では青もパチンコで参戦。祭は
地上で空達の安否と進捗を把握する
司令官役。また、廉も地上で待機、又は
学の救出に関わってきます。
------------------------------
> 真一朗の集中治療室。何かの鼓動を感ずる
> 七海がナースコールを押す。「どうした七海!?」
> 「真一朗が…」
> …しかし真一朗自身は目覚めず、最後まで
> 出番無し……。まぁ、ここで目を覚まして起上ったり
> するとベタベタな展開になってしまいますが…。
敵であれ、味方であれ、ほとんどの
キャラクターが登場して活躍、交錯するのが
原作ゲームでの研究所シーン。不良達や
桐人(アニメ不登場)まで現れます。真一朗は
いわば、実行部隊長のような役割として
活躍しました。
------------------------------
> 朝。登校を追い掛ける直。「羽柴!」振り返る
> 空に一瞬の夜の面影、そして直にも一瞬のらんを
> 見る。「…どうした?」
> …夜とらんは果たして……?
“死ぬ”事を示唆するセリフを残して手を
繋ぎ、負傷した空と直に代わって走り出す
夜とらん。この辺りは「好きしょ!(第8話) 原作比較考察(2/2)」
<d0c90h$1cnq$1@ccsf.homeunix.org>記事を
参照していただくとして━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【……生きてる……】
┃
┃原作:MES-ID 13559〜13569(部分引用)
┃*気づいた時には、オレたちは学園の
┃*玄関に呆然と佇んでて……。けど我に
┃*返った途端、すぐさま顔を見合わせた。
┃*「らんは?!」
┃*「夜は?!」
┃*「……っ……」
┃*同時に叫んだオレたちは、息を詰めて
┃*自分の中の気配を探った。そして
┃*しばらくして、気が抜けたように
┃*へなへなとその場に座り込んで……。
┃*「……生きてる……」
┃*(だってよぉ。あれくらいの演出が
┃*あればマジになるじゃん?)
┃*「なくたって、マジになってたってのっ!!」
┃*「そうだよっ!! ホントに……
┃*ホントに……心配させないでよ……」
━━というオチが脱出後に待っています。
------------------------------
> そこにはまた昔の3人の姿があった。「うるさい、
> ばか羽柴!」「藤守、祭、ちょっと待てよ!」
> エンドロール、幼少時の3人にクロスフェード。
> …あぁっ、意表を突かれた! こういう帰結ですか!
『1』「真相」,『3』「友情」「空×直」を
足して割ったという感じでしょうか。
┃☆参照:
┃☆ 『1』【掴んだその手を】
┃☆ イベントCG-ID 48
┃
┃原作:(部分引用)
┃*「羽柴っ!! 遅刻っっ!!」
┃*藤守が自分の腕時計を見てオレの
┃*腕を引っぱった。慌てて藤守の
┃*時計を見ると、どうやって見ても
┃*8時20分。マジかよ?! あと
┃*10分で授業始まっちまうって!
┃*「やべぇっ!! 走るぞ藤守っっ!!
┃*早くしろよっ!」
┃*「ちょっ……おいてかないでよぉ……」
┃*「ったく、しょうがねーなぁ!」
┃*オレの後ろを走る藤守に手を伸ばせば、
┃*もういつだって届く。だいじょうぶ。
┃*オレ達はもう大丈夫だ。らんも、藤守も
┃*……それに夜も。たぶん、これからは
┃*受け止めるコトが出来る。繋いだ手を
┃*力強く握って足を踏み出したトコから
┃*オレ達はまた始まるんだ。イチから…
┃*…これからもずっと…―――。
┃☆参照:
┃☆ 『3』数日後【明日のコトは明日考えよう】(友情End)
┃☆ イベントCG-ID 8
┃
┃原作:MES-ID 11427〜11441(部分引用)
┃*藤守もみんなにおごるのはそう悪い気は
┃*しねぇみたいで逆に嬉しそうな顔してる。
┃*「ま、しゃーねぇなっ!」
┃*「うん! たまには、ね?」
┃*「ふふ。それじゃスポンサーのお許しも
┃*出たし、海の見える公園食い倒れツアー
┃*いってみよ〜!!」
┃*「わーい。それじゃあとアメリカンドックと
┃*それからー……」
┃*「え……?」
┃*固まるオレたちを置き去りに、祭と広夢は
┃*大はしゃぎしてさっさと露店のほうへ
┃*走っていきやがったっ!
┃*「藤守っ。追いかけるぞっ!」
┃*「うん……っ!」
┃*オレたちは慌てて先を走る2人を追いかけた。
┃*だけどそれが楽しくてしょうがねー。
┃*藤守も笑ってるし、祭も広夢も笑顔だ。
┃*なんか久しぶりに普通の学生してるって
┃*感じだよなぁ。今はこの、ほんの少しの
┃*幸せを満喫しよっ!
┃☆参照:
┃☆ 『3』数日後【きらいっ!】(空×直End)
┃☆ イベントCG-ID 6
┃
┃原作:MES-ID 11427〜11441(部分引用)
┃*「藤守。おまえ顔真っ赤」
┃*「……るさい。わざわざ言うなっ」
┃*けどスゲー幸せだよな。受け容れてくれる
┃*みんながまわりにいて、それで隣には
┃*藤守がいてさ。これ以上の幸せってないと思う。
┃*オレは何気なさを装って藤守の手を握った。
┃*「なっ……。ばかっ、放せよ」
┃*「やだね。これからはこの手、もう
┃*放さないって決めたから。もう置いて
┃*いったりしねぇから。な?」
┃*「くーちゃん……」
┃*「好きだぜ。藤守」
┃*「……うん」
┃*オレの告白を藤守はスゲー照れくさそうに
┃*頷いて、おずおずと見上げてきた。繋いだ
┃*手から伝わってくる藤守のぬくもりが嬉しい。
┃*うん。オレたち、うまくやっていけるよな。
┃*これからはもうなにがあってもずっと
┃*一緒だからな!
