自己フォロー。

MARUYAMA Masayuki wrote:
>   言葉が入れ替わっていますが、「違反と認めた」のか「違反では
> ない」のか、どちらでしょうか?

  これ、主語が何であるかで意味が変わってきますね。

  で、私は当初、「違反と認めた」「○○と言う」の主語
は「相撲協会」だと思って読んでましたが、裁判所と思って
読むこともできると、今頃気付きました。そして「裁判所」
を主語にして読むと、意味が通る。

  その上で書き直します。

>  (a1)"違反してます"と言う
>  (a2)"違反してません"と言う
>  (a3)"違反してます"とも"違反してません"とも言わない
>  (b1)賠償させる
>  (b2)賠償させない
>
>  (a1)はモンクなく違反ですね.((b2)だったとしても)

  異存ありません。

>  (a2)の場合,違反じゃないですよね.

  そう言う可能性は0に等しいと考えていますが、仮にそう
言ったとしたら、無論、その通りです。

>  (a3)かつ(b1)であれば疑わしいと言えるかも.
> 
>  (a3)かつ(b2)はどうでしょうか. 違反とは考えないですよね.

  (a3)についての私の見解は、先の記事と同様です。沈黙は
肯定でも否定でもない。

  理由は何であれ、裁判所は「判断をしなかった」、あるい
は「判断はしたけど、何らかの理由で発表しなかった」だけ
で、表立っては「法に反している」とも「反していない」とも
確定していません。

  前後の事情を無視して、純粋に(a3)かつ(b1)であった場合、
(a3)の裏に含まれる裁判所の見解は
        ・分煙について努力はしていたが(違反していない)、
         残念ながら被害は生じてしまった(賠償させる)
かもしれないし、
        ・分煙なんか端からやっておらず(違反している)、
         被害が生じた(賠償させる)
かもしれないし、
        ・健康増進法には改善命令等、強制力をもった措置
         の規定がないのだから、ここで判断しても仕方ない
         (違反とも違反でないとも言わない)が、被害は生じ
         た(賠償させる)
かもしれません。どれでも有り得ます。
#  賠償が生じない場合も同様。


  なので、その辺はあんまり気にしてもしょうがないと思い
ます。

-- 
MARUYAMA Masayuki@DTI
#  主語がもっと別の物だったら指摘して下さい。