飯塚(東京都)です。

"Shiro" <h9shiro@tky2.3web.ne.jp> wrote in message
news:cjq01c$13ps$1@usj.3web.ne.jp...

> >> >>◎佐々木支隊について
> >> >> 佐々木支隊は歩兵38連隊と歩兵33連隊から成ります。従って
> >> >>佐々木支隊と歩兵38連隊・歩兵33連隊を同列に並べるのは変
> >> >>です。
> >> >> ◎部隊      殺害数      範疇
> >> >>  1中隊  1300      投降捕虜殺戮
> >> >>  部隊が「1中隊」となっていますが、この「1中隊」は歩兵33連
> >> >>隊の部隊つまり佐々木支隊の部隊です。佐々木支隊の部隊を
> >> >>別立てで数えるのは水増しだと思います。
> >> >
> >> > これは記述がありますね。
> >> >
> >> >「後にいたりて知るところによりて、佐々木部隊だけで処理せしもの
> >> >約一万五千、大平門(太平門)における守備の一中隊長が処理せし
> >> >もの約一三○○、その仙鶴門付近に集結したるもの約七、八千人、
> >> >これを片づくるには相当大なる壕を要し、なかなか見当たらず、一
> >> >案としては百、二百に分割したる後、適当のヶ処(箇処)に誘きて
> >> >処理する予定なり」
> >> >(中島十六師団長日記」』中央公論社1984.12.25)
> >> >
> >> > 読めばわかるとおり、佐々木部隊と1中隊を並列で書いてる。
> >> > だから、数字が組み入れられてることは考えなくてよい。
> >>
> >>  総数と内訳を書いてるので、並列と見做すのは水増しです。
> >
> > 調べたけど、秦氏を筆頭にこの記述を「総数」と「内訳」
> >だと結論している研究者みつかりませんでした。
> > これはShiroさんが「思う」だけですか? それとも根拠
> >があるんですか?
> > 知っての通り、私は「またShiroさんが嘘をつくんじゃないだろうか」
> >とビクビクしてるので、主張するときは根拠を示してください。
>
>  調べたけど、秦氏がこの記述を「並列」だと結論していませんでした。
>  これは飯塚さんが「思う」だけですか? それとも誰かが「並列」だと
> 結論しているんですか?

 笠原十九司氏の「南京事件」に、両部隊の記述をそれぞれ
捕虜殺害の証拠として上げています。(155p)
 また最後の一覧表で、この殺害者数をそれぞれ記述してい
ます。(225p)
 で、あなたの根拠は?


> >> > 次に大平門・仙鶴門の守備を命じられていた両部隊に対して、
> >> >38連隊は堯化門の守備から長江へ、33連隊は下関から長江
> >> >の掃討を行っている。
> >> > 命令が違うから戦闘詳報が出ているわけで、佐々木部隊の
> >> >数に組み入れられていることは考えなくてよい。
> >>
> >>  その戦闘詳報は紹介しないのですか。
> >
> >歩兵38連隊戦闘詳報
> >前衛命令 12月13日午後7時 於 下関
> >一、敗残の敵は尚付近に徘徊す
> >     〜略〜
> >(五)戦闘後における彼我の形成の概要
> >敵の敗残兵の一部は南京城内に在るものの如く大部は下関に
> >圧迫したる。敵は其の退路を失し我に殲滅せられたるも極少数
> >の敵は揚子江を浦江に渡河して敗走せるが如し。下関に圧迫せ
> >し敵は少なくとも二万を下らざるが如し。(南京戦史資料集P586) 
>
>  大平門守備を命じられていた「1中隊」は歩兵33連隊の部隊な
> ので、歩兵38連隊戦闘詳報を紹介しても無意味です。

