石原@ザ・ランスです。

In article <cjtr2i$ie8$1@bluegill.lbm.go.jp>, toda@lbm.go.jp says...
>
>現実に大気や海洋や湖沼で起こっている現象が説明できません。
>それよりも何桁も大きな「粘性」を仮定せねばならないのです。
>当然、分子粘性とはメカニズムが全く違うものと考えられるわけで、
>「渦粘性」とか「乱流粘性」とか呼ばれており、

一般的な流体の現象を説明するときに分子粘性が効いて来ないのはたしかにそのとおりです。
で、乱流粘性になるわけですが、その乱流のエネルギーというのは
一般流から(摩擦などにより)与えられて、大きなスケールから徐々に
小さなスケールへと移行する。大きな渦が分裂して徐々に小さな渦になるってことですね。
そして最終的には分子粘性によって熱になる。
その熱は放射として宇宙空間に消え去るわけです。
今は短い時間スケールでの運動はあまり重要じゃなくて、むしろこの全過程を考えるべきだろう。
そのときキーポイントはやはり分子粘性じゃないでしょうか?

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 石原 幸男
<Yukio Ishihara of theR.A.N.S.>
 ishihara@y.email.ne.jp
 http://www.nn.iij4u.or.jp/~therans/
黍粥は塩に椰子油にサザエ・イソノ祝う隣で虚仮にするまで(詠み人しらず)