てつたろです。

"Okamoto Yuuji" <okamotoy@mx36.tiki.ne.jp> wrote in message
news:chrqf4$30o1$1@nntp.tiki.ne.jp...
>  岡本@松山 です.

お疲れさまです。

> ----------------------------------------------------------------------
> In article <3990487news.pl@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp>,
kono@ie.u-ryukyu.ac.jp says...

> >検査すれば100%見つかるとか、抜き取り検査では見逃す確率が100%
> >とか思っているのかなぁ。ひっかかっているだけだと思う。
> >
>  じゃぁ,ナゼ引っかかるか妄想してみましょう.
>
>    陰性牛の内,BSE牛の確率  :a
>    未検査牛の内,BSE牛の確率 :b
>    出荷総数の内,未検査牛の率 :x
>
>    出荷総数の内,BSE牛にあたる確率(日本) :n
>    出荷総数の内,BSE牛にあたる確率(米国) :u
> としましょう.
>
>       n = a
>       u = (1-x)a + bx
>
> で,  u-n = (1-x)a + bx - a
>      = (b-a)x
> となります.

実際の問題は「BSE牛を食べること」ではなく、
「変異性クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)を
発症し死亡すること」です。
ですから、更に「BSE牛を食べた時にvCJDが
発症する確率」をかける必要があります。
(発症したら確実に死ぬので両者の確率は
イコールです)
これは、「食べた部位(ゼラチンのような加工
品も含む)」「食べた時の年齢(子供の方が
異常プリオンを吸収する確率が高い)」など
に依っても変動します。

いずれにせよ、結果は上記より明らかに低い
確率になります。

しかしここでもう一つ考慮しなければならない
ものがあります。
それは、「牛肉を食べることで得られる価値」
(この場合、「米国産牛肉」と限定すべきで
しょうか)と「vCJDによって痴呆症状を起こし、
死亡することで失う価値」です。

これらの価値を事象の発生率にかけた「期待
値」で判断すべきでしょう。

得られる価値は「米国産牛肉の美味しさ(?)」
と「安さ(結果として得られる国産牛の価格
安定)」だと思われます。
私は「米牛が美味い」とは特に思わないので
前者にはメリットを感じませんが、「安さと
価格安定」はそれなりのメリットを感じます。

ただし、「痴呆症状」と「死亡」のデメリット
は極めて大きなものです。
特に「痴呆症状」は周囲への影響も考慮しな
ければなりません。
家族がいれば自分だけではなく家族が罹患した
時のことも考えるでしょう。
(n人家族で家族の誰かが罹患する確率は個人
が罹患する確率の大凡n倍)
(子供には自分の場合の何十倍もの重み付け
をします)

検査を行わず輸入再開した場合、「罹患する
可能性の増加」はほんの僅かかもしれません。
しかし、上記のデメリットを掛け合わせた時
の期待値は「価格安定」の期待値より遥かに
大きいと、私は主観的判断をしています。

尤も、上記のメリット・デメリットの重みは、
前述の通り判断する人の主観や立場によって
変化します。
また、現状"a","b"の数値も不明(BSEを100%
検出できない以上当然)ですから、abの差が
小さいと思えば期待値も又変わってきます。

おそらく河野さんは私やikkouさん、txmさん
よりもメリットの比重が重く、デメリットの
比重が軽いのでしょう。

20ヶ月以下でもBSE感染を100%検出可能な検査
方法の確立が待たれるところです。
(そうすれば全頭検査の意味も増すというもの
ですし)

>    国産(=陰性)・米国産(陰性)・米国産(未検査)
> を分けて売ればいいと思います.(豪産も同様で...)

現状としては最も多くの人に受け入れられ
やすい案だと思います。
基本的に私も賛成です。
ついでに月齢の表示も希望します。
(外国産だけじゃなく国産も含めて)

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