 33連隊は既に記述しています。


> >> >>◎部隊      殺害数      範疇
> >> >> 歩兵38連隊  5000〜6000  長江渡江中殺戮
> >> >> 歩兵33連隊  約2000   〃
> >> >> 範疇が「長江渡江中殺戮」となっていますが、移動中の敵部隊を
> >> >> 攻撃する事を虐殺とするのは水増しだと思います。
> >> >
> >> > 戦闘詳報に
> >> >「午後三時三十分、前衛の先頭下関に達し、前面の敵情を捜索せし結
> >> >果、揚子江上には無数の敗残兵、舟筏その他あらゆる浮物を利用し、
> >> >江を覆いて流下しつつあるを発見す。すなわち連隊は前衛および速射
> >> >砲を江岸に展開し、江上の敵を猛射すること二時間、殲滅せし敵二千
> >> >を下らざるものと判断す」(南京事件関係資料集2)
> >> >
> >> > 既に「敗残兵」と自分で書いてる敵を攻撃してますね。
> >>
> >>  範疇が「長江渡江中殺戮」となっていますが、敗残兵であっても移
> >> 動中の敵部隊を攻撃する事を虐殺とするのは水増しだと思います。
> >
> > で、「敗残兵の殺傷が国際法違反でない」というなら、「陸戦の法
> >規慣例に関する規則」第二章の各規定に反しない根拠を述べてくだ
> >さい。
>
>  国際法違反かどうかについて言うなら「敗残兵であっても移動中の
> 敵部隊を攻撃する事は国際法違反でない」となります。

 根拠を提示してください。


>  なお「陸戦の法規慣例に関する規則」
http://members.at.infoseek.co.jp/NankingMassacre/sougou/ko_hou/rikusen_k.html
> には「敗残兵」と言う言葉がありません。「敗残兵」と言う言葉がある『「陸
> 戦の法規慣例に関する規則」第二章の各規定』を教えて下さい。

 敗残兵の扱いに関しては、第二款の禁止事項に反しない理由を
述べてくださいと訂正します。


> >> >> 佐々木支隊 一万数千 敗残兵殺戮
> >> >> 範疇が「敗残兵殺戮」となっていますが、佐々木回想録では「こ
> >> >> の日我支隊の作戦区域内に遺棄された敵屍一万数千」です。
> >> >> どの様に死んだかを無視して敵屍を全て虐殺とするのは水増
> >> >> しだと思います。
> >> >
> >> > どんな状態だったかは、「中島十六師団長日記」にあります。
> >> >
> >> >「だいたい捕虜はせぬ方針なれば、片端よりこれを片づくることとな
> >> >したる(れ)ども、千、五千、一万の群集となればこれが武装を解除
> >> >することすらできず、ただ彼らがまったく戦意を失い、ぞろぞろ付い
> >> >てくるから安全なるものの、これがいったん掻擾(騒擾)せば、始末
> >> >にこまるので、部隊をトラックにて増派して監視と誘導に任じ、十三
> >> >日夕はトラックの大活躍を要したり」
> >> >「中島十六師団長日記」(中央公論社1984.12.25)
> >> >
> >> > 最後に「13日夕」と日にちが入ってますね。
> >> > 内容を見ればわかるとおり、既に戦闘は終わり、投降兵の処分
> >> >になっています。
> >>
> >>  佐々木回想録の「敵屍一万数千」と「中島十六師団長日記」のこの
> >> 部分はどうつながるのですか。
> >
> > 失礼。
> > 私が指摘したのは、「佐々木部隊だけで処理せしもの約一万五千」
> >の記述に対応するものです。
>
>  「中島十六師団長日記」の「佐々木部隊だけで処理せしもの約一万
> 五千」と佐々木回想録の「この日我支隊の作戦区域内に遺棄された
> 敵屍一万数千」が対応すると言う事は、「どの様に死んだかを無視し
> て敵屍を全て虐殺とするのは水増しだと思います」が成り立つと言う
> 事です。

 なぜ?
 戦意を失い、ぞろぞろついてくる捕虜を殺せば、虐殺でしょうが。
 どのように死んだかは、トラックで紫金山に運んで殺したことが、
わかってるでしょうが。

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 東京都 飯塚顕充