------------------------------
> 謎の次回予告。以下、全文引用。
> 祭:「『好きしょ!』はひとまず終るけど、
> 僕達の学園なんでも屋はまだまだ続くよ!」
> 空:「あぇ〜、まーだ続くのかぁ、かったりぃ〜」
> 祭:「当然! 学園なんでも屋と僕達の
> 友情は不滅だから〜♪ そして、
> 空とナオくんの愛も永遠!…だよね?」
> 直:「まっ、祭ちゃん! 怒るよ!?」
> 祭:「とにかく、またどこかで皆と会えると
> いいね」
> 空:「観てくれてサンキュー!」
> 直:「じゃあまたね!」
> 3人:「バイバ〜イ!」
> 《おしまい》
> …エンドロール、最終回にも関わらず
> 「予告アニメーション」の項があるので
> 何かと思ったら本当にある謎の予告。(笑)
ちなみに原作「真相ルート」では、『3』の
学園なんでも屋正式発足以後、偽物騒動で即、
活動を停止させられた上、僅か10日足らずで
直の失踪により事実上の解散となります。
つまり、なんでも屋は終り、『好きしょ!』は
『4』へと続く…。アニメとは逆ですね。
> 総合評価。
> 最終回でどのように纏めるのかと思って
> いましたが、原作モティーフを使いつつ、
> まったくの別物として帰結した感じがします。
> これが良いか悪いかは、人によって大きく
> 評価の分かれる処でしょうが、リアレンジ
> 自体は、原作厨から離れれば、まずまずだと
> 思います。ただし、それでも急展開以降の
> 流れが急ぎ過ぎであった為、強引であった
> 印象は否定できません。
> 原作「友情End」のような形で終らせ、
> エンドロールのイラストに帰結させるのは
> 予想外。第1話でこれが『1』の「友情End」と
> 『3』の昔の写真であった事に気付いて
> いたのだから、勘が良ければその帰結は
> 読めていても良かったかも…?
> 個人的には原作の“12億円”こそ、アニメ前半の
> ドタバタに合っている気がするので、これで
> シメて貰いたかったですが、…こういう終り方も
> アリかなぁ…とも。
原作では研究所は学園の地下にあり、爆薬で
学園校舎を破壊した上、更に相沢の自爆工作により
研究所も崩壊し、空と直には校舎の修理請求
12億円の負債が残るというオチ。━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』その後【ホワイト フラワー】
┃
┃原作:MES-ID 14276〜14295(部分引用)
┃*「当分はゆっくり出来るハズだったん
┃*だけどなぁ……? おらおら。おまえら、
┃*キビキビ働いて来いっ!」
┃*言いながら兄ちゃんがビシッと突きつけたのは、
┃*調査依頼の 指令書だった。
┃*「え……えぇ……?!」
┃*「いってらっしゃい! 借金返済の為に
┃*がんばってね!!」
┃*くっそぉ、みんなしてオレたちを送りだそうと
┃*しやがって〜!! 絶対におもしろがってん
┃*だろ?! そうかよ、そう来たか……。
┃*借金返済の為には、のんびりしてる暇はないって?
┃*「行くぞ、藤守っ!!」
┃*「ちょっ……待ってよ、羽柴っ!!」
┃*よしよし、やっぱ家族よりパートナーだよな?
┃*ここにいる誰より、オレが一番だもんな!
┃*にしても、先はまだまだ長いってかぁ?
━━「まーだ続くのかぁ、かったりぃ〜」どころの
騒ぎではありませんね。(^^;;;;
> 全体を通しての総合評価。
> 5段階評価で3だと思います。初の
> 18禁BLゲーが原作の地上波アニメ作品としては
> よく頑張った方では無いでしょうかね。
> ただ、満点には程遠いです。かといって、
> 劣悪という訳でも無い。伏線を張り捲った
> 4部作の原作をテレビアニメにするのに、
> 1クールはあまりにも短過ぎたのでしょう。
> 長期シリーズとして組むか、1クールに
> するならば冒頭から本編シリアスに絞って
> 進めるか、或いは広夢や416といった
> 小ネタのみを摘んで行くシリーズにするか、
> そうした判断が求められたかもしれません。
> 勿論、その結果出てくるであろう批判も
> 否定は出来ないでしょうが、本作は
> 手幅を広げ過ぎた結果、中途半端の
> どっちつかずな作品になってしまったように
> 思われます。
> 不良達を登場させる反面、クリスや
> 桐人は登場しない、うめちゃんは登場しても
> 喋らない等の問題もありましたし。
> これは確かに『好きしょ!』だとは
> 思う。でも、矛盾しているようですが、
> 同時にこれが『好きしょ!』だとは
> 思って欲しくない自分がいます。それは
> たぶん、どのアニメ作品でも言える事かも
> しれませんが、世間的によりマイナーであり、
> 恐らくはアニメを通じてしか『行きしょ!』を
> 知り得なかった人が多かろう事に、より強く、
> そう感じます。
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I 加藤 義啓 katoocom@eos.dricas.com I
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